NO405 塩水橋ーキュウハ沢ー(エンジン探索)
 2013、7、28 EAさん、ardbegさん、YAMさんとコラボ トップへ 

本日のスペシャル 
 
エンジン発見である。流木と大岩が被っていたのだ。
 
巨木(左端の)とEAさん背中にある大岩をどかした。
そして地道に作業を続け、遂に以前と同様に姿を現したのである。
(M−Kはこのエンジンを初めて見るのだが、先人の写真を見ると正にこれである)
 
ardbegさんの確保の下、M−Kが念願だったキュウハ沢ゴルジュの
F1を上がっているのだ・・。感動である。(EAさんご提供)
 
「オオッ!なんて素晴らしい写真なんだ!」
M−K人生の中で最高傑作の一枚でなかろうか。(EAさんより)
巷の学校類は夏休みに入ったらしい。
連日の猛暑の中、我等は活動を停止する訳にはいかない。
塩水橋に車を置き、本谷林道を歩けばキュウハ沢出合に至る。
沢志向の人には欠かせない一本の沢に違いない。
尾根志向や初級沢志向には入りたくても入れない沢なのだ。
という事は難度の高い滝場の通過が控えているからである。
M−Kも入口辺りをウロウロと何回もやった。
しかし自力ではいかんせん手が出ないのだ。
ardbegさんと皆さんの援護の下、遂にキュウハのゴルジュを突破
したのです。(やはりM−Kには確保が必要だった)
キュウハ沢のエンジンについて今更語るに及ばない。
上のエンジンが埋もれたらしく不明になったと聞いている。
イガイガさんの記述をよく読めば奥のゴルジュ2段8mの滝下が
ポイントなのが分かる。探索しながら歩く我等は遂にそれを発見した。
その埋もれた姿は「どうにもならない姿」であり、我等はそのまま
立ち去る訳にはいかなかったのだ・・。無論全員一致で。

 
1、塩水橋P出発だ。(7:50)
 
2、途中省略してキュウハ沢堰堤越え。
 
3、いつもの下のエンジンにお参り。
 
4、左手に小沢の流入を見て、ゴルジュに入る。
 
5、F1に取り付き登るardbegさん。
(ホールド細かく、上に抜ける処は丸く恐い。M−Kは
確保無ければ上で動けなくなるだろう)
 
6、ardbegさんのリード、確保があるから登れる。
(イガイガさんの手引書もしっかりメモして持っている!)
 
7、6写真の背後にF2があり・・。

8、深い釜、瀑音、壁にたじろぐところだが
メモ通りに勇気を奮って釜奥に浸かって
進む。(自分は撮れなかったが最後は頭から
シャワーを浴びるのだ!) 

水流右手を登るのはメモの通り
全く簡単だった。予備知識が無ければこの釜を
進むルートは取れないかも知れない。
 
挿入A、7の写真の奥を上がっているM−K(ardbegさんより)
 
9、続く滑滝を楽しみながら進み・・。

10、倒木が邪魔しているが更にナメ滝だ。 

挿入B、写真9はF2に続くF3だ 。細木を掴み、一瞬の負荷を
かけて右足を一段上に上げるのだ。(ardbegさんより)
 
11、ゴルジュ最後の滝のようである。
 
12、深い! とんでもなく深いのだ・・。
 
挿入C、この滝壺はF4の滝壺である。とても深く3m以上あるだろう。
スペシャル写真の2枚目と同じ滝壺であれは右手の岩から飛んだものだ。
この滝壺の右岸へよじ登って巻くのが13の写真である。(ardbegさんより)
解説1、写真4〜12までがキュウハ沢のゴルジュ帯であり、沢登りの上級者のリードが 
無ければ一般者や初級者には通過が出来ない。(登山装備では不可と思う)
ゴルジュの右岸側には巻道があって、今までM−Kは専らそちらであった。
今日、初のゴルジュ帯突破なのである。
12の滝壺は深く、この絶好なプールを見逃す我等では無い!
早速ドボン大会が始まったのでありました。
 
13、12の滝左側を巻き登ったところ。
 
14、手沢(4町4反ノ沢)の出合である。
 
15、大滝下まで行き、修行の足りない人が修行に入った!
 
16、大滝を巻き、沢に戻ったところ。
 
17、長閑なゴーロ歩きと小滝で楽しい。
 
18、前方に滝が見えて来た。
解説2、大滝で修行の後、手沢の堰堤上に戻り、竜ヶ馬場への尾根を少し登る。
右手下に見える沢へ泥面の傾斜地に付けられた踏跡に乗り降りていく。
17〜18の間に危険個所は無く、上のエンジンが何処かにないかと探しながら歩く。
18写真の奥に見える滝が2段8mの滝(メモより)のようだ。
とすればエンジンは近いぞ・・。 そしてヒントのワンカップが河原の左端にあり、
その場所の河原中央に錆びたエンジンの軸部が10センチ見えたのでありました。
大岩と巨木の倒木(幹部)が被り、普通には分からないところだ。
我等はそれを探しているから分かったのである。
我等はその置かれた状況が余りに無惨であるので 納得が出来ない・・。
誰からともなく「やりますか・・」で始まってしまったのでした。
 
19、この大石が乗っていて、次写真の丸太も
被るように乗っていたのをどかした。
 
20、左の木をテコに利用したから出来たので
ある。これが無かったらどかせなかっただろう。
 
21、単独や二人では成す術もないだろうが
我等は4人である。
 
22、トップの再掲であるがここまでで作業は
終わりとし、合掌してお別れとした。(13:00)
 
23、先に見える2段8mの滝より上流は
次の楽しみに回し、今日はこれで戻る事にした。
 
24、サクサクと沢を下降していく。往路の
ゴルジュ帯は巻道を利用した。
あとがき 
キュウハ沢踏破!の夢実現に向かっての入渓ではあったが、我等は地元のV探検隊で
あるのでパトロール的要素も十分含まれているのである。
キュウハ沢ゴルジュは沢志向の人達にはそこそこ名が通っている処だ。
ardbegさんのリードの下、M−Kは初踏破が出来て誠にうれしい限りである。
相変わらずのドボン大会も楽しかったし、今回は滝に打たれる修行もした。
上の(奥の)エンジンの探索も予定に入っていたので探しながら上がって行った。
前記述の通り、発見と掘り出し・・で時間と体力を消耗した。
今日の谷間は少し寒い様な時もあった。
陽光もあまりささない日であり、濡れた身体で発掘していたら寒くなってしまった。
我等はまたいつでも来れる身である。この上流は又の楽しみにしましょう・・で
終わりにしたのでした。
イガイガさんの記録「キュウハ沢再訪」はM−Kにとっての手引書である。
M−Kの難度の高い沢遡行は大半イガイガさん記録の刺激によるものなのだ。
実際にイガイガさんに連れていって貰った沢が何本もあるのだから・・。
キュウハ沢のエンジン」でぐぐっていたらこれに当った。
思わず唸る記録である。どうか見ていただきたい。
リードのardbegさんに感謝するものであります。
今回は3回もお助けロープを出して貰ったのでした。
同行EAさんの記録「EAの丹沢山行記」もご覧いただきたい。
動画も入って誠に綺麗なのであります。
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