NO314 寄大橋ー茅ノ木棚沢ノ頭ー鉄砲沢ー1020m−
ユーシン径路ー鍋割山ー後沢乗越ー後沢ー寄大橋
 
2011、07、24 まーちゃん、AYさんコラボ   トップ

 今日のスペシャル
 
↑ (A) 雨山峠にもう少しの場面で、登山道が沢の中を進むところがあるが、
落ち葉、泥、小石が洗い流されて岩盤剥き出しになり非常に綺麗である。
 
↑ (B) 鉄砲沢の二俣。中央の台地が人工的広場と呼ばれているところ。(下流側から見たところ)
 
↑ (C) オガラ沢の途中から1020mピークがある尾根に取り付き登るが、上部に
素晴らしいブナ大木発見。 見事な大木であった・・。
コース概念図 
 
 2011、07、19〜20に台風6号の影響を受け、またもや西丹沢を主に大雨が降った。
500ミリを越えるというハンパナイ雨量である。 これにより丹沢はまた荒れてしまったようだ・・。
24日の山遊びに小川谷を予定していたのだが、tetuさん、ardbegさんが23日に行かれて
増水の様子を教えて下さった。 M−Kは当分近寄れる状態では無い・・。
まーちゃんから「鉄砲沢どうですか〜」が入り、有難く便乗させていただく。
AYさんからも連絡入り、3人でのコラボとなったのです。
AYさんは連荘の寄沢からこの山域の山遊びであるが私らに付き合って下さったのです。(感謝!)
雨山峠に行く登山道は余り影響は受けていないが、寄沢はかなり荒れていて登山道が
どこなのか全く分らない状況の所もある。
茅ノ木棚沢ノ頭位から小雨がパラパラ・・、M−Kのカメラは光って絵にならない。
大分カットした記録になっています。

 
1、清兵ェ衛ノ沢の出合辺り。
 
2、地獄崩。

3、トップの写真と同じ 場所であり、雨山峠は左へ進むが
茅ノ木棚沢ノ頭へショートカットする為この沢へ入って行く。

4、 ガスと小雨で写真にならず、旧経路から鉄砲沢へ下り、
トップBの写真の場所で鉄砲沢下流方向を見たところ。
 
5、トップ写真Bで左俣入って直ぐの、この小沢に進入する。
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茅ノ木棚沢ノ頭へ登山道の鎖使用で上がり、鍋割峠方向へ
僅かに進むと左手にハッキリ踏跡がついている。
これに入るか、少し先の右手の砂岩の岩から左手に下ると
踏跡(旧経路?)に乗る。

急斜面に踏跡が下っているが、トラバースの踏跡を
追わないように注意して下ると直ぐに鞍部に立つ。

鞍部から北東方向の穏やかな沢に下るがこれが
鉄砲沢左俣である。滝の無いこの沢上部は安心だ。

そしてトップの写真Bに着く。
←小沢は直ぐ急傾斜になり、危なっかしいところだが、
泥、落ち葉、砂が洗われて丁度よかった!

急な場面が終わって右手を見ると尾根に径路跡が
見えていて、それに乗って上へと上がると鞍部に出る。

鞍部を再度北東方向へ下るとオガラ沢であり、
6の写真以降である。
 
6、コメントに書いたがここはオガラ沢を下降している。
白い岩盤と黒い岩脈・・。我らには綺麗だ・・しか分らない。

7、オガラ沢の本流に合流場面であり、今日は対面にある
1020mへ登る尾根に取り付く。 
 
8、7からの取り付きはやや急ではあるがヤブもなく良い。

9、穏やかなピークに乗った。 
 
10、9からほぼ南方向へこんな素晴らしい尾根が・・。
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鉄砲沢へ下る鞍部とオガラ沢に下る鞍部は共に
旧経路が通った峠状の鞍部であり、良く似ている。

沢にあった堆積物は洗い流されて、沢床は岩盤が露出し
非常にきれいであった。

オガラ沢から取り付く1020mへの尾根は未踏である。
不安ながらも登ったのだが杞憂であった。

ブナ大木、美尾根、そして思いも寄らないキレット出現や
11の細尾根もあったり・・。
V尾根探検の醍醐味満喫であったのです。
 
 
11、2万5千地形図からは予想も出来ないキレットやヤセ尾根あり。
 
12、遂にユーシン径路の尾根に上がるようだ。
 
13、乗ったぞ・・。ユーシン径路尾根コース。

14、径路、登山道に出てしまえば勝手知ったる庭の中・・。 
 
15、後沢乗越である。「ア〜ッ、お客さん、そんなとこ
おりちゃ〜ダメですよ〜っ!」
コメント

ユーシン径路に乗ってしまえば後は何でもなし・・。
ヘロヘロしながら帰るのみ・・。

鍋割山の頂上に着いたのは14時半近く。
お天気のせいもあるのか一人のハイカーが塔ノ岳へ
向っていくのを見ただけで、あとは誰もいない・・。

草野さんを私らの独占・・。
お話を伺いながらコーヒーを美味しく頂いたのは当然です。

先ほどの鳥の事を話したら
「あぁ、ヤマドリだろう・・。この辺はかなり見るよ」との
ことでした。
 
16、後沢乗越からの最初の下りは急だ・・。

17、二俣まで下るとホッとするのだ。 
 
18堰堤下の桟道が架け替えられた。
 
19、林道に出て本日の山遊び終了。
汗流しタイム・・。(16時30分)
 あとがき
近年の豪雨はどうしたことだろう・・。以前はこんなに頻繁に無かったような気がするが・・。
これも地球温暖化の影響なんだろうか・・?。
AYさんが昨日寄沢沿いの登山道を補修されながら歩かれている人と出会ったと仰っていたが、
又今日も歩かれていたのです。(登山道の補修を何ヶ所も目にした。  有難いことです。)
AYさんが最初に気づかれ「あの音はなんだろう・・」と仰る。
薄っすらとガスにけぶる山中。 空気を震わす「トッ・トッ・トッ」そして「グルル・・」と鳴き声のような音。
何回も何回も・・。 ユーシン径路の最後の苦しい登りの場面であった。
20m位先のブナの木の根本・・。根本が斜面から横に出てから立ち上がっている。 その上に・・。
あれは正に「雷鳥」ではないか・・、と一瞬M−Kは思ったのです。
胸を張り、両羽を広げたままスックと立っている。 そして羽を3回震わす・・。
我らを威嚇しているに違いない。 アメリカの草原に住む雷鳥のビデオを見た事があるが、正にそれであった。
後沢もかなり荒れていた。下部の方の植林に手が入り、仕事道が整備されて
古かった桟道が架け替えられていて良かった。 何故かM−Kにだけ赤軍4。(__);
勝手知った領域ながらも豪雨の後は様相一変・・。 今までの知識が無になる事もある。
やはりパトロールは必要であり、逐一状況を把握してご報告するのが我らに与えられた責務では無かろうか・・。(^^)v
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