NO296 札掛ー金林沢・二俣界尾根金林のタルーオバケ径路(前半) 
 2011、03、13 ミックスナッツさん、AYさん、KAZさんとコラボ  トップ

 今日のスペシャル
 
↑雪のオバケ径路である。雪深く安定している為、足をフラットに置けて楽!(邪道か?)
 
↑長尾尾根の1100m地点である。
コース概念図
 
 3月11日(金)、14時40分頃、東北関東大震災が発生した。 誰しも体験したことが無い位の揺れであったと思う。
地震の大揺れの後の恐怖は「大津波」である。恐れていた事が現実となったのだが、テレビに映る映像は
目を覆う信じられないような光景だった。
被害の状況が報道されるにつれ、未曾有の災害であることが分って来たのでした。
原発の被害もその内の一つであり、想像を絶する事態となっているのです。
この山行、既に予定してあったし事の重大さがまだピンと来ない内であり、とにかくやりますよ〜で
出かけたのでありました。(お叱りの向きには、誠にあいすみません・・)(__);

 
1、札掛からタライゴヤ沢沿いの林道を進んでこの大欅を→
 
2、金林沢の袂でいつも見るのだ。仕事道がついているが
今日始めて行ってみる。
 
3、堰堤の数が多い! やっと終わって沢歩き・・。

4、 ゴーロ歩きの内に二俣に着く。
 
5、二俣界尾根を上がり、金林ノタルを目指す。

6、ちょっとだけ左手に進んだそこは金林ノタル。 
 
7、直ぐにこのポールがあるがここから入るのではない。
 
8、もう少し上がるとこの場所がある。
 
9、初めの道型に騙されるのだ・・。
 
10、どこが径路なのか不明である。

11、 天王寺尾根の向こうに丹沢三峰。

12、KAZさんの引っ張りは頼もしい・・。 
 
13、今日は5町歩の滝を右岸の上方から眺めている。
左手に滝の上部を回り込んで進む。

 14、13の先でザレ沢を横断するのだが行く手に
径路が見当たらない・・。この辺りはルートを見つけ出す
能力を問われるところだ。
 
15、5町歩沢左岸尾根に着いた。前半終了。
「ミックスナッツさん、何時になりますか・・?」「1時ですよ」→

16、1時となればM-Kには戻る時間だ。
この先は次の機会にお願いします・・で長尾尾根に
上がった。 
 
17、1004mの休憩所。ベンチは朽ちてない。

18、下り始めは花道みたいな尾根だが
そんなに甘くはないのだ。
 
19、一ヶ所シカ柵の穴をくぐった。

20、南西から林道が伸びて来ていて足元で終点である。
 
21、足元は林道終点。KAZさんの提言でこのまま
尾根通しに下降を続ける。
 
22、やがて植林地の中、しっかりした径路に乗り・・。
 
23、どの辺りに出るのかな〜と楽しみにしていたら、
境沢林道ゲート手前の駐車余地の所だったのです。

24、のんびり戻って無事の帰着。 
 あとがき
オバケ径路は、山を生活の場にしている人達にとって重要な径路であったようだ。
往時を偲びながら旧経路を辿ってみるのもなかなかいいものである。
山の斜面に強引に付けた道なのだから、歩かれなくなればたちまち元の自然の中に呑み込まれてしまう。
沢源頭部の横断地点などはかなりの危険地帯となってしまうのは仕方がない事だ。
今回は着雪により、危険地のトラバースがいとも簡単に出来てしまったのだった。
雪をしっかり踏めば立派なスタンスとなり危険を感じることなく通過できたのでした。
一回、二回と歩いて残るは大棚沢の滝下部分の通過である。
先人のコピーはしっかり用意してあり、何回も読んで頭にも入っている。
めでたく大棚沢の部分も通過できて大日沢へ降り立つのが楽しみだ・・。
先人の人はどなたも凄い・・。全部を簡単に踏破して余裕でその先の山歩きも楽しんでおられるのだ。
M-Kはそうはいかない・・。本来なら決して歩かない処だし、分不相応のところであるからだ。
山猛者さんのお付き合いがあればこそ可能なことなのです。
三回目は当然残りの部分を下から“横入り”(邪道か)して尾根に上がり、やっつけるのです!
大日沢に出てしまえば俺の縄張り(笑わせる!)であり、こっちのものだ・・。
M-Kはあまり時間のことを気にしない。1時と聞いた時点の尾根で簡単に諦めてしまいました。
また、今度くればいいのですから・・。
 我らの山好きは半端ではないと思う。人からみたら“キチガイ”であろう。
「こだわり」の部類であることに間違いないのではなかろうか・・。
こだわりの世界は、他の世界の人には理解の出来ない世界であろう。
人として生活の為に日々働くのは当然だ。しかしそれを離れれば頭の中は「山」が大半を占めている。
世の出来事は人は測り知ることは出来ない。天災(人災も)は誰の身にもふりかかる。
火山、台風、豪雨、地震、津波・・。航空機、船舶、列車、車、テロ・・。
予測できない出来事に関して心配していたら人間生きていけない。
起きてしまった事は仕方が無い・・。人それぞれの立場で出来ることを行い、再起にかけるのだ。
被災者となり家族を失ったり、財産が無くなってしまったら・・・・。悲しみ、苦しみは計り知れない。
災難に遭わなかった人は己の幸運を喜び、被災者に出来る事の援助をする・・。
そうして日々を送っていくしか無いのではなかろうか・・・・。
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