NO384 セギノ沢右岸尾根ー屏風岩山
 2013、2、17 4名にてコラボ トップへ 

 本日のスペシャル
 
ステタロー沢の沢沿いに登山道を良い子で上がって行ったら
なんと、新設ハイウェイが・・! (後ろ向きで進入し)登り着いた
1064m(NO9・ニカニカ集会)。 アァァァ・・!柵が。(涙)
 
セギノ沢右岸尾根に突入だ・・!
 
屏風岩山北側、1010m圏の西尾根上部である。開けた明るい
ブナ林にうっとり・・である。 (日当たり良く雪が無い)
 
セギノ沢は一般的には知られていないところである。
沢登りに適した美渓谷でも無く、ゴーロ歩きの渋い沢なのだ。
古くは大滝峠〜地蔵平は径路があったらしい。
M−Kは旧径路マニアではないのでそれはさておくが、
右岸尾根(北側にある水晶沢との界尾根)は長く立派な?尾根である。
尾根に興味のあるM−Kとしてはこの尾根を未踏にしておく訳には
いかない。しかしヤブあり、分岐あり、進路を誤れば沢へは崖で
降りられなくなる・・となれば、当然「AYさんお願いします・・」になる。
ardbegさん、山猫さんがコラボ参加して下さり、M−Kとしては
また大安心のV尾根探検となったのでありました。
 
1、大滝橋から上がり、ゲートも更に上がってP。
 
2、登山道の途中は省略して、ここは雨棚上。
 
3、一軒家避難小屋に着く。
 
4、ステタロー沢を上がって来たら
いけないものが目に飛び込んで来た!
 
5、大規模に土留工や植生保護柵が・・。
 
6、1064mはトップの写真の通りである。
解説1 久しぶりの大滝沢コースで楽しい。鬼石沢で避難小屋手前の場所だが、道と沢の間に
生えていた立木が無残に沢へと倒れていた。
ステタロー沢から上がったハイウェイ(メチャクチャの勝手な名づけ)は優秀である。
1064mへはこれがメインストリートになりそうだ・・。(丹沢パトロール隊の)
1064mから登山道へ向かうまでもハイウェイは続き、かってのアセビジャングルや笹尾根へ
直登せず、南西側へトラバースして進み、小尾根を上がって笹尾根の上部で終わった。(写真6) 
石柱の立つ登山道まで少し笹を分けて進む部分は残っている。
 
7、左手のヤブから登山道に出たところ。
 
8、7から登山道を北へ40m標高を上げて
ここから目的の尾根へ突入だ。
 
9、雪フミも心地よく快適である。
 
10、平坦地を進む場面も多い。
 
11、右下は水晶沢の上部だ。足元は崩壊地で右下に古い径路が降りている。
対岸の尾根に微かに径路の延長が読み取れる。
この撮影場所は重要な地点であり、奥野歩道(旧東海自然歩道)が当尾根を乗っこして
いるところなのである。(イガイガさんの奥野歩道参照) この記録内の写真Bの
朽ちた道標が13の写真の道標です。(片方落ちてしまった)

この尾根を只下る事しか考えていなかったら、対岸の尾根を眺めて下ってしまうだろう。
AYさんに歩道が横断する場面は教えて下さい・・、とお願いしていたのです。
ここは勿論AYさんがあちらからこちらから・・と攻略されている処である。
こちらからの記録内で写真12〜23は正に当コースの逆コース写真である。
 
12、11の写真の足元である。崩壊のヘリに径路が降りている。
シカがご利用だが恐いような急である。

 13、これも11の補足だが、奥野歩道が右手前方から上がって
来て、12へと繋がっているのだ。中央に朽ちた道標。
 
14、西方向の光景は、中央左上の尾根が信玄平で
ある。
 
15、平坦や緩いアップダウンが続く。
 
16、尾根筋がクランクしている999mピーク。

 17、最後の下降に向かうと笹が・・。
 
18、踏跡もハッキリして来て・・。
 
19、林道(廃)に降り立つ。
ここでランチ。(12:45)
解説2 当セギノ沢右岸尾根はかなりの長さ(約2,5キロ)があり、名も無い尾根としては
立派な尾根なのだ。位置的に不遇な場所にあるので日の目を見ないのは仕方がない。
地蔵平からセギノ沢沿いに林道が入り、大滝沢橋を渡ってバケモノ沢沿いに伸びて
いる。(現在は廃道) 当山行は尾根を南下してその廃道に降りたのだ。 
 
20、大滝橋。正面の尾根を上がって
屏風岩山へ登り返す・・。(本当は辛いのだ)

21、20でよいこなら右手に回り尾根の
先端から・・なのだが、悪い子はいう事を聞かない。
ここ、強引に尾根へ上がったところ。 
 
22、またルンルン尾根の始まりだ。
 
23、いうことなし・・。
 
24、屏風岩山のピーク・・。久しぶり!
 
25、東峰から大滝沢右岸尾根で、
畦ヶ丸を眺めながら大人しく下って行く。
解説3 セギノ沢右岸尾根の先端まで進み、林道に降り立てたのはM−Kには
上出来であった。(途中チョンボでセギノ沢に下り、大滝峠へ楽に登るのも頭にあった)
先端まで来てしまった・・という事は戻るのが長くなったという事にもなる。
セギノ沢を遡って大滝峠では明らかに「ブーイング」を食らうだろう・・。(これは言えない)
とすれば屏風岩山へ登るしかないではないか・・。(泣)
覚悟を決め、顔にも出さずに「ではやりましょう・・」と取り付いたのでした。
それでも最近皆さんにしごかれているせいで多少なりとも脚力が付いたらしい。
ヘロヘロながらも登って行かれるではないか・・。(嬉)
屏風岩山へ上がってしまえばこっちのもの・・。下るルートは考えるまでもなし・・。
当パトロール隊には尤もポピュラーな大通りではありました。 
 あとがき
昔から大滝橋から歩き大滝を見下ろし、マスキ嵐沢と鬼石沢の渓谷美をみて喜び、
ステタロー沢のナメに感動して大滝峠に上がった。休憩所で休憩し、畦ヶ丸への急登を
ヘロヘロになりながら登り、最後の急階段でアゴを出す。 それが立派な俺の畦ヶ丸登山だった。
それが今の俺はどうなっているんだ!
「ダメヨ!」の看板があっても屁理屈こいて「じゃ〜、柵と鍵をどうぞ」でお構いなし。
畦ヶ丸の頂上がどうのこうの・・は何にも頭になし。
アセビジャングルや激藪も完全武装で突進する。 滑ればアウトの岩尾根、急傾斜、トラバース。
登山道から道無き藪へ突入し、ひたすら超自然の尾根を辿る。
これこそが山遊びの真骨頂ではあるまいか・・。
(歳を取ってひねくれて来るとこんな風になるんだろうか・・、元々イカレテいるんだろうか)
コラボして下さった山猫さん、ardbegさん、AYさん、カメペースと休憩ラッシュに
閉口されたと思います。お付き合いまことにありがとうございました。
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