NO197 仲ノ沢林道ー弥七沢ノ頭ー大杉山ー戸沢ノ頭ー大野山沢右岸尾根 |
2009、06、20 Oさん、AYさん、ミックスナッツさんとコラボ トップへ |
今日のスペシャル |
↑新緑のようなブナ林の緑である。この雰囲気は何度来ても素晴らしい・・。 |
コース概念図(無修正) |
AYさん、Oさん、ミックスナッツさんとの4名コラボは前回と同様の顔ぶれである。 弥七沢ノ頭をAYさん、Oさんが周回されると聞き、ミックスナッツさんと共に同行させていただく事になった。 M−Kの希望はヤシチ沢左岸尾根を登りに取ってもらい、下降ルートはマルチでどうぞ・・と 云う事になった。戸沢ノ頭先までは同じルートを取り、読み取り750m地点で別ルートに分かれた。 過去の先行者さんの記録には、戸沢ノ頭以南は激藪であるという・・。 我らもおそる恐るの心で下降に臨んだのです。 M−Kの下降予定ルートは723mピークから南面にではなく、以前玄倉の人に聞いた 大野山沢右岸の尾根に下降したいのでありました。ミックスナッツさんが私に組んで下さり 未知尾根下降となったのでした。そしてとんでもないハプニングに遭遇したのでした。 |
1↓仲ノ沢林道、コワリ沢の近くにPして出発だ。 | 2↓今日はヤシチ沢左岸尾根の突端から登ってみた。 |
3↓2の尾根を前方に進み、ここ鞍部状の所。右手に径路あり。 | 4↓雰囲気の良い尾根を登っていく。 |
5↓極上尾根。 | 6↓右手から上がり小シカ柵ピークに乗る。 |
7↓6の後シカ柵を右手において登っていく。 | 8↓柵が終わり展望地に出る。左手のピークが大杉山。 |
9↓崩壊地の上は明るく展望も良い。皮肉なものだ・・。 | 10↓ピークに上がり、右手に折れていく。 |
11↓植林地は終わり惚れ惚れする自然林の登り。 | 12↓直ぐその上は弥七沢ノ頭950mPだ。 |
13↓集会の日に立てられた記念すべきプレートが光る。 | 14↓ニカニカ集会の行われた跡地である。 |
15↓これすごーい! | 16↓わぁ〜!食べられそう・・。 |
17↓お二人さんには未知なる尾根。RFしながら先頭を・・。 | 18↓美尾根。 |
19↓その上は大杉山、北の肩(仮)だ。 | 20↓この地点が大杉山北の肩であり一つのポイントだ。 |
21↓植林地の中、左のフェンスの先がプレートのある頂上。 | 22↓穏やかな植林地を歩いて来て遂にここは戸沢ノ頭。 |
23↓このピークでマルチお別れとなる。 | 24↓柵沿いに急下降していき・・。 |
25↓鞍部に下りた。(逆を見る) | 26↓25から見た進む方向の723mピークへ。 |
27↓26の植林地を抜けて振り返り見たところ。 | 28↓723mPを進むのだが・・、左手に我らは下降せねば ならないが尾根の形状はなし・・。 |
29↓RF必死。28で○の方に下降するも方角修正して左手に 戻る形で27写真の植林下の方へ・・。 |
30↓この先でM−K先行し、30m下を右手から左手に 移動している熊親子三頭を発見!我らは熊と逆方向へ。 |
31↓30の写真では下るべき方向は確信が持てていた。 ここは既にベリグーな美尾根下降である。 |
32↓31の写真辺りではさっきの熊親子の足跡が ハッキリ、クッキリ・・!この部分径路に合流した。 |
33↓尾根先端は急である。何とトラロープあり! | 34↓ヤッタゾ!未知尾根下降達成だ。熊遭遇も無事で 何より。嬉しくってミックスナッツさんと握手! |
35↓振り返り見る下降した尾根。(中央) | 36↓車へ戻りながら見た下降の尾根。写真では分から ないが壁のように立っている。 |
あとがき 梅雨の真っ只中にあって、本日は誠に有難いベリグーな一日であった。 普通にはM−Kは土曜日の山行はしないのだが、AYさんの都合で今日「山」をやる事になり、結果的によかったのでした。 弥七沢左岸尾根は下降を一回しただけなので今回は登りを体験したかったのです。 標高700〜770mにかけて植林地とシカ柵の脇を通る他は自然林の美尾根であり大変素晴らしいと思いました。 登るこの尾根には命の危険を感じるようなところは無く、それも良い事だと思いました。 800m位からの尾根漫歩と弥七沢ノ頭に乗ってからの稜線漫歩は只々幸せの時間帯であったのです。 戸沢ノ頭までの大杉山の天辺歩きを始めてやりましたが、只渋いものでありました。 戸沢ノ頭には手製のプレートが掛けられているだけでピークらしさは何もありません。 我らは戸沢ノ頭(880mピーク)で方向を変え南下しましたが直進して540m〜中川橋のルートも踏破 しなければイカンな〜と思った次第です。 750mの肩状の所でAY隊とお別れです・・。私は未知尾根下降に対してかなりの不安も感じていましたが、 ミックスナッツさんという強力助っ人がおいでなので「何でも来い!」の気持ちでありました。 こちらのコースには激藪は避けられないとの事・・、「サア来い!・・」と身構えて進むのですがありません。 723m手前の鞍部からパラパラと笹が立っています。しかし植林の中は何もありません。 723mの始めの方で北東方向に転進しなければなりません。ちょっと南東に進み過ぎたようなので北東斜面に 入って尾根筋を見ながら戻り気味に探ったのです。GPSにしっかりと納得できるようなルートが入ったので 尾根決定です。(鞍部過ぎにあった植林地の下の尾根の感じです。未確認) かなりの傾斜も危険ではなく、ブッシュ、岩もなく快適に高度を下げていきます。 私が先行していたその時30m前方の斜面下・・。熊三頭がゆっくりと右から左へと歩いているのが目に入ったのです。 「あそこ、熊・熊・・!」ミックスナッツさんに興奮しながら方向を指差し、共に確認してもらったのです。 ミックスナッツさんは笛、私はカンシャク玉鉄砲・・。「こっちへ来るなよ〜」の意味合いです。 「ピー・ピー・・・・、パン・パ〜ン!・・」これでもう大丈夫です。 ラッキーにも熊は偶然にも私らに対面する前に方向を変えてくれていたのです。 私らが降りていく方向から登って来たのは間違いなかった事なのでした。 この後、足跡クッキリ残るところを降りていったのですから・・。 尾根の先端に近づくと大野山沢に向かっての径路が現れそれに乗って下ります。 急ながらも危険を感じる事無く大野山沢出合へと下降できたのでした。 玄倉川は渡渉しなければなりません。私はザンブラコ・・で渡ります。林道歩きに入り車へと戻り始めたのですが、 ミックスナッツさん「一足先に私が行き、車を取って来ましょう・・」と仰って下さったのです。 有難いお言葉に甘え、そうしてもらったのです。私はのんびりと歩きながら立間大橋を渡り、 レッコ水で汗を流しあとは車を待ったのです。 間もなく車到着。ミックスナッツさん、本当にありがとうございました。 車に乗りAYさん達を迎えに急ぐ・・。きっとヘロヘロで階段を下りている頃に違いない・・。 玄倉の橋の上、「何だ?あの二人はOさん、AYさんではないか?・・」 何がヘロヘロで階段だ・・、もうとっくの昔に着いておられたのでありました。(^^); |
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