続編67・魚止橋ー白馬尾根ー鬼ヶ岩ノ頭(ピストン) 
2019、5、8  単独  続編トップへ   

本日のスペシャル 

S1 正面中央は臼ヶ岳その後ろ左手のトンガリは同角ノ頭、右手やや離れて檜洞丸。 

S2 こちらは左手高いのが丹沢山。ここは鬼ヶ岩ノ頭で右手の稜線先に棚沢ノ頭。

大まかな本日のルート。(手書きにて不正確) 
 世の中時は移り、年号が平成から令和へと変わった。
日々の生活に変化があるわけではないが、長い目で見た生涯にはやはり大きな変化だろう。
後期高齢者のオレではあるが、ここ一番奮発して丹沢1600mの稜線に上がる事にした。
丹沢主脈縦走路は関東近辺では類を見ないような大展望が俯瞰できるのである。
 
1 造林小屋手前の鞍部でゼフィルスさんとサプライズ!

2 ゼフィルスさんに先導して貰った。
 水平経路の終盤にいつもの難所がある。前回もビビリながらなんとか渡ったが出来れば止めたい処だ。
ゼフィルスさんも危険と判断して下さり、ロープで下に下りて通過したのである。

3 ゼフィルスさんと雷平までご一緒だ~。うれしいね~。(^^)v
優しいゼフィルスさんは、このノロマなオジイサンに雷平までお付き合い下さったのです。
ゼフィルスさんは早戸大滝と原小屋沢の滝を撮影に来たと仰った。。 

4 白馬尾根の入り口などと案内はナシ。 
 
5 渋い植林地へ入って行く‥。

6  手入れがされ林内は明るい。

7 アレッ分岐だ!。ここは右手へ‥。 
 今は登り始めたばっかりですが、下山路でいい加減に歩いていたら登路と違う方に進み焦ったのでした。
そして出て来たのが7写真の左手の道だったのです。最初に左手に行くとえらく損をしますよ!。
オレの場合は正解の右へ進んだからまだ良かった。そして下山の楽ちんな時に他の景色も
見られたのだからマンズ、ラッキーであった。しかし距離はかなりあり、登路には無かった小沢の横断まで
あるのだから内心は焦ったね!。当然チョンボGPSも登場したよ。(現在地、スマホに写った)
家に帰って東丹沢詳細図(守屋さんの)を見たら7写真の場所が「分岐」として載っていました。

8 あれは榛ノ木丸。中央の尾根は市原新道のある尾根だね。 

9 植林が切れてくれば終わりは近い。

10 この場面となれば植林は終了。
 白馬尾根の近況であるが、ここ何年もサボっていて特に植林地内の経路(仕事道)は歩いていない。
過去に2~3回は登下降しているのだが古い話で、現況はすっかり変わっていた。
仕事道としてあったのだが大きく掘れている場所や急登をまともに登ったりで嫌な道だった、
今の仕事道はまだ新しい。足の負担の軽減を図るために大きくジグザクを切ってある。
ジグザグをじれったい‥、とショートカットするとたかが1~2mの高さでもドドッと足は疲れるのだ。
これを大きなジグザグを歩いていくと、足の負担は何も感じないのである。

11 当コースの泣き所はここと、その上のヤブ漕ぎ。 

12  しかし高度は上がり振り返ればこの展望。
 11写真の悪場とその上のブッシュ帯は距離は短いので我慢が出来る。
そしてその後は別世界のブナ美林と大展望広がる白馬の馬型の真っ只中‥。

13 これよりブナ美林の始まりよ。 

14 左手に続くブッシュ帯を避けてブナ林を進む。 
 
15 遂に白馬馬型の広大なカヤの原に進む。

16 昔は植生保護柵は一切ナシ‥。今は随分増えてアチコチ柵だらけ。 
 
17 あれが丹沢山。この場所からシカ柵の間を向うに進めば魔法のロープなんだが‥。
昔のV探索時代を思い出すな~‥。

18 さて後ろや横はともかく、前方はまだ距離と標高を残しているのだ。(標高差あと200mある)
稜線直前まで同じ様な光景の中を進む。足元にはバイケイソウの緑が鮮やかであり、
キクザキイチゲの薄紫や白花も咲いている。マメザクラも今が盛り‥。 

19 マメザクラ。 
 
20 キクザキイチゲ。

21 さぁ~来たぞ‥。 この柵の間を上がれば稜線だよ。

22 上がった場所の直ぐお隣りには主峰の蛭ヶ岳‥。 

23 上の写真の右手に目を移せば、姫次-黍殻山-焼山と続く丹沢主脈だね。 

24 素晴らしい‥。 令和元年の幕開けですよ。(八日目ですが) 

25 鬼ヶ岩ノ頭はどこがピークか分からない平坦なピークである。しかし1608mは立派だね。 
あとがき
標高1500mを越える丹沢主脈縦走路はどこから上がるにせよ(オレにとっては)超苦しい。(ヘロヘロ)
今日、当初の予定では市原新道を上がり、白馬尾根の下降であったのだ‥。
今の自分の力量を知ってオレとしては、白馬尾根を上がって上で時間と体力に相談すればよい‥、にした。
稜線に上がった時間は12:05であり、尾根取りつきが8:40であるから約3時間30分である。
当然の事ながら自重してピストンで降りる事にした。 
稜線から下降開始が12:20で雷平のシカ柵出口が14:30。2時間10分である。
魚止橋の車に15:40に着き上等であった。(3:20)
これを欲張って丹沢山~三峰回りにしたらどうなるか‥。
暗くなるまでには車に着くだろうが、立ち直れない位の超ボロボロに違いない。
向うに行かなくてよかったね~‥。