NO354 瀬戸ノ沢ー太礼ノ頭ー円山木ノ頭ー円山木沢右岸尾根
2012、07、29 ardbegさんとコラボ   トップ

本日のスペシャル 
 
早戸川本流である。今日は伝道から直進して本流沿いに遡行して瀬戸ノ沢に入るのだ。
 
円山木沢出合の岩小屋の直ぐ下である。 
この気持ち良さはやった者でなければ分からないだろう。
 GPSロガーの軌跡
連日の猛暑である。今年の夏は今までにない暑さの毎日が続いている。
M-Kは近年特に真夏の丹沢遊びは沢しかナイ・・と決めつけているのだ。
ardbegさんがコラボに○を下さった。(感謝!)
当初はカサギ沢のゴルジュ突破を目標にしていたのだが、炙られる距離がそこそこあるので
予定変更!、直ぐに沢へドブン・・の早戸川本流遡行からの瀬戸ノ沢にしたのです。
ウヒョーッ!(^^)vのドブン・・、ヒェーッ・ツメテーッ! ヒィーッ、気持ちイイー・・。
たまらなく楽しい、至福の時に遊んだのでありました。
しかし、何事にも楽しく遊んだ後にはそれなりのツケが用意されているもの・・・・。
まんまとワナに嵌り、モガキの下降と反省のアルバイトをきっちりこなしたのでありました。(泣)

 
1、本間橋越えた左の指定席。(8:15)
 
2、伝道から右への仕事道に入らず直進。
 
3、直ぐにこのロケーションに入れるのがうれしい!
 
4、丹沢の沢とは思えないようだ。
 
5、沢光景。

6、 沢光景。
解説1 早戸川本流の右岸側は丹沢三峰が主たる領域であり、流れ下る沢は下から本間沢、円山木沢、
太礼沢、瀬戸ノ沢となる。ご存じだろうが本間沢は元丹沢観光センターの所だ。次の円山木沢は伝道から
沢に降りて間もなくの所であり、その上流500m先で太礼沢と今日の瀬戸ノ沢は並んで早戸川に出合うのだ。

↑A、 はっきりした大き目の沢が並んで本流に出合う光景は珍しい。(9:40)
普通、伝道から雷平に行くのに廃造林小屋を通るトラバースの径路を使う。
径路が斜面の気持ち良い径路から岩場の険しい桟道に移る場面で沢に降りる踏跡がある。
踏跡にはロープがついていて、使われているのが分かる。本流を飛び石で渡ろう・・と考えるのは無理だ。
ここは流が平流となっているが、この上流には雷淵と呼ばれるゴルジュがあり、そこの通過も楽しい。
 
7、Aの写真で瀬戸ノ沢と書いた入渓点だ。

8、 穏やかな癒し系の沢に相違ない。
 
9、只のゴーロ歩きではないぞ!
 
10、オリャーッ!ってね。
 
11、沢光景。
 
12、左手の岸壁も凄い。うっとりの光景である。
 
13、沢光景。

14、二俣かな。(10:10) 
 
15、沢光景。
 
16、もう終わりかな・・と思ってもまだ出てくるのだ。
 
17、沢光景。

18、ここが5:1の二俣かな。(11:30) 
解説2 沢登りの泣きどころ・・というべきか、核心部の楽しい滝登りが終了した後、それからが問題だ。

↑B 遂に源頭部に至り、ザレと斜面に囲まれた。辺りの様子と地形図を見比べ、出来るだけ
楽そうなルートを選ぶ。(軟弱か?) ここでは左手の小尾根に取り付いた。 
 
19、いつものモガキの詰め登り。
 
20、急なのが表現出来ていない。
 
21、19、20からヤブ何もなく保護柵の立つ尾根へ。
 
22、道標の立つ太礼ノ頭に着く。
解説3 山遊びを年中していると徐々に山をナメテしまうのだ。(M-Kも特にその傾向が強い)
結果はいろいろ苦汁をなめることになるのだが、全然懲りない・・。(アホだから)
よくあるパターンだが目の前のピークを何とか楽をして、巻いてやり過ごすのを考える。
今回もその典型! 無名ノ頭を目前にして「左手の巻いている様な踏跡」を見て、「巻ましょう!」
愚かである。地形図で確認もしない。(胸ポケットにあるのに。確認すれば一発で×が分かるのに・・)
二人とも円山木ノ頭北西尾根は下降した事があるのに、こんなにアセビがあったっけ・・?と
いいながら下ってしまった。
大分下ってから「やっぱり違うね!」といいながら、戻る気はなし・・。
円山木沢に降り、左岸尾根に登り返す気なのだ・・。時間、気象条件、体力、装備・・皆揃っている。
(二人ともヘル、ロープ、バイル・・とOKだ) 
幸いにして沢へロープも出さずに降り立つことが出来た。そして登り返す尾根への状況・・。
これもまたラッキーであった。急なザレ地に立木が適度に生えている。50m上に尾根が見えているし。
ブッシュもなく、岩露出もなし。尾根に向かいバイルを使い、ジグザグ切りながらモガキ登る。
そして無事に尾根上へ・・。(何とか切り抜けられたが本当はこれをやってはいけない!) 
 
23、ルンルン・・。(この先はモガキだよ〜ん)

24、沢に降り立つ。(14:10) 

25、右手上に尾根が見える。(急なのだ) 
 
26、円山木沢左岸尾根・・、ルンルン。
 
27、ハイウェイに当った。もうしめたもの。

28、しかし長いのだ・・。(荒れ始めている) 
 
29、遂に岩小屋の後ろに・・。
 
30、岩小屋の横にあるプールだ。(15:40)

誠につまらないものを挿入してしまいました。ご容赦! 
あとがき  
ardbegさんは根っからの悪い子?のようだ。(笑) 二人の時はいつも超悪い子コースをやっている気がする。
ま、結果的にそうなってしまうのだが、互いに冒険が好きなんだろう・・。
瀬戸ノ沢はあまり人の記録がなく、地味らしく、楽しくないようだ。
マシラさん、ぜいぜい家さんの記録をさっと読ませてもらった。
評価としては樋状の滝がいくつもありそうだ。小滝の連続で飽きない。詰めが急で楽しくない。
などのイメージを頭に入れた。
今年の丹沢の沢は、前回の台風の大雨があった為に、水量と共に苔、滑りなどが洗い流されて
沢登り愛好家にとっては、素晴らしい環境になっているのではなかろうか・・。
実際歩いていて本当にそれを感じる。この前の滑棚沢、雷木沢もそうであった。
そうなるとこの機会に、あの沢にも行きたい、この沢にも行きたい・・と心が逸ってしまうのだ。
ヒル対策、ヒルチェックは当然行った。途中では殆どなし。最後に車へ着いての最終チェックでは
M-K8、実害1。 ardbegさん6、実害0であった。 帰路の車中でM-Kの手に小1発見。
家に着いての厳重チェックで2発見。翌日の再度のチェックで1発見! (アア、なんとかしてくれ!)
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