続編98・青宇治橋ー松小屋ノ頭 
 2020、12、20  単独  続編トップへ  index

本日のスペシャル 

S1  地図の上では松小屋ノ頭(903m)はここのようである。

S2 V尾根下降中。下降は初なのでド緊張している。 

ガーミン軌跡が不都合により手書きにしました。 
 12月の20日である。明日は冬至だよ! フラフラ遊んでいる場合じゃないのだろうが、
丹沢の冬場は稼ぎ時なのはご承知の通りである。
この界隈も夏場は奴らの巣窟。今は大手を振って歩けるというものだ。
前回では下降で自信が無く金山沢左岸へと下り、急下降と尾根不明で冷や汗かいた。
その悔しさを払うべく今日は青藤沢の方から逆に登ることにした。
過去に2回下ってはいるが、2回ともメチャクチャであった。(これがまた楽しい!)

1 元金沢キャンプ場。ゲートがあるので
右手の階段上がって迂回ルートで先へ下りる。

2 かっては人気もあったコースだが
今はね~。(止めた方がいいかも知れない) 
ゲートには歩行者すらダメよと書いてあり、しかも警察云々とかの文字も・・。
色んな立場の人がいて、事故防止とかもあるから仕方がないか。(通過は自己責任でね) 
2についても一言云いたいが登山道整備もされていて「ありがとうございます」の心である。
しかし、沢の中は荒れ放題、急傾斜の危険地(ロープもあるが)は危険には違いない。
 
3 右岸の径路は概ね良好。
 
4 この高い堰堤までだね。
 
5 4の直ぐ先から径路は沢の中へ・・。
 
6 オレは5から尾根へと取り付く。
以前からだが沢の中の径路は出水の度に荒れてしまい径路は良く変わった。
今は先の台風後か、荒れたままである。(知らない人が行けば道はどこだ?と探すだろう) 

7 取り付きは植林だったが直ぐに自然林に変わって、写真の様にかなりの急傾斜を登るのであった。
覚悟の上の挑戦だったので驚かない。登る右手には枯沢がありその右岸尾根を登る形であった。
所々で踏み跡を感じたが赤帽黒杭を見て納得。しかし命懸けの様な傾斜だよ・・。驚き!。
辛うじて守備範囲だったので慎重に登攀したのである。 
 
8 登る右手の枯沢への落ち込み。

9 目を上げると844mの稜線。 
 
10 やや傾斜が緩み窯跡あり。
 
11 植林地となり左手に尾根が見える。
 
12 右側の立木の方向へ登って行くが
尾根が丸く広がり逆は分かり難いだろう。 
上左側の写真は過去の記録471山行のものである。場面は尾根分岐の最後の場面。
上から下りて来てこの尾根に乗るのは凄い事だと今改めて思う。
この時の先導はEAさん、shiroさん、YAMさんでありオレはビリをヨタヨタ付いて行くだけだった。 
 
13 →の方から登って来ている。

14 13から真西方向に進む形で登って来て、これからは北西に登る事になる。(地図参照) 
 
15 14の広場の後ろへ上がれば後は一本道。

16 前回左へ下降して行った。 
今回の山遊びはここで終了にしてもいい位なんだが、やはりそうはいかない。
第二の課題は松小屋ノ頭を巻いている登山道から以前登った537山行の逆で下降をしたいのだ。 

17 ここがこの尾根の中心地ではなかろうか。前回では倒木の広場と紹介している。 
 
18 左手に本間ノ頭南東尾根が立派だ。

19 ここも負けずに美尾根だよ。 
 
20 巻道の登山道を横断して稜線のピークへ。

21 903mピークに着く。(こりゃ~ケモノの集会場だね)

22 これは素晴らしい!。右から27号鉄塔-844mピーク-28号鉄塔。滅多に見ない角度だね。 
 
23 登山道を踏み外し急斜面目がけて・・。
 
24 おお~!結構続くネ。

25 名付けて「第二・カバの原」  山中に珍しい光景の場所を発見すると堪らなく嬉しい。
 
26 いよいよ植林地に入る。
 
27 沢に下り、振り返り見る。
 
28 下りた沢から左岸側を見ると径路が読める。
 
29 登山道の道標に出てメデタシ!
あとがき  標高が何百メートルのある山中であり、その尾根や沢に繋がる急傾斜地は一つの秘境と思う。
登山道であっても止む無くそこを通るしかないとなれば、強引にでも径路を開き通過をしてゆく。
スケールは小さくてもその秘境を徘徊するのは命懸けであり、愚かな行為ではある。
Vルート探索という病気に嵌った輩は幕引きの時がくるまでやりぬくしかないのである。 
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