NO386 小川谷ーワナバノ頭西面の尾根 
 2013、3、3 ardbegさんとコラボ  トップへ  

本日のスペシャル 
 
ワナバ沢右岸への取り付きである。白ザレだ・・、転落は許されない。
 
標高800m近く、ずっと傾斜は変わらない。
 
白ザレのピーク(俗称)手前からほぼ西側に鞍部を隔てて二つのピークが
あり、尾根から外れたそのピークは秘境の中にあるのだ。当探検隊は
遂に当地を探索する事になった。 ardbegさん、美岩の上でしばし瞑想・・。
 
小川谷は左右が大半切り立った断崖であり、その渓谷美は丹沢一だろう。
その渓谷は小川谷廊下の名称で沢登りの人達に愛されているところだ。
丹沢Vルート探検隊としては小川谷廊下の遡行のみならず、右岸・左岸の
登攀可能な尾根の探索にも力を入れなければならない。
以前コラボの時、下山路にワナバノ頭西面の沢を選んで敢行したが、
滝に阻まれて左岸側へトラバースして逃げ、辛うじて小川谷へ降りた。
本日のルートは前述部分のリベンジというか、あの辺りの探索を
したいのである。とにかく全域が白ザレの地帯であり、特殊な景観であった。 

 
1、中ノ沢経路のパトロール?である。(ホントか
ウソか知らねど、形ではそうなる)
 ここの崩壊は通過が怖いぞ!
細ロープあれど、う〜ん行きたくない・・。852m尾根の先である。
 
2、当隊は852mピークの方に用はない。
本命はこちらなんであるから・・。(アレッ!)
 
3、小川谷を飛び石で渡り、ワナバ沢に進む。
 
4、直ぐに尾根に取り付こうにも不可!
 
5、トップの所から取り付き慎重に登る。
 
6、地形図見ても傾斜は緩まない。
 
7、御料林径路に合流後、直ぐにワナバノ頭へ
上がる分岐点。ご多分に漏れず今やここも笹が無い。
 
8、7からここまで平坦で細長い頂上を進み、
倒木のここに至る。(ランチタイムだ)
 
9、ランチ後、白ザレのピーク西側の未踏ピークの
探索に出発である。大タル丸(左)と女郎小屋ノ頭。
 
10、尾根通しの道はここで右へ曲がるが、
探索は左手の鞍部へ。
 
11、一つ目のピークを通過中。
 
12、二つ目ピークへの手前鞍部。
 
13、二つ目のピークだ
 
14、辺りの探索をしていると・・。
 
15、巨岩があり、爺さんが休んでいる・・の場面となったのです。
 解説 ワナバノ頭〜白ザレのピーク〜大タル丸は同角尾根下部の一部である。
今日遊んでいるのはそのまた一部であり、一つ目ピーク、二つ目ピークと呼んでいるのは、
白ザレピークの西側から稜線を外れて、人が入り込む筈の無い秘境の領域なのだ。
ここは以前Vの大先輩が徘徊された記録を我等は知っている。
ようやく我等にも出番は廻ってきたのである。
NO312tetu先生ご指導の下、お○カなコラボを楽しんだのであった。
10の写真、鞍部を左へ下降したのであり、沢下降途中から尾根に逃げて白ザレ斜面の
必死の下降は正に今日の登りの場面なのである。
 
16、15の写真はこの巨岩の上なのだ。
 
17、芋ノ沢ノ頭の径路から県民の森が見える。
 
18、御料林径路とはいえ、今は歩かれていない。
 
19、白ザレ尾根の下降である。
 
20、どこを歩いても下れば径路に当る。
 
21、遂に径路が河原へと降りていく。
 
22、ヤッタネ! 無事の生還である。
 
23、最後の一仕事を忘れていた!
あとがき 
雪が張り付く傾斜地は地面の様子が分からないので恐い場合もある。 
積雪多くすっぽり地表を覆い固く締まっていてくれれば最高だ。
今回は雪が解け、晴れの日の後で乾いているのが分かっているから安心なのである。 
沢遊びにはまだ早いし、小川谷廊下を遡行するわけにはいかない。
しかし冬枯れの季節の山は、山遊びには最高であるのだ。
若葉が開き、景色を隠し、邪魔な奴らが出て来るまでは我等は忙しい・・。
ワナバノ頭西面。芋ノ沢ノ頭から向かう時、尾根筋に付けられた御料林径路の跡に
感動したものである。ワナバノ頭へ上がる直前、径路は東へ振って去って行く。
その少し手前、西面の斜面にトラバースしていく径路跡を感じ、
これを追って、西面へ探検してみたいな〜と実際、昔から思っていたのである。
危険があるかも知れない地域への探検は単独では恐い。
今回はardbegさんがコラボして下さり、誠にありがたかった。
白ザレのピーク西に連なる名無しのピークはV探検を目指す者には放っておけない場所である。
NO312の時は鞍部に下りていながら目の前にある一のピークに上がらずじまいだったのだ。
今回はワナバノ頭を終着点に取ってあるので心おきなく探索が出来た。
二のピークへ行き、周囲も探索し、美岩の発見もあった。収穫である。
芋ノ沢ノ頭からの御料林径路の下降は以前から分かり難いものであったが、
更に径路は不明であり、シカ柵が阻み、尾根は分かれ、熟知した者でなければ下降は不可である。
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左手の先に見える植林ピークは芋ノ沢ノ頭である。ワナバ沢を隔ててこちら側の
尾根を登ったのだ。急傾斜の連続で大変疲れる・・。(ardbegさん撮影)