NO209 「丹沢の貴婦人」に出会いを求めて」
塔ノ岳近辺の探索
 2009、09、13 AYさん、ミックスナッツさん、まーちゃんとコラボ トップ

 今日のスペシャル
 
 ↑サガミジョウロウホトトギス(丹沢の貴婦人)との出会いです
 
 ↑知る人ぞ知るお馴染みの場所
 
↑秘密の岩場には何十株もの群生が・・。 
 
 ↑AYワールドへご招待!
「俺の山紀行」のV尾根にはピッタリ(まーちゃんの弁より)の美尾根。

 サガミジョウロウホトトギス・・。なんという良い響きの名前であろうか!
サガミは相模の国であり、ジョウロウとは身分の高い御殿女中(M-K解釈)であり、
ホトトギスとは鳥ではあるが胸の斑点になぞらえた花の名前である。
(この釣鐘状の花の内側に斑点が沢山ある。色は貴婦人らしく他のヤマホトトギス
などには差をつけており、気高く鮮やかな黄色である。ゆえに遠くからでも良く目立つ)
この花は丹沢の固有種であり(絶滅危惧種であるかどうか知らないが)、盗掘などに遭い、
株数の激減によって絶滅が危惧されるところではある。
丹沢ファンがこの花を紹介する時は場所などを知らせない事が常識になっている。
M-Kもそれに習いこの山行のルート図などを明らかにしない事にした。
M-Kはこの花に会う為の山行を初めてやった。(偶然この花に会う事はまず無い)
AYさんの先導により、この花が咲いている地域に分け入った。
今日は天候にも恵まれコンデションは最高である。
花にも出逢えた。それも沢山出逢えた。秘密の場所では群生であった。
いつもの危ない登りもやった。全く人からみたら実に愚かな?ルートも通った。
しかし・・、この気分爽快、満足感、充足感はなんだろう。
コラボによる安心感は例えようも無い。危険を回避し、互いに協力し、
共通の喜びに浸る・・。M-Kはコラボの皆さんに心より感謝するのです。(__)v

 1↓表丹沢の人気のある一帯から出発。  2↓崩壊地の通過。
   
 3↓相模湾、真鶴半島も見えた。  4↓ミックスナッツさんは偉い!ボランティアで丸太運び。
   
 5↓ここにも丹沢貴婦人を見る。  6↓とんでもないルートを上がっている。
   
 7↓イワシャジンも咲いている。  8↓VV尾根の登り。
   
 9↓超ヤブ尾根登りの途中です。我らを歓迎?してくれました。  10↓表尾根登山道に合流。
   
 11↓紅葉が始まった。そこの尾根は長尾尾根。  12↓木の又小屋だ。M-Kは当然カキ氷!主さん、単独
猛者さんと一っ話。「表尾根さん」をご存知の方だった。
   
 13↓超自然の中何故か又下降している?  14↓美尾根にシビレル・・。
   
 15↓コワ〜イ名前の沢だぞ〜・・。  16↓こりゃ〜たまらん・・。別世界だ!。
   
 17↓昔こんな歌があった。「♪プチットフルー、可愛いい花〜♪」
何故かこの花を見て思い出してしまった・・。
 18↓ここは誰もが気軽に行かれるところでは無い。
   
 19↓両手足フル稼働の登りだ・・。(我らは人間か?)  20↓ミックスナッツさんも冒険家である。
ガレに果敢に挑戦していく・・。見ているこちらが恐い。
   
 21↓また人間界に復活したのです!(^^)v 日高〜塔ノ岳間。  22↓主との歓談の一時。ここの猫ちゃんが突如
「インターナショナルデビューするのだ!」まずはお楽しみ!
   
 23↓これもマル秘の下山ルートの入口である。  24↓何とか沢の源頭部にある岩場である。
   
 25↓上の草原・・とか。  26↓曖昧な連絡路。
   
 27↓いくらの距離も無く・・。  28↓別世界!「下の草原」に飛び出す。
   
 29↓左よりに下降して・・。  30↓植林地に入る。やや下ると中央に(写真の左手)明るい
樹林帯が見えたら左手の尾根に入る事が重要である。
   
 31↓踏跡に乗りながら下降すれば「○○新道」に合流する。  32↓一下りすれば堰堤横に出て山行終了は近い。
   
あとがき 
丹沢ファンである「レディス&ジェントルマン」のお方でありこのお花に会いたいと願う人あれば、
当記述を参考に歩かれると「発見!」となる可能性大である。
当記述で○○新道が読み取れない人やこの花がどういう場所に咲いているのかを知らない人には
会う事が出来ないと思う・・。そしてこのルートは登山道にはなっているが危険地もありお散歩気分の人には
無理だと思う。「花の命は短くて・・」である。何年か計画で「よし!絶対発見するぞ!」の考え方で
臨まれるのが最高の気がする・・。(大きなお世話スミマセン・・)
我らは特殊である。ケモノ道を当り前に歩いているのだからケモノの部類でもある。
人が普通には立ち入らない名も無い沢の源頭部には岩場が当り前にある。
その岩場近辺には地中から生まれたての清水がコンコンと流れ出ていることも多い。
その岩場に、正に目の前に・・、可憐なサガミジョウロウホトトギスは咲いているのである。
辺りを見回せば岩の上には群生して咲いているのである。
これこそが我らケモノ達に与えられたご褒美?ではなかろうか・・。
鮮やかな黄色の花を並べて垂れ咲くさまは壮観であり、云い得ぬ快感に浸るのである。
最後の下山に取ったコースは危険含みである。足元が危険なのでは無くルートを読むのが難しいのだ。
しばらく前に、一回位登りに取っていても初回の下降ともなれば??・・となるのである。
ルートを外し沢に下りてしまったら準遭難ものであり、強引に下れば結果は悲惨となる。
安易にこのコースを下降に取らないで欲しい。Vマニアには余計なお世話だが・・。
M−Kは専らブービーの位置である。実に頼もしい達人が先導してくれるのだ。
後にも普通には助っ人がいて下さる・・。こんな幸せでいいんだろうか・・?。
いつもこの幸運を感じながら歩いているのです。皆さんホントにありがとう。(^^)v

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