(後編) 黍殻山ー北尾根下降
              ( キビ ガラ ヤマ )

頂上より西側の展望をタップリ楽しんだ。
パンとオムスビのランチも取った。時刻は11時半。
今日は時間にも余裕があり嬉しい。登りながら考えた下降のコース
もう心は決まった。それは表題のコースだ。
「師」の辿られたルートを只コピーするだけでは
進歩もなければだらしも無い。俺がまだ通過していない部分の
「黍殻避難小屋」と「黍殻山」を見る事が出来る。
この「北尾根」上部はいいとしても下部に至れば
かなりショッパイ部分も出て来るだろう。しかし俺の方は
戦闘体勢はバッチリだ。ワクワク、ドキドキで行きましょう。

正しいルート、「東海自然歩道」に出た。ベンチと標識のところから見る立派な「蛭ヶ岳」。 これは「檜洞丸」と奥に「同角ノ頭」
「姫次」だ。テーブル
は雪の下。
「榛ノ木丸」入口は流石にトレースナシ。林道も通行止だしね。
愛しい「丹沢三峰」だ。 「八丁坂ノ頭」から「青根」に下る尾根コースの分岐点。
前回「釜立沢」より登って来て此処で尾根と合流した所。大ザックを担いだ若者3人組と行き交う。 「勇者」だ。彼らを見るのは嬉しい。 初めてお目にかかります。「黍殻避難小屋」。小屋の手前は広い窪んだ空き地となっている。
小屋の内部。キレイになっている。いずれ来たいものだ。 小屋から登山道に戻り少し東へ進む。直ぐに道は黍殻山を巻いてゆく。道と離れ尾根通しに登っていく。雨量計と送信アンテナの施設がある。
前の写真の直ぐ脇に手製の山頂表示板。 「黍殻山、1272M」 山頂から北西方向に伸びる尾根。「水源の森」の赤帽杭が「どうぞ…」とばかりに並んで打ってある。「サア、お楽しみ‥レッツ、ゴー」。
雪が消えてきた。仕事道がある。赤松の心地良い尾根を下っていく。 右、奥は「大室山」左の山が「袖平山」そして登った長い尾根。
尾根分岐、左だナ。 マーク、仕事道。こんなに楽でいいのかなー。
又、分岐。ここも左へ。 急降下の連続だった尾根に上向きに小ピークがある。ここで左手に仕事道は巻いていく。俺もそれに乗る。
左下には「釜立沢」が見えている。道は電光形に下ったりトラバースしたりして高度を落としていく。道不明の所もある。その時は構わず降下を続ける。 沢に降り立ちました。特にショッパくも無く…。こんなに楽で「エエンダロウカ‥」
少し下ったらこんな道も下りています。 沢沿いの下降は雪と潅木で歩きにくい。道全く不明。沢を渡り左岸の杉林へと入る。地形からして左へ巻き下れば必ず林道に当たるはず‥。
「ヤッタネー!当りましたよー!」
「八丁坂ノ頭」に至る登山口です。2回目の時、深雪の中あそこから一周したのだ。 林道も下に下って来た。「東野」バス停へ2キロの標識。ここからショートカットして車へ後5分だ。
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