NO、549 寄大橋ーカヤノキ棚沢右岸尾根 ー鉄砲沢
2016、5、3 EAさんとコラボ トップへ  

 本日のスペシャル

S1 カヤノキ棚沢ノ頭からカヤノキ棚沢右岸尾根を下降中。
唯一ここの鞍部状が開けたブナ林の休憩適地。
  
S2 林道から入渓して二番目の堰堤なのだが、左側に昔あった細木など
今はナシ! 見た目は簡単そうだがそうではない‥。

S2 鉄砲沢は美渓谷である。 フェルトの赤石はピタッと岩を捉えて安心だ。

ロガー軌跡。 寄大橋への登山道はカットした。 
最近カヤノキダナ山稜を訪問していなく、GWでもあり丁度いい。
おバカなコースだがEAさんのお付き合いを頂き、ルンルンのパトロールである。 
今回はカヤノキダナ山稜のパトロールもそうだが、主たる目的は
鉄砲沢の沢登りなのだ。(以前NO112で遡行した事がある)

 
1 地獄ザレに来た。

2 気持ちよい登山道。 

3 雨山峠が近くなるとこの沢の分岐点。 

4  3を右手に入り小沢を緩く上がる。
 
5 後は雨山峠、先はカヤノキダナ沢ノ頭。
この極上の雰囲気は素晴らしい!

6 前回に続き、今回もコイワカガミに
当った。うれしいね〜。 

7 下降点だが以前あった目印の岩は
ボロボロになって根本が僅かにあるだけ。 

8 立派な径路である。しかし部分的に
径路は分るだけで直ぐに不明になる。 
カヤノキダナ山稜北面に遊ぶのは痛快でありハラ・ドキもあって楽しい。
しかし、寄大橋から鍋割峠など稜線に乗るまでの往復はかなりの肉体的、時間的に負担である。 
チョンボが得意なワレだがコレだけはどうにもならない‥。(泣き言か?)
玄倉へ回り込み、ユーシンへ玄倉林道を歩く手もあるのだが、長駆の迂回が許せないのだ。
今回、寄大橋出発が7時半。カヤノキダナ沢ノ頭着が10時20分であった。
ワレとしては上出来でEAさんの引っ張りがあればこそだろう。
写真8から下りた鞍部が9写真である。右手にはうっすらと径路痕が見えるが
これが古の鍋割歩道と呼ばれる径路らしい。

9 鞍部は昔の径路が横断していたようだ。 

10 この辺のV尾根はアセビジャングルが普通。 

11 ご覧下さい! まさかのシロヤシオでありました。 
(山ヤの中でも花好きの山ヤは山中で出合う花に感動し、喜ぶ)
 
12 尾根は右へ、左へ分岐しながら下へ伸びる。

13 分りますか〜。 クマちゃんの子育てベット! 
 
14 白ザレの急傾斜ヤセ尾根もある。

15 尾根分岐を誤ればまず崖か滝に当る! 
 
16 先端に着いた。

→ 17 踏跡が急斜面に下りていて、
木の根、立木を利用してちゃんと
下りれるようになっている。

無事に下りて取り合えず
前半の終了である。(^^)v (11:50)
 

18 林道から鉄砲沢に入り、最初の堰堤を右から越え、少し河原を歩くと
この2番目の堰堤に当る。 
  ←参考写真
NO112.2007、8 の同じ堰堤の様子だ。
左手に立木がある。あれを伝って上がった。

それが今は何もナシ‥。
ワレのピッケルの出番がようやく来たのである。
ここと、この先でも活躍してくれた。(^^)v

一歩の足場、一個の手がかり‥。
それを得る事が如何に重要か‥。
やはり病気の人にしか分らないだろうか。

19 さて堰堤は越えたが次にはこれなのだ。深い!腰まで潜る‥。
こういう落ちても死なないのは特に楽しいのだ。
頭を捻り、通過をするが種明かしはしないよ〜。(笑) 
 
20 ナメ滝はフリクションでOKよ。

21 美渓谷。 

 22 ここが鉄砲沢の一番の見所ではあるまいか‥。ワクワク・ルンルンである。
(この谷間を見てよそへ行くのではありません。この谷間を自分の足で歩いて登るのです!)
 
23 落ちないで下さいよ〜!(冷たいッスから〜)

24 クリヤーしてホッと一息。 

25 この滝の直登はちょっと無理。巻き進むがピッケルも活躍した。(逆に見ている)
(右岸のホールド・スタンスは僅かで心細い。こんな時一歩の確実スタンスは最高である)

26 ホレボレするナメの美渓谷である。
 
27 全然標高を稼がない! 
 
28 おお、二俣か?と思わせるも、違った。
 
29 ナメ床をピチャピチャ‥。

30 可愛い小滝を越えると‥。 

31 更に美しいナメ床である。 

32 そして緩い段々滝。

33 そしてその中央は台地になっており昔作業小屋があったようである。
台地で何回か休憩していて懐かしいところなのだ。沢遡行としては終了なので
相談の上、右俣から良い子コースで戻る事にした。(良い子だから当然だね)
 
34 径路痕を感じさせる窪みを上がる。

35 そして鞍部へ‥。 
あとがき  35で終わってしまったが、往路の写真9の鞍部なのだ。
後はいつもの通勤路?なので省略とさせていただきます。(寄大橋16:40着)
頂稜河川名称図とエアリアの名称が違っている場合がある。
カヤノキ棚沢と名無し沢がそうなのだ。
普段は邪魔なピッケルだが、何回かコレに救われた体験がある。
今回も出番がある可能性が十分あるので担いでいった。
そして2回も出番があり救われたのである。
邪魔だとか、面倒臭い、格好悪いとかを云ってはいけない。
コイワカガミ、ツルシロカネソウ、シロヤシオに会えたのは収穫であった。 
丹沢山塊の大して広くない山域であっても、その領域別の特色があり面白い。
カヤノキダナ山稜北面は白ザレの尾根と谷が入り乱れ、わけが分らなくなる
大変面白い領域だと思うのだ。しかし急峻な白ザレの谷間へ滑落したら只では済まない。
安易に初級者が入り込んだら地獄を見ることになるだろう。(だめよ〜、だめだめ!)
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