NO253 沖箱根沢左岸尾根ー屏風岩山ーp1160mー
鬼石沢ー旧西沢径路ー
権現山
2010、05、30 AYさん、shiroさんとコラボ  トップ
 このルートのコピーは安易には出来ません。
V慣れしていなければ出来たものではありませんのでご了承下さい。

今日のスペシャル 
 
↑沖箱根沢左岸尾根を上がっていく。
 
↑p1160mから鬼石沢目がけて笹漕ぎへ突入だ・・。
 
↑コース概念図
屏風岩山はVルートで登るには格好の対象である。
アプローチに優れ、登路、下降路共に取るべきルートはよりどりみどり・・。
沖箱根沢左岸尾根は他の人の記録を正確に読んだ事は無いが、
登れることには間違い無さそうである。
このルートをいつまでも未踏にしておくのは「俺の山紀行」の名が廃るというものだ!
それはジョークだが今回AYさん、shiroさんの後につき一回りするのです。
09’07に丹沢写真館さんの後につき、一軒屋避難小屋から1064mを
経由してp1160の登山道へ抜けたことがある。(NO201山行) 
p1160mから鬼石沢への下降はM−Kの念願であった。
上部の径路不明部分と笹漕ぎの場面は上記の体験により自信は何となくついたのだ。
西丹沢はツツジの時期であり、ワサワサと人も車もやたらと多そうである。
我らはそんな雰囲気を尻目に渋い沢からヤブ尾根へとケモノになりきって
登っていくのです。喧騒など関係のない世界なのです・・。(^^)v

 
1、今日はゲート前から更に奥へ進み取水堰横にP。
 
2、大滝沢プロムナード。
 
3、良い子の登山道は直進だ。左へ降りるは悪い子・・?
 
4、大滝沢を遡る。(この先堰堤越えが一つあり)
 
6、出合いに戻って適当に左岸尾根に
取り付き登る。



←5、右岸に入る沢が沖箱根沢であり、
ほんの少し入るとこのF1の大滝がある。
我らは当然眺めるだけ・・。 
 
7、左手下にはさっき見たF1から続く滝の上流が見える。
 
8、細尾根にヤマツツジ・・。
 
9、気分の良い自然林尾根をひたすら登り・・。
 
10、遂にシカ柵、植生保護柵の領域に。
 
11、東峰に到着だ。ガスで何も見えず・・。

12、東峰は通過して屏風岩山のピークだがここもガスの中。 
 ここでちょっと解説を。
沖箱根沢の左岸尾根取り付きはマーク、踏跡などは無い。崖やザレもなく、急ではあっても立ち木や木の根が
豊富にあり登るのには困らない。登る左下にF1に繋がる滝のような流れを見て「お〜長く続いているんだ!」と
ビックリする。細くなったり、斜面だったりしながら上がる尾根は自然林で気分が良い・・。
左手に植生保護柵が最初に現れてからは、次々に柵が現れる。やがて右手から太い尾根が合流し東峰に至る。
11時少し過ぎに着いたので予定より早い。ここで早ランチにしたが早目に切り上げて先へと進む。
登山道部分は省略してp1160mからヤブ漕ぎ突入の場面からのUPにします。
 
13、p1160m登山道脇に嫌でも目に入る大きなブナの倒木
がある。下降地点はここの南15mの地点で石柱がある。

14、突入地点。(入ると立木に太い赤テープあり。背丈以上の
笹に潜るが足元に踏跡があり進む方向が分る) 
 
15、14の笹漕ぎのあと実はアセビジャングルに入るのだ。
踏跡、マークは無い。進路をハッキリ把握していないと
路頭に迷う。ここは無事に抜け出た場面である。

16、ルンルンで下降していく。 
 
17、植林地となったが仕事道的にはない。
 
18、鬼石沢に下りついた場面。丁度対岸は西沢径路が
尾根に取り付き登るところである。チョベリグ!
 
19、我らが休憩の後、登り始めたら上から沢屋さんが3名
下りてきた。マスキ嵐沢をやったという・・。ゴクロウ様です!
 
20、西沢径路は何回かUPしているので省略。
ガスにけぶる権現山に到着したところ。
 
21、頂上の南西方向に下りるのだが植生保護柵が
邪魔をしているので回り込んでから方角を確認。
 
22、RF必要場面である。
 
23、やせた尾根になり・・。

24、右手に白ザレ崩壊地の最上部に出た。
下る尾根は向こうへは行かない。悪い子のお遊び! 

25、それでもたま〜に古テープがついている。 
 
26、出発点へドンピシャだ!これは素晴らしい。
 あとがき
畦ヶ丸を中心に南に屏風岩山、東に権現山を中心にした領域はVルート探検家にとって最高のゲレンデではなかろうか・・。
M−Kがネットを始める以前から地獄棚の見物とか、鬼石沢の遡行は体験していたのです。
しかしネットを知らない当時は他のVルート情報など知るわけもなく、屏風岩山・東峰や権現山へ登る登路と、ましてや
西沢径路、1079m〜畦ヶ丸のVルートなど思いも寄らないものでありました。
ネットに参加し、先人の記録を読み「目から鱗」でありました。
自分が登れそうなルートを選び、作成してはチャレンジする・・、そして今に至っているのです。
大滝沢右岸尾根から屏風岩山東峰。地獄棚辺りからの東峰。鬼石沢から畦ヶ丸への沢とV尾根。
マスキ嵐沢〜西沢径路や権現山。これらは複数回歩いてはいますがそれぞれ素晴らしいVルートと思います。
まだ未踏のルートはいくつもあり、いずれのお楽しみにとっておくのです。
数日前まで雨の予報だったこの日が前日には曇りに変わり、今日は結局カッパ着用なしですみました。
高度が上がった地点ではガスっていましたが反面涼しく、快適に登れたのです。
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