NO372 中ノ沢経路ー東沢ー同角ノ頭 
2012、12、02    トップ
レガーさん、shiroさん、ardbegさんとコラボ 作成中

 ニカニカの若手ホープ、レガーさんからshiroさんと同角ノ頭へ
行くから一緒にどうか・・、とお誘いを頂いた。
しかもコースはまともではない。イケナイなぁ〜と思いながらも
ノコノコ後につけさせて頂く事にしたのです。
 
同角尾根最後の登りは岩の庭園である。
アルパカ(左側)や盆栽ブナもあり楽しい。
 
女郎小屋乗越と女郎小屋ノ頭を東沢を挟んで正面に見ている。
この構図は普通では見ることが出来ないのだ。
 
 12月に入り最初の山行である。このところ急に冷え込んで来ている。
昨日の午後、何か心配になり急遽スタットレスタイヤを履いた。
天気予報は寒いけれども悪いものではない・・。
しかし帰路の最終場面では小雪のちらつく中を戻ったのです。

 
1、県民の森Pを出発だ。(8:10)
 
2、欅平到着。
 
3、東沢に入り、ここは美ナメ滝だ。
 
4、中間よりやや先にある二俣。ここで左手の
尾根に取り付き登る。
 
5、尾根の取り付きは少々もがいて登る。
ここホッと一安心したところ。
 
6、雰囲気の良い尾根となり、
ワクワク・ルンルン・・である。
 
7、登る右手には東沢を挟んでモチコシノ頭。
 
8、尾根の雰囲気は更によくなり・・。
 
9、こんな広がりのある尾根になったのだが・・。
 
10、次にはこんなヤセ尾根になり
キレット状を通過する。
 
11、そして同角尾根に合流だ。
 
12、今やメジャーとなって来た同角尾根ではある。
解説1、中ノ沢経路は言うまでもなく一般者の登山道ではない。
全くの初心者では通過が不可である。山、沢の経験者がそれなりの装備の上で
利用している径路なのをここで敢えて又申し述べておきたい。 
東沢の以前の姿をご存じの人が今何年かぶりに訪問されたとしたら・・。
「今浦島」状態になるに違いない。緑苔むす谷間の趣はどこにもないのだ。
東沢の中間位に二俣があり、左俣は大ヒデノ沢である。
普通には右俣の東沢本流を遡行して、湧水地を経て東沢乗越に上がる。
同角尾根の上部(東沢乗越〜1190m〜長ザレ沢左岸尾根合流〜同角ノ頭)を
歩くと嫌でも中間位にある長ザレ沢左岸尾根の合流地点が気になって仕方がない・・。
Vルート探検家は遂には長ザレ沢の左岸尾根、はたまた長ザレ尾根(右岸尾根)へと
繰り出す・・。当然の事だがこれも「Vルート探検・熱狂者」の世界であり
初級者には別の世界であるので承知しておいて貰いたい。
 
13、北西方向には石棚山稜だ。
 
14、極上のV尾根ではある。
 
15、苔むす岩に囲まれて来れば・・。
 
16、そこは同角ノ頭頂上だ。(12:15)
 
 17、今日中の一番の美景ではなかろうか!
(この下降する尾根、登山道があるように感じる尾根だがレッキとしたV尾根なのであり、左側下が長ザレ沢、右手下は
小川谷と記入されている沢である。イガイガさんにご教授いただいたのだが、この尾根は「長ザレ尾根」と呼ばれているという)
 
18、尾根光景。
 
19、尾根光景。かなりの急・・。
 
20、尾根光景。なだらかな部分もある。
 
21、右手に何とも綺麗な斜面が広がる。
 
22、いよいよ尾根先端に近づいた。
 
23、小川谷側へ下って行き・・。
 
24、遂に小川谷の河原に降り立つ。(13:35)
 
25、帰路の中ノ沢経路。
往路はザレ沢をよじ登ったのでここは通らない。
ここは今日中の一番危険個所。
 
26、その先は林道へ上がるところ。
 
27、さっきから白いものが降っている。
直ぐ先は県民の森で山行終了点である。(15:10)
 あとがき 
Vルート探検家は面白いと云うか、訳の分からない事をしているものだ。
殆ど毎回の山行がピークハンターとは無縁の山登りをしているのだから・・。
そんな事をして楽しいんですか? 面白いんですか・・? と疑問に思われているに違いない。
そこが「変わり者?」なんであろうが、これこそが楽しく、痛快、愉快なのである。
今回の山行もその部類に入るのだ。名もない尾根に取り付いて登り、また登山道の無い
V尾根を下るのであるから・・。
行程の途中で見る光景は登山道からは見ることの出来ないものであり、感動に浸るところでは
あるが、山中を徘徊している「悪い子の行い?」に後ろめたい気持ちは多少はある。
M-Kにとってこのルート中、東沢から同角尾根に合流するまでの部分と、
下降に取った「長ザレ尾根」は念願だった尾根であり、この2本が踏破でき、うれしい・・。
小川谷の東沢出合から周回したこのルートは誠に良い(個人的感想)ものであった。
コラボして下さった皆さんに感謝するものであります。
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