NO17 袖平山、北尾根ー(前編)

2005,3,14  単独  トップ

永年俺を想い悩ませてきた「袖平山、北尾根」。今日完結編となりそうだ。
丹沢が好きで何回も行く人なら誰でも「姫次」から「蛭ヶ岳」は知っている。
「神ノ川ヒュッテ」から「姫次」の「東海自然歩道」も知っている。
「姫次」の西側に「袖平山」という山があることを知っているだろう。
しかし、「袖平山」頂上は登山道から1〜2分笹の中を分け入らなければならない。
ここはどっちに行くにも長いコースの中間。時間が5分でも惜しい所だ。
かなり昔からここの登山道の所にポールとテーブルがあって一息入れたのだ。
そして大分離れてそそり立つ「蛭ヶ岳」に想い、また、その西側に離れて
立派な山体の「檜洞丸」を見て感慨に浸るのだ。
昔から地図を見ると「袖平山」の頂上から北へ伸びる尾根に黒の破線の
コースが書いてある。目に止まっても「こんなコース誰が行くもんか…」と
思っていた。ところが近年「ようこそ!山へ!」のご指導によりあちこち
行かれる様になった。そして念願だったこれもその内の一つのコース。
今日3回目の挑戦で踏破出来る事になりそうだ。「ワクワク、ルンルン…」


今日で3回目のP.出発7時。天気良し。冷気がビシッとしている。いいぞ‥。今日こそ完結編となりそうだ。 1回目に取ったルートへ進み林道にある「←袖平山」に今日は従わずに直進する。直ぐに道は無くなり小沢を進む。「これが良いだろう」という尾根に取り付く。
フミアト、テープなし。杭がたまにある。古いシカサクが2回あった。ひたすら上へ‥。ここ一番急なところ。 登った距離、経過した時間からして尾根は近いと感じる頃傾斜も緩くなった。1ラウンドの終了だ。この取付が一番苦しく辛い。
尾根上の「←東野」の案内の裏に出た。時刻は9時。すでにここで2時間か‥。まだ時間はタップリあるぞ。1回目の時の雪がウソみたいだ。 雪が多くなってきた。
尾根を進む途中のいろんな場面もあるのだがコース長いので省略。前回来れなかったガレ上の展望地に来た。「ヤッタネー!素晴しい!」。S−OKさん私もこの景色見れましたよ。嬉しいです‥。 これは反対側のキビガラ山。
古いトレースの上に新雪が積もっている。ここはブナの尾根。赤松の尾根、アセビの尾根、カラマツの尾根と樹相が変わる。 頂上直前の急登。「東野」の看板だ直ぐ上は頂上だ。
頂上の一角にこの看板。 このマークはその尾根の入口。S−OKさんの言われる「袖平、北西尾根」だ。これじゃーいつでも
「S(ugu)ーOK!」だね。
(スミマセン)
「ヤッタナー、遂にやったなー」。 雪を纏った冬の丹沢は凛々しい。
北アルプスのようだ。

  素晴しい光景だ。

山へ登る事の最大の喜びだ。
自慢の「富士山」が少し隠れているのが残念。

(後編)  姫次ー黍殻山ー北尾根下降ー登山口