NO223 ミズヒ沢(四十八瀬川)ー鍋割山
 2009、11、23  イガイガさんとコラボ トップ

 今日のスペシャル
 
憧れだったミズヒ沢を師範についていく・・。あぁこの幸せ・・!
 
そしてこの紅葉・・!
↓ コース概念図(イガイガさんより頂いたものです)
 
ンン!鍋割尾根を下降しているが途中のオロオロは何だ?!
 課題山積!師範にお願いしたいルートはいっぱいある。
この連休のお天気は微妙に激しく変化した。行けるか?中止か・・?
直前まで迷う状況であった。
他にもミックスナッツさんから頂いた多人数が繰り出す行事もある。
安易にコースを設定するわけにはいかない。
ここミズヒ沢も憧れの沢の一つである。
師範の後につき、M-Kは幸せいっぱい夢いっぱい・・。
穏やかな沢遡行と相まっての見事な紅葉・・。
楽しい、楽しい一日となったのでありました。

 
1、三廻部から入った県民の森。ゲート前にP
 
2、早速のモミジ。
 
3、ショートカット道で小丸尾根入口に出て左折。
 
4、林道終点に着く。今日は鍋焼きうどんを
食べる事に決めてあるのだ・・。(^^)v
 
5、ミズヒ沢沿いの左岸の径路を進むと岩に進路を
塞がれる。(@右手の見上げる岩尾根をよじ登ると
マルガヤ尾根に上がるルートの一つになる。A手前の
植林地から斜上して@の岩尾根に合流するのも危険でない
ルートとして取れる。B前方の岩を越えて大滝の下に降り、
右手のザレ斜面をよじ登って@の上部に合流する
ルートが取れる)

マルガヤ尾根に上がるのも、大滝の上流に進むのも
この高巻ルートで石柱の立つ小ピークに上がらねば
ならない。Bは一番難しいルートだ。

小ピークの先左下には踏跡が見えており、沢へと
安全に降りていかれる。今回はそのルートである。
 
6、高い滝であり接近してしまっているので
全体を写せない。
 
7、沢から登る尾根はいずれにしても急であり、
容易ではない。登る途中にこの紅葉・・。
 
8、登り着いた小ピーク。「公山」の石柱が立つ。
ピークにだけ苔?が生え独特の雰囲気である。
 
9、8の直ぐ先で沢に降りる踏跡があり、ここ下る。
 
10、ミズヒの大滝を越えた穏やかな沢である。
 
11、沢光景
 
12、沢光景
 
13、沢光景
 
14、沢光景
 

15、沢の上流部はまず現在地が分らなくなる。
 

16、15で既に分らなくなり尾根に上がる事にした。
 
17、ひたすら尾根を登り左手に鍋割小屋が見えた!
実は今まで稜線などはガスに隠れて見えず、自分達が
鍋割山のどちら側に出るのか分らず二人で大いに議論して
楽しんだのです。
 
18、鍋割山〜小丸間の稜線にもう直ぐ出るところ。
 
19、出た登山道と・・、
 
20、右手の蛭ヶ岳方面の光景。
 
21、お約束の鍋焼きうどん。M-Kは初めて頂く。
具沢山であり、美味しくいただいた・・。完食なり。
 
22、頂上に別れを告げ下山だ・・。富士は見えず残念。
 
23、標高1100m辺り、本尾根を外れていく。
 
24、ベリグー尾根であり、鼻唄が出そうも・・。
 
25、始まっちまった・・。モミジは綺麗だがルートは・・?
 
26、オロオロし、バックー!もした。
しかし何とか纏めるのが師範なのだ。(^^)v
 
27、下手をこけば右手前方のあの崖に当たるのだ。
この直ぐ先は左手に尾根へ上がるところだ・・。

28、戻り着いた公山の石柱が立つ小ピーク。 
 
29、尾根を下ると左手の植林地に僅かに踏跡か・・?

30、M-Kは左手の植林地へ斜めに下降してみた。 
 
31、何でもなく林道終点に出られるのでした。
このルートは大滝下には出れませんが危険なヤセ尾根の
上に乗ることが出来ます。
 
32、「ゴマ〜、ゴマ〜ゴマがいっぱいご満足!」(古い!)
 あとがき
本日も沢歩きである。我らの沢歩きは所謂「沢登り」とは少し異なるのだ。
ヤブ尾根を登って稜線やピークへ行くのと同様に、沢を主に辿り(最後は尾根に逃げるのが大半だが)稜線、
ピークへと登っていくのである。
登山道や尾根歩きでは見られない沢の光景を目にする事が出来るのだ。
沢と一口に云っても光景は種々あるのは当然だ。穏やかな流れのゴーロ歩き、谷が狭まり峡谷の光景。
峡谷の光景は沢を歩く中で一番の見所であろう。左右に迫る崖。折り重なる大小の岩を噛んで流れる清流。
次には遂に滝が現れ、岸壁に行く手を阻まれる事になるのだ。
我らは滝登りや岸壁登りがしたいのではない。眺めるだけで十分なのだ。
如何にして安全に巻登れるかを探す。これを一般的に「高巻」と言っている。この高巻もロープや道がついて
いる訳ではない。急傾斜地のトラバースをしなければならない時もある。これがなかなか危険だ・・。
狭い峡谷になったところをゴルジュと呼んでいる。ゴルジュを抜けると沢は開けほっとする場合が多い。
沢の上流部に至ると水流が無くなる。沢は二俣、三俣と細かく分岐して目的の沢筋や尾根が分らなくなる。
今回も最後には分らなくなってしまった。師範はいつもコンパスをあて探ってくれている。
M-Kは「はい、ハイッ」とついていくだけである。(口でノーガキだけ垂れている);
遂には尾根に取り付くのだが上方の尾根筋などはガスに覆われ見えない。
登る尾根がどこに出るのか分らないのだ・・。これが実に楽しい。
師範はコンパスを信じ鍋割山より北東、すなわちマルガヤ尾根に近い方に出ると仰る。
M-Kのノーテンキは鍋割尾根の最後の鞍部に近い尾根に出るに違いない・・と言ったのです。
結果は・・! 師範○、M-Kはbuu-×。当然の結果でした。(__);

師範と一緒なのに登山道をこのまま降りる訳が無い・・! 全くのド○ホ、大○鹿者では無かろうか。
下降地点は1100m辺り。ミズヒ沢がマルガヤ尾根の南西下で大きくくねり曲がる辺りに下りるのだ。
標高を測り、地形図を見比べて「Goo-」 画像のNO21、22に入っていくのです。
しかし・・。しかし、毎度の事ながらも尾根分岐に不明・・となるのです。
右へ・・、左へ・・オロオロするのです。遂に尾根は急に沢の上部へと落ち込んで行くのです。「バックーッ!」
もがき登り返すのです。(我らは強引に下降はしません) そしてまた下降・・。

遂に下にミズヒ沢。安全に降りれる場所へと出たのです。
我らは何でも無い様に、あたかも楽しい様に歩いて来ていますが実際には危険といつも隣り合わせです。
単独のVルート歩きは「遭難予備軍」になります。
初級から経験を積み、装備を揃え、技術を上げてこそ無事の下山を果たす事に繋がります。
これをお読みの方々にくれぐれもその辺りを了解して下さる様にお願いいたします。
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 オマケのアルバム(イガイガさんから頂いた画像です)
 
A,本文中のBのルートを上がっている。危険含みだ。
 
B,滝下から小尾根に上がった後急斜面をジグザクに這い
登る。この登る場面はKAZESAYAGE1のマルガヤ尾根の
滝下から登るルートと同一である。このまま登り詰めれば
928mに至る。
 
C、憧れだったミズヒ沢をルンルンで歩くM-K。
 
D,同じく。