NO395 大滝峠ー奥野歩道ー信玄平 
2013、5、4 6名にてコラボ  トップへ 
 告! これは救いようのない熱狂者の行いであり
普通の人がやるべきではありません。径路崩壊し今回無事に
通過出来た個所も次はナイかも知れません。

本日のスペシャル 
 
「旧東海自然歩道=奥野歩道」、今や歩く人はいないのではなかろうか。
(ardbegさん画像より)
 
M−Kが滑落していく図・・、のようではあるがそうではない!
高等戦略であり、敢えてザレに身を乗り入れ、あの場所の斜め
後ろに移動してこちらに脱出するのである。(失敗は許されない!)
(レガーさん画像より)
ロガー軌跡 
 今日のコラボメンバーはAYさん、レガーさん、EAさん、YAMさん、
ardbegさんである。旧東海自然歩道は「奥野歩道」と呼ばれているよう
だが、既に廃道となった今は歩く人もいないようだ。
丹沢Vルート探検家の記録で見た事は何回もあったが、M−Kには
「縁の無い処」として無視をしていたのでした。(危険だから!)
ところが縁あってお知り合いになった人から「ホレホレ・・」と突かれれば
M−Kも奮起一番「ヤルッキャナイ!」となった次第です。
(・・というのはoousoで自らお願いします・・と云っているのです)
トップに告!で書いた通り、数ヶ所は危険状態であった。
場数を踏んで「難所通過」を体験していればこそ・・の通過でした。
記録としてUPこそ致しますが、コピー等は不可とお考え下さい。
当探検隊はあちらから、こちらから・・と、この周辺を歩いています。
AYさんは東から、EAさんは西からと踏破されているのに加え、
いつでも上下に逃げる手段を持っているからこそ・・の行動です。

 
1、大滝橋入った林道奥のP。(7:20)
 
2、大滝峠上の登山道から一段南に下った廃道入口。
(9:20)
 
3、早々にこれに当り、突っ張ってクリヤー。
 
4、こんな道が続けばいいのだが・・。
 
5、沢源頭部の横断個所に来ると問題があり・・。
 
6、尾根を回り込むトラバースは問題なし。
解説1、山中の尾根、沢、径路の類は刻々変化しているのは周知の事である。
前回問題なく通過出来ても、今回も同じ様に 通過出来るとは全く限らないのだ。
傾斜が緩いトラバースの部分は崩落がそうは起きないので4や、6の写真のように
楽しく歩け、急傾斜地や沢源頭部に至ると崩落が必ずあるので安全な通過はない。
 
7、NO384山行で下って行った尾根に到達。
(10:00)
 
8、ここは大きな崩壊地の上であり、水晶沢を挟んで
対岸が良く見えるのだ。(向こうの中腹をトラバースして進む)
 
9、崩壊地のヘリを径路は下るが危なっかしい。
 
10、降り立った水晶沢。
解説2、今回の廃道は山の中腹標高950〜1000m辺りを巻き進む道である。
この径路の大滝峠〜信玄平間はセギノ沢、水晶沢、戸沢、赤沢と流れ下っており、
各支流を合わせたらその源頭部横断は10ヶ所では利かない。
この記録でそれらの場面を全て表示する訳にはいかない。
トップの場面や、各写真がそれらの代表である。 
 
11、朽ちた階段もある。
 
12、枯笹が煩くなって来たぞ・・。
(既にダニエル君達はいっぱいつく。トップのレガーさん大変!)
 
13、ヤブが切れてホッとする癒しの場面。
 
14、レガーさんが「ミッケー!」
「AYさんがミヤマハコベではないか・・」 そう思う。
 
15、ここは戸沢にかかる滝であり、以前NO227山行の時、巻いて降りた
場面で同じ場所に立ったのである。(今我等が辿って来た道をその時確認していた)(11:00)
 
16、戸沢の滝から僅かに上流へ、これを上がる。
 
17、大きな尾根を巻き進むがかなりのヤブ・・。
 
18、危なっかしいぞ・・。ここはジャンプ一番アリ!
 
19、いよいよ赤沢の領域に入ったようだぞ。12:15
解説3、赤沢の上流部は三俣に分かれていて、径路はその3本を渡りながら進む。
19の写真はその一番右手の沢である。 
笹を掻い潜りながら進み、21写真の中俣に出る。
更に15分進んで左俣の写真22に着く。
写真23の地点は227山行の時、ここから沢を上がって城ヶ尾峠に
抜けたのでした。 懐かしい・・。(あの時はshiroさん、堰堤博士がいてヤブを漕いだなぁ)
 
20、中俣へ向かうがここの笹は元気なのだ。
 
21、朽ちた道標があり、中俣に着く。(12:25)
 
22、ここは左俣に着いたところ。
中俣の21写真から15分、左俣に着く。
 
23、YAMさん提案にて、道標の指し示す
方角だけでも正しましょう・・となった。(12:45)
 
24、AYさんの話で後半最後に難所がある・・。
そこに来たようですよ!(レガーさん画像より)
 
25、トップ2枚目の写真でM−Kがズリ落ちて
いく場面である。(写真では恐怖に感じないが・・)
 
26、後は信玄平まで最後のトラバース。
 
27、まだあった少々恐いところ。
 
28、遂に踏破したぞ! AYさんありがとう
ございました。(^^)v ここは信玄平。(13:35)
 
29、城ヶ尾峠である。(14:20)
車に着くのは18時位だろうなぁ・・。
あとがき  29からは誰もが承知の登山道と初級のVルート。
UPはここで終了として、後におまけのアルバムで少し付けたいと思います。
とにかく云える事は奥野歩道を踏破しようと思わないで下さい。 
AYさん、EAさんの踏破済みのお方が径路の荒れように驚いておられました。
今回我等が通過出来た地点での足がかり、手がかりが次回には無いでしょう。
崩壊地を目の前にしての巻き敢行は困難を極めます。
尾根を下ったり、沢を遡行して来るか、下降して径路に到達してから部分的に
径路を楽しむのなら可と思いますが、全踏破は止められた方が無難です。
参照 EAの丹沢山行記 レガーの秘境探訪
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A AYさんにいつもご馳走になるフルーツ!
 
B 畦ヶ丸まで来たぞ・・。(結構苦しかったナァ〜)
 
C KAZESAYAGE/3号に紹介した鬼石沢左岸尾根。
 
D 中央に見えるピークは弥七沢ノ頭かな。
 
E 地獄棚に続く細尾根を渡る登山道。
 
F お疲れ様でした。ありがとうございました。
時既に17:50。10時間30分の歩行だったのです。