NO370 大石山南尾根ー東沢乗越ー裸山丸 
 2012、11、18 イガイガさん、山猫さんとコラボ トップ

 本日のスペシャル
 
大石山南尾根を上がっている。
 
素晴らしいお天気である。右手奥に南アルプスが白い。
 
裸山丸南西尾根を下降しているが、後で急傾斜が来る・・。
この周回ルートはVルート熱狂者が歩くレベルであり、一般者が
歩くべきではない。この山域を熟知していればこそ出来る
ルートどりである。軽い気持ちで挑戦したら遭難騒ぎとなるだろう。

登山道や仕事道も無い、大自然のままの山中を歩くのは
魅力的ではあるが反面前記のように大きなリスクを負う。
我等が歩けるんだから、誰にでも歩けるかも知れない。
しかし我等はVルートに拘る熱狂者であり、それなりに
危険地帯に対応する手段や慣れが多い事は確かなのだ。 
ましてや今回のルートはイガイガさんが既に何回もあるかれていて
山猫さん、M-Kを案内して下さったのだ。
故にこのUPは読むに止めて歩くことはしないで欲しい。

 
1、玄倉川である。直ぐ下流には同角沢出合の
滝があり、当ルートの尾根取り付きは少し
上流に進んで渡渉し、右岸側の尾根である。
 
2、尾根取り付きは「ようこそ」の階段つき。
(水路の巡視路らしい)
 
3、山バカのノーテンキではヒケを取らないらしい。
 
4、未知の尾根は新鮮である。
 
5、尾根が上部に近づくに連れ険しさも増す。
 
6、右手(東側)隣りの尾根に大石が見えてきた。
 
7、左手(西側)に白く雪が降った様な処がある。
近づいてみたら白ザレの岩の庭園であった。
 
8、尾根の最上部は少しヤブっぽく急登である。
ひょっこりと頂上そばの登山道に出た。
 
9、大石山の休憩所から北東方向を見た展望である。山が重なって見えているので
山座同定が難しい。左側の山の塊が檜洞丸への山で、ほぼ中央左手のもっこりが蛭ヶ岳かな。
(初めて使うカメラでイガイガさんのと同じであった。これはイガイガさんに撮ってもらったもの)
 
10、中央のもっこり裸山丸。
 
11、大石山の鎖場。
 
12、「お客さ〜ん・・、ダメですよ〜!」
と云いながら入っていくワレ。
 
13、ほらね! これなんだから・・。
(M-K写っているのはイガイガさんご提供より)
 
14、旧径路のビューポイントだがこの後に試練が
 
15、いつもやって来るのだ・・。
 
16、ナンダカンダで降りて来て・・。
(豪雨で沢の様相も変わり、標記も無いし
径路も分からない)
 
17、これは逆方向を見ているが、16から
下流側に下って来て、この崩壊をみて巻いて
こちら側(東沢乗越)へと来る。
 
18、東沢乗越である。
 
19、東沢乗越から急登をこなし、
モチコシノ頭に着く。(ヘロヘロ〜)
 
20、裸山丸のピークである。今こちらは北側で
あり、頂上から尾根は南東と南西に分かれる。
 
21、こちらが下降する南西側の尾根だ。
下降するのはモチコシ沢であるので、その後の
対処が出来ない事には遭難である。
 
22、M-Kには未知尾根下降だ。ルンルン・・。
 
23、急になって来たぞ・・。
 
24、尾根も先端に近づき右手の支沢へ。
 
25、この支沢に下りる。急だよ〜ん。
解説 22から25の沢下降の部分。 26から30までの日向山までも急傾斜の尾根、
斜面を登る、降りる、トラバースする・・の場面は一歩の失敗も許されないところである。
これがルートを分かっていて、その通りに進んでいる内はさして問題は無い。
天候悪化や夕暮れになったり、ルートをミスして気づかずに進んだりした時が怖いのだ。
進む時は誰しもやや強引でも進んでしまうものだ。ルートミスに気づき焦る気持ちで
元に戻る・・、やみくもに不明のルートへ脱出を図る・・、最早準遭難である。
上記に留意し、単独や初級者同士での挑戦を控えて欲しい。
(M-K自身、このルートをやりたいと思ってはいても怖いのでやりませんでした) 
 
26、25で降りたモチコシ沢を丁度横断して
モミの木の鞍部へ上がる小沢へ入る。

27、そして26の左岸の尾根に上がれば
この通り・・。右手の沢の前方がモミの木鞍部。
 
28、女郎小屋沢側の紅葉がキレイ・・。

29、ここは嫌でも柵に当る。南へ回り込み・・。 
 
30、日向山の南側の尾根に来た。
 
31、これが女郎小屋沢へ向かって下りる尾根。
 
32、右手の植林側と左側は以前はずっと柵で
遮られていたが、今は大倒木で往来自由!(^^)v
頂上から大分下がったところだ。

33、急傾斜で渋く、長い尾根で
あんまり楽しくは無い。夏場なら薄暗く
感じる尾根なのだ。 
 
34、ザザザーッと下りて右手を見れば・・。
 
35、女郎小屋沢が流れ出てくるところ。
 
36、我等は渡渉にたじろぐ事はない・・。
エイヤッ、ジャボジャボッてね。
 
37、わっせ、わっせ・・で駆けて戻ったのです。
(気持ちはね〜、大ウソ、ヘロヘロでした)
あとがき
単独では恐いこのルート・・。チラチラをやりたい気持ちを漏らすM-Kは下心十分・・。
とうにそれを察知してくれている、イガイガさん。以心伝心、機は到来したのです。
玄倉川、林道ゲート前。満車御礼! 遅い紅葉シーズンとはいえ普通の日曜日。
時間は7時半・・。 驚きました。 みなさんもご注意下さい。
(満車の時は30m手前の37の写真の場所か、37写真の左手、道路左側に寄せて
皆さん止まります。私もこの場所の時もありました) 
くれぐれも軽い気持ちでの当ルートへの挑戦をなさらないようにお願いします。
熱狂者(大バ○者)の世界であること。地形図・コンパスで地図読み歩きが当たり前に
出来ること、普段からV探検をやっている人・・、そういう人の世界であります。
イガイガさんには本当に感謝いたします。
出来ますればこれからもよろしくお願いいたします。(同角沢〜ッてね)(^^);
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