NO379 大ノ沢・右岸、左岸尾根(大山北尾根、支尾根) 
2013、1、13 4名(+1名)のコラボ  トップ

本日のスペシャル 
 
何と西沢ノ頭への急登に仕事道がバッチリ・・!
 
快晴である。M−Kは少々運の強い男のようだ。3日前には今日は雨の予報だった。

オオッ!そこにおわすはMASAHIKOさま!
我等を待ちかまえていて下さったのだ。(^^)v
ここは唐沢川の大ノ沢出合である。この後ミズヒノ頭までコラボして下さった!
 
 大山北尾根はヴァリエーションルートの登竜門であり、近年はメジャーと
なって登山道並みの道(踏跡)がついているのだ。私も当然登降は何回か
やってはあるがVルートに興味を抱くと自然に次なる課題として、支尾根に
目が向いていくのは当然の流れであろう。
そこで次なる課題に選ばれるのは通称「ネクタイ尾根」と称される石尊沢の
左岸尾根である。そして南大山沢・石尊沢界尾根へ進み、更に14号鉄塔尾根へと進む。
徐々にレベル?はUPし怪しい尾根へと挑戦は進むのである。
今回の山行は大山北尾根を横断する登降を2度やって出発点に
戻って来る・・というおバカなものである。
突然ですがここで問題です。「M−Kが小熊になった・・」はて、その心は?

 
1、諸戸の先、地獄沢橋が出発点だ。(8:15)
 
2、林道を進み、尾根への登り口。
 
3、手入れの行き届いた植林地に径路あり。
 
4、そして15号鉄塔に着く。
 
5、かなりの急傾斜なんだが仕事道で楽に
登って行かれる。左手に土留工あり。
 
6、丹沢の東部を歩く時、この光景が
我等には一番馴染み深いものである。
 
7、次にはヨモギ尾根、長尾尾根、塔ノ岳と
望むこの光景も重要な山域である。
 
8、西沢ノ頭から西に伸びる頂稜に乗った。
ここは穏やかな空間が広がっている。
 
9、大山北尾根上の一つのピークとされている
西沢ノ頭であるがショボイ!
 
10、左手は大ノ沢の領域だ。右岸尾根の下降点
へ大山北尾根を南に300m移動する。
 
11、北尾根径路から外れて枝尾根へ・・。
 
12、何とも気分爽快な尾根である。
 
13、特にの危険地も無く・・。
 
14、もう直ぐそこは唐沢川・・。
 
15、ちょっと大ノ沢へご挨拶。
 
16、MASAHIKOさんも交えてランチ後出発。(11:30)
解説1 大山北尾根の一つの顔として送電鉄塔(新多摩線)がある。
平地にある鉄塔には普通は近づけないが山中ではその根本に立てるし土台にも乗れる。
見上げる鉄塔は巨大であり、その雄々しく立派な姿に感動すら覚えるのだ。
今回登った尾根は過去に下った事がある。
途中にある鉄塔は15号であるので「15号鉄塔尾根」(仮)と私は勝手に呼んでいる。
頂稜は緩やかであっても尾根への下降部は尾根状を成していず、ザレ地の真ん中に飛び込んで
いく様な感じであって、恐ろしい感じもしたのだった。
今回は登りに取ったのだが、仕事道が付けられており、あれ〜ラクチンだ〜、の内に登れたのでした。
写真で分かる様に土留工が新しくされており、その為に付けられたのかも知れない。(地図の@の登り)
西沢ノ頭は(西沢が回りに無いのに西沢ノ頭とはこれいかに?)小さいし樹木も生えていて
展望も無く、誰もが注意しない通過点みたいだ。 今回のコース取りは大山へ向かって3〜400m移動、
何の変哲もないところから派生している尾根に入って唐沢川へと下降に入った。(地図のAの下降尾根)
私には未知の尾根であり、ワクワク・・である。
写真の様に正にルンルン尾根であった。(クマさんベッドはこの中間位)
唐沢川に降り着く直前、私は左手の大ノ沢へご挨拶に寄り道をした。
皆の所へ戻って行くと「ンッ!人影が一つ多いぞ!」なのでありました。
何とMASAHIKOさんなのでした。我等がこのコースで周回する事を知り、
待ち受けていて下さったのです。
MASAHIKOさんは唐沢川にある(当地点の下流)山ノ神にお参りをされるのが年頭の行事らしい。
この後一緒に大ノ沢左岸尾根の登り返しをお付き合いいただいたのでした。  
 
17、地図に書いたBの登り返しだ。
 
18、左手下に大ノ沢が見える。
 
19、ここも良い尾根であり、気持ちよく登れる。
 
20、少しは急なところもある・・。
 
21、右岸に負けない気持ちのよい尾根だ。
 
22、左が17、右に18、中央に19〜24鉄塔。
 
23、登り返し完了!(ヤレヤレ・・)
 
24、ミズヒノ頭である。
 
25、ミズヒノ頭から北へ少し下ると大山が
綺麗に見えるのだ。
 
26、MASAHIKOさんとここでお別れ。
お見送り・・だ、ありがとう〜!。
 
27、しかしここも良い尾根である。(地図Cの下降)
 
28、ちょっと植林に入っても気持ち良い。
 
29、ミズヒ沢の林道に降りて来た。
(イガイガさん画像より)
 
30、29の下がこの林道で大杉橋。
朝登った尾根の取り付きはもう少し右に進んだ所。
 
31、アレッ!お客さん何を遊んで・・?
この付近に氷のアートを発見するのだ・・。
 
32、無事の帰着である。「アレッ、MASAHIKOさん」
MASAHIKOさんは一ノ沢峠からの周回だったのだ。
ここで2度目の待ち伏せ?をいただいたのでした。(^^)v(14:07)
あとがきとおまけのアルバム 
 「大山北尾根・支尾根」を書かれたS−OKさんを知らない人は丹沢V探検家では皆無と思う。
私も「ようこそ!山へ!!」(S−OKさんのHP)によって育てられた人間であることは間違いない。
その本にも14号鉄塔尾根の記述がある。当然私も何回か登っているが今回の尾根はその北隣りの
尾根なのだ。それが15号鉄塔尾根であって、その記述も載っている。
丹沢Vルート探検家に育っていくとメインの鉄塔尾根だけには飽き足らず、更に細かな尾根の
探検をしないと気が済まなくなるのだ。今回のV尾根探索もその一環なのであった。
未知なる尾根の探索は吉と出るか凶と出るかやってみなければ分からない。
(というのはかなりのウソで大体は下調べをして良い感じのものを選ぶのだ)
今回の尾根は地図に書いた@〜C、全ての尾根がベリグーであった。
山行に先立ちシチミさんからシモバシラの情報をいただいた。
31の写真はそのお遊びの一コマである。条件が合わなかったのか?
シモバシラの群落?は残念ながら発見できなかった・・。(__);
 
A 山猫さんが発見してくれた鳥の巣。
M−Kは「隠れ鳥の巣マニア」でもあるのだ。
 
B クマベッドでお休みの小熊ちゃん?。
巣マニアは鳥の巣に限らない・・。
(イガイガさん画像より)
ここは地図のAの尾根である。
 
C 西沢ノ頭はこれがあるので分かる。
 
D Aの下降中だがクマヤナギのアートだ。
余計な寝言。  タイトルは「クマベッド」。 当然の事だがこんな言葉が世に通用している訳がない。
我等のおバ○な山遊びをしていると、熊さんとの遭遇もあればイノシシ、カモシカ、ニホンジカ、サル、アナグマ等
いろんなケモノ達にであう時がある。 その中で特徴的で見事なのが熊が子育ての時に使うらしい、ベッドである。
まず人の通行が無い、尾根上でそれを見る。 枯れ枝、ツル、笹を食いちぎったもの等色々使うようだ。
私も何回もそれを発見した。 簡単なものは笹の尾根上(踏跡がしっかりあっても)に笹(軸が主)が輪状に
作られているのだ。 この簡単なものは数日の宿かも知れない。(想像)
極め付きのベッドの写真を見た事がある。 それはシチミさんの記録の中であり、私はそれを見た時
これは「シモンズベッドだ!」とメールを思わず送ったのでした。 
夏の水遊びに使う子供のプール位の大きさがあり、巣の中が柔らかそうなもので 満たされており、
本当に暖かそうな良い感じの巣だったのです。(縦2m・横1m位か)
今回見た巣もかなりしっかりした良いもので、尾根の辺りには巣材になるような物が何も無いのに、
写真のように大木の根本につるを主体にして小枝をまじえて作られたものでした。
 トップ