NO472 榛ノ木丸ー(直線的に)蛭ヶ岳ー白馬尾根 |
2014、10、19 5名コラボ トップへ |
本日のスペシャル |
S1 榛ノ木丸に上がった後、今いるここは何故かカヤノ沢!? |
S2 次に今、下の沢は原小屋沢であり、また右岸の尾根へ上がっていく…。 |
S3 そしてここはご存知“絶景”ではあるが崩壊地横の階段地獄である。 |
ロガー軌跡である。 榛ノ木丸から見る蛭ヶ岳は南西方向に遙かに遠い。 行くとすれば普通には姫次に行き、地蔵平を経て蛭ヶ岳に登る。 三角形の二辺を一辺で済ます事が出来れば“ヤッタネ!”になるというものだ。(^^)v |
丹沢の主峰である「 蛭ヶ岳」頂上近辺からの眺望は最高にすばらしい・・。 しかしその景色を拝みに行くにはいずれから登っても難行苦行をこなさねばならない。 何とか楽をしてこれをやれないか・・と頭をひねる輩がいたという・・。 しかも早戸川の増水した川を渡らないで行きたいというのだ。 カサギ沢、カヤノ沢、原小屋沢、又兵衛沢とそこそこ歩けば 勝手に地図上に道を書き、自分専用の「道」を作りたくなるというものだ! 強力な援護を獲得した今回、遂に決行することになったのだ。 お天気はまたとない快晴である。 早い日暮れの時間と競争しながらなので帰路は覚悟を決めて 早戸川を渡渉する白馬尾根を選択した。 |
1 本間橋の指定席。7:30出発だ。 |
2 造林小屋には向わず、伝道沢沿いに上がる。 |
3 トレラン尾根だが植林は終わり綺麗な尾根だ。 |
4 西側に崩壊地のへりがある。ここ好展望。 |
5 南西方向に見える高いピークは蛭ヶ岳だ。 まだ遙かに遠い・・。 |
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6 長い登りをこなして榛ノ木丸に着く。(9:50) |
7 北西に進んで崩壊地上の細尾根。 |
8 YAMさんが立つ小ピークは我らには 重要なJ(ジャンクション)ピークだ。 |
9 8で南西に進路を取り下った鞍部。 右手にほんの少しでカサギ沢に下りる。 |
解説1 当初立案の時は白馬尾根を上がり、鬼ヶ岩を経て蛭ヶ岳に登る積りだった。 いかし考えている内に早戸川の渡渉3回をどうするのだ・・が気になった。 我らの頭に靴を両方(水陸)持ち、履き替えるなんて絶対にない・・。 しょっぱなの渡渉でのグショグショ足では終日気分が悪いというものだ。 魚止橋から見る早戸川・・。全員“絶句”で「こりゃ〜だめだ・・」。 ハンパナイ水量なのである。(堰堤下には飛沫が舞い上がっている) 「逆コースもアリかもです」とお知らせはしておいたので皆「即・決定」 原小屋沢、カサギ沢辺りは我らには「お庭」である。 今年の5月(447山行)でここを通過して行ったのだ。 |
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10 カサギ沢に降り立ち下流へ少し進めば・・。 |
11 カヤノ沢と出合ってこちらはカヤノ沢。 |
12 11から直ぐに右岸尾根への登りを探す。 |
13 同じような尾根があり、迷うもコレでイッカー・・。 |
14 なかなかベリグーな尾根である。 |
15 ゆったりした鞍部まであった! |
16 勿論こんな渋い登りもあるよ。 |
17 「え〜、なにこれ・・」の広々台地に上がった。 |
解説2 上記の場面はカヤノ沢から原小屋沢へと尾根を越える仕事?の登り場面である。 以前から原小屋沢を遡行するとカサギ沢出合のポイントに着き一服したものだ。 そしてVルート先駆者のS-OK師の記録を読んだ駆け出し探検家は 原小屋沢・カサギ沢界尾根へと取り付き、1380mピークを経て姫次へと進んだのだ。 V探検の病気が嵩じた輩は縦方向だけでなく、横方向にも歩を進める事になる。 正に今回の行いはその典型ではなかろうか・・。 |
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18 上がった尾根。向こうへ進めば1380mへ。 |
19 反対にこちらは原小屋沢方向へ。 |
20 方向を確認して原小屋沢への下降に入る。 |
21 よい雰囲気であり、ルンルン・・。 |
解説3 今回の山行の核心はこの場面である。 ルート図と写真を添える。 |
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22 本日の核心部はほぼ終了したのだ。 ・・というのはここは原小屋沢上流域なのである。 左手の下流へ進めばガータゴヤの滝に至り、右手に進めば原小屋平へと至る。 (下流側へ少し進んだら又兵衛沢の出合いがあり、現在地を確認した) |
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23 22の反対側。右手の先端は急なので 中央の小沢へ下りて出て来た。 |
24 原小屋沢上流を見た場面。 これから左手の尾根に上がり登山道を目指す。 |
25 悪い子二人組みはそんなとこツマンナイ!と いう事を聞かず、悪場を求めて先へ進む! |
26 ワレはこんな尾根においでよ・・と呼ばれたら メロメロで「ハイ〜ッ!」とばかりに登って行く・・。 |
参考写真である。 上は原小屋沢右岸尾根に取り付いて登っていくところ。(26写真の場所)) |
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27 上がった尾根は原小屋沢・又兵衛沢の界尾根である。 極上の雰囲気にうっとり・・するのだ。 これがVルート探検の醍醐味でもある。 |
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28 悪い子二人組を休憩しながら少し待つ。 |
参考写真。 今回のメンバーです。(h-mさんより) |
29 登山道に近づいたら保護柵だらけに。 |
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30 遂に登山道に合流である。(12:15) |
31 辺りはかなりの紅葉である。 |
32 そうそう・・、みなさんよい子の顔になり登山道を進むのです! しかし、ヘルメット、沢靴、スパッツ・・と異様な出で立ち!? (30写真の所ではすれ違ったハイカーに、呆れ顔でシゲシゲ、シゲシゲと見られたのでした) |
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33 中央辺りが姫次で左のモッコリは袖平山かな。 |
34 おお、あのトンガリは檜洞丸に違いない。 (中央右手のピーク) |
35 崩壊地に挟まれた尾根の上。 |
36 そして北の肩休憩所。 |
37 蛭ヶ岳山頂。(13:20) 今日はAYさんがご一緒である。術後の蛭ヶ岳は初めての登頂とか・・。 ヘロジイのワレはともかく、AYさんの足取りは乱れない・・。 ご本人は2時に頂上と仰っていたがワレは13:30と思っていた。 すばらしい・・。 しかもあんなVルートでなのだから! AYさん、完全復帰本当におめでとうございます。(^^)v |
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38 丹沢主脈を名乗るこの稜線は天下一品である。 南ア、北アの稜線に勝るとも劣らない(?)とワレは胸を張って思うのだ。 |
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あとがき 下降路の鬼ヶ岩ノ頭から白馬尾根。そして雷平、本間橋はよい子の道・・。 何回揚げても仕方がありませんので今回省きます。 参考であるが、早戸川歩道の第一渡渉点である。 やはり水量多く膝上10センチ位の深さがあった。(h-mさん画像) 我らには平気であっても山慣れしていない人には恐怖だと思う。 (車に帰着は16:30であり、厚木の街に近づく頃はヘッドライトでありました) EAさん、YAMさん、h-mさん、AYさん 今回もおバカ山行にお付き合い下さり誠にありがとうございました。 これに懲りずまたよろしくお願いいたします・・。 |
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