NO287 塩水橋ー五町歩沢右岸尾根ー五町歩ノ滝ー
オバケ径路ー
五町歩沢左岸尾根ー長尾尾根
 
2011、01、03  shiroさん、AYさんとコラボ   トップ
 ご注意! このルートのコピーは危険です。旧オバケ径路は不明であり、
崖地のトラバースは命掛けで、滑落すれば一巻の終わりとなります。

今日のスペシャル 
 
↑五町歩ノ滝である。立派だ。烏天狗か貴婦人か・・?
 
↑オバケ径路だ・・?。(径路にみえるだろうか)
 
五町歩沢左岸尾根でランチタイム・・。
 コース概念図
 
丹沢Vルート探検家でこの「旧オバケ沢径路」踏破を目指さない人はいないだろう。
径路の途中には「五町歩の滝」(人によっては“貴婦人の滝”とか“烏天狗” と呼んだりして親しむ)
と大棚沢の大棚(滝)があり、探検家を引き寄せるのだ・・。
しかしこの「オバケ沢径路」はとっくの昔に打ち捨てられた廃道なのだ。
しかも標高850m付近をあくまでも水平を保つように付けられているのだから堪らない。
径路は使わなくなれば「あっという間に」砂礫や落ち葉に埋もれ、崩壊によって消滅する。
大半はその消滅した状態であるのだ・・。
丹沢Vルート探検家の記録を読むにつけ、このルートが如何に危険であるかが分る。
M−Kは多少なりとも(AYさんのお陰で)五町歩沢を挟んだ尾根を歩いてはいるのだ。
新年早々、オバカルートに挑戦・・は感心しないが、根がオバカなので仕方が無い。
shiroさん、AYさんのコラボご参加を獲得したので、後に回って挑戦するのです・・。(^^)v

 
1、8時50分、塩水橋出発だ。
 
2、昨夜はアラレが降ったらしく路面が白い。
 
3、モミの木が立つ下降点に来た。
 
4、五町歩沢出合の新滝へと渡渉する。
 
5、AYさんが渡してくれた木橋で難なく渡り、新滝の右手に上がる。
 
6、五町歩沢を右下に見て右岸尾根に取り付く。
 
7、急登だがヤブや邪魔なものが無い良い尾根である。
 
8、モミの大木も出て来て良い雰囲気。
 
9、右手下にまた沢が近づいて来た。

10、尾根の一角が広く平坦になり、小屋があった雰囲気。 
 
11、右手に滝が見える。

12、近づくと滝が連続している。 
 
13、上流へ向ってトラバースしながら下りていくと・・。
 
14、出現! 五町歩の滝がありました。(^^)v
滝の上部で烏天狗が大きく口を開けているのです。
 
15、14から右手のヤセ尾根をよじ登り、滝落ち口の上部だが
湧水は既に無く、倒木とガレ散乱の河原である。

16、 15から道型らしきを追い、トラバースをしていく。
ザレ地に入れば道型など無く滑落すれば命は無いだろう。
 
17、ここは径路があったらしく・・、見えるところだ。
 
18、モミの大木が連続して立つ大きな尾根に当る。
以前登ったことがある五町歩沢左岸尾根だ。
 
19、径路の進行方向は又ザレ地のようだ・・。
時既に12時半、最早もどるべき時間である。
 
20、本日の径路探索は終了にして尾根を上がることにする。
 
21、この尾根はモミの木美尾根である。
 
22、ランチを終え長尾尾根に向っての
最後の登りである。この辺に来るとモミの木はない。
 
23、大きな倒木があり、もう直ぐ登りは終了。
上がった長尾尾根は読み取り標高1110mである→。

24、長尾尾根の登山道である。13時半・・。
鳥居杉の尾根をいくので2時間以上はかかるだろう・・。 
 あとがき
市販の登山地図を広げて、オバケ径路、五町歩の滝、大棚・・と捜してみても見つからない。
廃道マニア、Vルート探検家、沢登ラーがそれぞれ先輩達の記録を読み、研究して後追いする世界なのである。
当M−Kが生きる世界での先輩としてS−OKさん、マシラさん、イガイガさんがおられる。
M−Kは結構用心深く、やみくもに知らない所への突入はしない。
自分の手に負えそうでないところはシカトして触れないのが得意である。(^^);
いままではずっとシカトこいていたのである。(危ない・・、君子危うきに近寄らず・・)
しかし最早そんな事は云っていられなくなったのだ。(な〜んでか?特に意味なし) ヤル時期が来たということなのだ。
核心部に対し周りを先ず探索し、徐々に攻略していくのもM−Kの常套手段ではある。
同志AYさんの存在はM−Kにとって強大な援護であり、五町歩沢の右岸・左岸の尾根は彼のコピーで歩いたのです。
前記、先輩の記述をコピーし要所はメモした・・。
新進気鋭のshiroさんと達人AYさんの後に付くとなれば最早M−Kは大船に乗った気分であった。
特記すべきはマシラさんの手引き書(ここでは『五町歩沢と大棚沢』であるのです。
M−Kはこの手引き書によりこれをヤル!気になったのでした。
しかし、出来たのは中央部の一部にしか過ぎません。次なる課題として大棚沢の大棚付近があるのです。
諸先輩のこの径路に対しての評価や注意書きは様々である。
一部であっても歩いたM−Kの感想は、五町歩の滝を見て尾根に戻るのなら問題ないと思うが、
オバケ径路を探索するとなれば「危険ですよ・・、道は分りませんよ」と言いたい。
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オマケのアルバム 
 A      
 A五町歩沢は本文12の写真の下までゴーロ歩きだという。B登る尾根はヤブ無く気持ちよい。C本文10の写真の尾根側を見たところ。
D五町歩の滝を上がった上はこの倒木があり、湧水はこの倒木の向こう側。清水は汲める。
       H
 E沢の上流部をトラバースする時は径路はザレに埋もれて不明になるが、尾根部にさしかかるとかなり明瞭に跡を残す。Fはその石積まで
残っていた。Gは五町歩沢左岸尾根の上部であり、モミの木が終わって自然林の登り。H長尾尾根1110mから見えた大山。
 
I、長尾尾根の登山道を離れ上ノ丸へと向かいピークで
左折。柵の外でも内でもJの分岐までは尾根上一緒。
 
J、シカ柵内を進み(一回柵越え橋で越える)
再度柵に当って(左手に尾根が分かれている)から
右手柵沿いに降りていく。

K、鳥居杉尾根への取り付き鞍部。ここは以前からの
登山道だ。右手は札掛へ 
 
L、雨量計測所。この前イガイガさんが来て、
あのポンポンツリーは何だ?と書かれたところだ。
 
M、この辺は道も良く、気分の良いところだ。
 
N、道を挟んで杉の大木が鳥居の如く立っているのだが、
上部はくたびれて可哀想なのだ・・。
 鳥居杉尾根は結構長い。普通に歩いても1時間はかかるだろう。M−KはKの写真から塩水橋の所まで
休憩込みだが1時間15分であった。本谷林道に下りて歩けば一番楽なのだが、時間に余裕がある時は尾根漫歩は
いい・・。 出来れば尾根通しに歩きたいものだ。
M−Kは体力が無いので厳しいコースを一気にやる事は出来ない。今回も僅かなものであった。
しかし次の楽しみとして先の大棚沢と大棚。手前部分のトラバースが残った。これもいつかやりたい・・。