NO382 鳥屋金沢堰堤群観察 
 2013、2、3 5名にてコラボ トップへ  

本日のスペシャル 
 
鳥屋金沢堰堤群の訪問は3回目だ。本日は博士をご招待!(図@)
 
大堰堤劇場?からの脱出は容易ではない・・。(図A)
 
森の家スカイラインへ下る尾根道へジャストドッキング!(図B)
 
森の家スカイラインは勝手に付けた呼び名で何の根拠もない。
鳥屋金沢の懐は深く、入るも出るも容易ではないのだ。
 鳥屋鐘沢、あるいは鳥屋金沢・・、どちらの文字を使うべきか?
丹沢には鉱物資源の産出が昔は小規模ながらもあったみたいで、
あちこちの沢の名前に「金」の字が付き、鉱山跡も実際にあるのだ。
この沢に鉱山跡の事は聞かないが、ある人から見れば「堰堤」という
「お宝」(?)の沢である事に違いない・・。(^^);
鳥屋金沢は普通なら沢登りをしながら遡行する処だと思う。
水の中ジャブジャブもあれば滝に阻まれる処も出て来る。
そして夏場には赤軍も待ちかまえているから大変だ。
沢登りで一回、上から堰堤観察に一回、いずれもAYさんご指導で
挑戦した事がある・・。この不思議な魅力を持つ堰堤劇場?を
雪のあるこの時季にまた訪問したくなったのでありました。

 
1、三日月橋先のカーブ。凍結だ!
(ここまで来たが断念、バックーしてP)(8:50)
 
2、右上に見える尾根・・。誰だか忘れたが
あれを登って行きたい・・、と言い出した!
 
3、「ア〜、お客さん!ダメですよ〜」
 
4、悪い子はどこでも直ぐ登ってしまう・・。
 
5、ここは725mピークから北西に伸びる尾根だ。
 
6、未知の尾根登りは楽しい・・。
 
7、植林の尾根にモミの大木が立つ。
 
8、あれはヌタノ丸だが普通の人には用がない。
 
9、ピーク725mの尾根もまんず普通の人には
用無しで植林の中、暗い平坦地である。
ここはそこを過ぎて南へ尾根を進んでいる。
 
10、西方向に目をやると、左は白馬がいて、
右手遠くに蛭ヶ岳だ。中央植林尾根は
造林小屋上の榛ノ木丸への尾根だ。
 
11、左手の斜面に土留工がある。もう直ぐ
ヌタノ丸からの尾根へ合流する。
 
12、何とも渋い合流点であるがここで休憩。
流石にここにトレースはない!
 
13、昔一回通過したがもっとヤブのイメージなんだが?
 
14、30m登ってここが829mのピークだ。
ここから斜め左へ未知尾根の下降に入る。
 
15、うっすらと仕事道もあるような無いような・・。
 
16、良い雰囲気の所が終われば次には
徐々に怪しい気配に・・。
 
17、いつものパターンだが、沢に近づけば急になる。
 
18、「博士〜、大丈夫ッスか〜!」
 
19、遂に鳥屋金沢の河原に降り立つ。
 
20、河原は広々として不思議な世界だ。
 
21、幅の広い大きな堰堤が2段ある。
これは二段目の方。
 
22、MASAHIKOさんが見つけてくれた。
ジャンボ足跡である!(^^)v
 
23、不思議な世界なんだが、山ん中の河原なのに
石積みの土手が作られている・・。
 
24、左俣を見ている。以前AYさんとこの先の
高い石積み堰堤を越えて888mへと登った。
 
25、24から右俣を進むと左岸側は緩やかに
広がる植林帯が続く。
 
26、25から先で又沢を進み、この二俣に至る。
次の写真が拡大写真である。
 
解説 20の写真から続くこの沢光景。 いや堰堤光景と云うべきか・・。
イガイガさんの記録を待ちたいがこの堰堤作業の為に径路が作られていたようだ。
本日イガイガさんはその径路探索でこの堰堤劇場?を訪問されたらしい。
写真右俣から左手の界尾根に上がられたようで足跡とこの上でお別れとなった。
イガイガさんの記録が出来たのでここに掲げさせていただきます。ここにある
堰堤群を作成する為にはかなりの年月を要したと推測できます。従ってここに通う為の
径路も必要な訳で、イガイガさんの記録により納得がいきました)
 
27、急斜面である。悪い子は自分の好きな
処を上がる・・。山猫さんは向こうの立木の方。
我はMASAHIKOさんにくっつき左手、後を追う。
 
28、向こうに見える尾根は栂立尾根の
1108mから1043m(栂立ノ頭)だろう。
左手に緩く伸びて先にあるピークが888mかな。
 
29、急斜面の最後はMASAHIKOさんが念の為
お助け紐を出して下さった。
 
30、29から右手、柵の穴をくぐり植林の
ジグザグをこなして尾根道に上がった。
 
31、シカ柵の穴から北側へ移動し・・。
 
32、そしたら思惑通りに仕事道がトラバッチョ!
 
33、スペシャル写真の3枚目。合流して尾根を下降。
 
34、ハイッ出ました! 今は「森の家スカイライン」です。
 
35、スカイラインであるからにはこういう光景も。
 
36、本間橋の手前、森の家入口だ。
 
37、三日月橋へと戻って行くがこんな状態の
雪の状況が何百メートルもあった。
 
38、三日月橋の東側日当たり地に戻って
来た。(14:30)
あとがき
「治山治水」の言葉を聞くが、我等の様にいつも山に分け入っていると実にそれを感じるのだ。
山そのものの手当(土留工など)と水利の管理(発電や堰堤など)であるが、一般の人が決して
目にする事がない奥深い山中に各種の人工物を見て本当にびっくりし、また感動するのです。
鳥屋金沢は比較的小さな沢なのに沢の奥が広がっており、回りの尾根へ突き上げる斜面は
急であるし標高差も大きい(500〜600m)。従って崩壊斜面も多く見る。 
そういう状況の中であるので、この目を見張る堰堤群の出現になったのかも知れない。
今更ご紹介するまでないが拘りが「堰堤」という世にも珍しい人がいるのをご紹介したい。
丹沢の堰堤」である。文中で博士・・と敬意を表して書いてあるがこの人なのだ。
今日は全体像を見てもらうに止めた。きっとびっくりされたに違いない。
またいつか、博士のお供で入山するような気がするのだ・・。
山仕事の人達が仕事の現場へある期間そこへ通うとなれば、当然仕事道を設置する。
上から、下から・・。私は上からの2回目の訪問だが前回とは細かい部分で別ルートを
取ったので、新ルート開拓となり有意義?であった。
今回のメンバーさまは、堰堤博士のTIさん、AYさん、山猫さん、MASAHIKOさん
でありました。そして18文キックの足跡さん?でありました。
どうもみなさん、渋いところ・・ありがとうございました。
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