NO435 春ノ木丸 (深雪踏み抜き山行)
 2014、2、23 単独  トップへ  

 本日のスペシャル
 
スノーシューの踏跡に乗りながら苦行の歩行なのだ。
(この後、スノーシューのカップルはUターン! その後は真っさら)
 
ここは春ノ木丸北尾根(仮)にある散策道?がビジターセンターの方に
下降を始める分岐点の休憩所である。
ロガー軌跡である。 
この軌跡を見ただけで判断すれば「ナニコレ!」である。
2014年の2月は2回の大雪に見舞われた。
14日(金)の雪は神奈川県の平野部にしてみれば
何十年ぶりとかの大雪のようである。
(実際自分が神奈川に移り住んで53年経つが記憶の中では始めての気がする)
1週間が経った今でも住宅地の日影には残雪がたっぷりある。
七沢、煤ヶ谷、宮ヶ瀬と進むにつれ残雪の多さに驚くのだ。
山遊び、パトロール・・、行きたくても駐車場所も儘ならない。
しかもツボ足ラッセルの苦しみは良く知っている・・。
恥ずかしくて「コラボお願いします・・」とはいえず、一人
様子見がてらの「宮ヶ瀬探索」にしたのでありました。

 
1、本当は宮ヶ瀬尾根をやりたいがこの状態!
 
2、小中沢駐車場前のゲートだ。
 
3、ゲートを真ん中から楽に乗り越える。
 
4、僅かにトレースあり。
 
5、今まで付いていたスノーシューのトレースの
お二人さんがバックー!してしまわれた。(泣?)
 
6、既にトレースなし・・。ズボズボの踏み抜き
歩行である。(チョンボせよ・・の囁きが)
解説1 今日はどこをどう歩けるのか全く不明で出て来ているのだ。
家には「宮ヶ瀬〜御殿森ノ頭〜高畑山」と書いて置いてきた。
正直、湖岸道路(早戸川林道の一部かな)を深雪踏み抜きで歩き始めた時は、
即敗退にしようかな・・も頭をよぎったが、それではいくらなんでも「俺の山紀行」の名が廃る。
勝手知ったる我がお庭・・、せめて春ノ木丸でも攻略しなければ・・と転進したのでした。
6の写真は尾根取り付きには容易な所ではある。(実際には簡単ではない!) 
 
7、取り付いた尾根を登る途中・・。
 
8、登り着いた尾根先端部から湖と林道が。
 
9、深雪である。
 
10、振り返ると虹の大橋が見えた。
解説2 急傾斜地(そんなに急でなくても)深雪の登りで足元潜ったらどうなるか・・。
目の前に雪の壁状態・・となるのだ。ルートを見極め、足場を決めながらの歩行である。
9の尾根歩きになってから10歩中、2〜3歩が踏み抜き・・であった。
今日はストックにリングの傘をつけてある。もっともこれがなかったら即刻敗退だった。
(ストックに体重を分散させ踏み抜きをしないように慎重に歩くのだ・・)
尾根に上がれば風が抜け、大半雪も無いだろう・・、では無かった!(50〜70センチ)
尾根上の雪を見て「思惑が外れた」のにガックリ! 春ノ木丸まで大分あるよ・・。(泣) 
地図の上では僅かな距離でも一歩、一歩の苦行ではなかなか捗らない。
 
11、春ノ木丸北尾根(仮)の本尾根に乗った。
 
12、高畑山と本間ノ頭方面である。
 
13、風がいかにも抜けそうな所。
今日始めて雪の無い部分だ。
 
14、踏み抜けばこれである。
 
15、周遊散策路が尾根からの下降点である。ここは休憩所でありベンチが
2基ある。内心ここで下りたくも、ここで下りる訳にはいかない・・。
 
16、やれうれしや・・! 雪のない部分が。
 
17、ダム湖が見えた。
 
18、春ノ木丸のピークである。ベンチには
てんこ盛り(50センチ)の雪。トレースなし。
 
19、下っていくとトレース出現!
さっき「バンッ!」の猟師のものだ。
 
20、北面の吹き溜まりは深い・・。
 
21、ここも同じく。(トレースに救われた)
 
22、春ノ木トンネル上。
 
23、2名の猟師さんを追い越し
駐車場に出ました。
あとがき 今回の山遊びは何だったのか・・?と考えた時、「宮ヶ瀬でもこんな大雪の時が
過去にあったんだよ・・」ということになるだろう。
普通にはスノーシュー、ワカンの歩行が当り前である。
M−K、ドジ踏んで入院した時『危なそうな山道具』 を廃棄されてしまった。
今回の雪で慌てて購入を目論んだが間に合わなかったのです。
しかし、こんな大雪は本当に稀にみるものでいつもあるものではない。
深雪の踏み抜き歩き(ズボズボ潜りながらの歩行)は初めから分っている事なので、
足の対策はバッチリしておいた。ストックのリングもしかりである。
15の写真の横にトップ2枚目のベンチがありラーメンランチにした。
もがきの雪山歩行はこれまた楽しいものである。
神奈川の宮ヶ瀬で深雪の踏み抜き歩行は良い記念になるだろう。
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