中ノ丸ーフジモク沢ー地蔵平 |
2008、12、21 AYさん、まーちゃんとのコラボ山行 |
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今日のスペシャル 激藪へ突入し方向等は分からない!身体で押し倒しながら進んだ。 |
↓どこか正確には解らないが二俣に出たのであった。 |
↓忍橋林道から富士見林道に合流したのである・・。 |
コース概念図(国土地理院の地図を利用しました) |
GPS軌跡ではありません。適当な書き込みです。ご承知下さい。 |
三ヶ瀬、東沢・水晶橋8:00ー1240m−中ノ丸南尾根下降ーフジモク沢10:30ー 忍橋林道・富士見林道合流点(ランチ)12:30−地蔵平13:30− 信玄平15:10−城ヶ尾峠15:50−水晶橋着16:30 |
AYさん、まーちゃんと三人でのコラボ山行の巻・・。 まーちゃんは沢、岩、雪山をやった山達人であるという・・。 となればコース取りには全く遠慮は無用だ! 普段なら(単独なら)恐くて出来ないところをこの時とばかりに分け入ってみた・・。 水晶橋に車をおき、しょっぱなからV尾根に挑戦である。 中ノ丸からもV尾根下降・・。わざわざ本尾根を外し、激藪突入だ・・。 下った谷間の位置が不明(分かっていない)であり、勝手に此処だろう・・などと 決め付け進む・・。多少はウロウロしたが何とかフジモク沢左俣に繋げ 忍橋林道へと入る事が出来たのです。 富士見林道に合流の時点で相談し、地蔵平経由で戻るしかなし・・との 結論に達し、今回の探検はこれにて終了、としたのです・・。 |
1↓しばらくぶりの水晶橋。 | 2↓1の車の横の尾根に取り付こうと車の前へ進んだら 直ぐに格好の取り付きが・・。 |
3↓疎らな笹を漕ぎ、あるかなしのフミアトを追う。西隣はdnさんが 上がった尾根。その又一本先には以前俺が挑戦した尾根がある。 |
4↓(逆)ヤブが切れホッとする場所に出た。 右手からフミアト合流。 |
5↓4からまたしばらく登って遂に稜線上の登山道に合流。 | 6↓尾根入口辺りの笹は頭位でまだ可愛い。 |
ここで「ちょっと説明しよう!」(なんだ!ヤッターマンか?) 水晶橋〜城ヶ尾峠ではもうオモロクないのだ。探究心旺盛な我らは当然未知なるV尾根へと挑戦した。 水晶橋から大界木山や信玄平方面へ行く人は用の無いコースだが中ノ丸や非難小屋方面に行く人なら 格好のショートカットになろうというものだ・・。 (そんな変なとこ、行かないよ〜・・の声!) 4の写真の後、稜線を西へ進み、中ノ丸南尾根(仮)への入口を探る。 6の写真は既に密笹に分け入ったところである。入口にはマークもフミアトもなし・・。 笹を漕ぎながら進むと僅かにフミアトらしきが少しばかりはあった。 このまま1067mへ進むのはオモロクないのだ! 我らは密藪こぎから、激藪こぎへとグレードアップし1067m上方の1100m辺りから西側の 激藪へと突入していく。(AYさんのお尻ににしがみついているのだ!) 激藪の中、方向不明。尾根が左へ曲がるところも直進してしまった・・。 最後の方では激笹ラッセルをM−Kはタッチして漕ぎ進んだ。 |
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7↓1000m辺りからフジモク沢への下降尾根は激藪である。 先も見えず身体をあずけ、押し倒し、分け入っていく。 |
8↓後半になりM−Kはラッセルを変わり、突き進む! ぽっかり笹が切れ、ザレ地の上端に抜け出る。 |
9↓これがその足元。下れそうな傾斜なのでこれを下降していく。 | 10↓良い感じの谷間に下りた。トップの写真の再掲。 |
11↓10を下降して僅か、また沢の出合となった。 | 12↓二俣の左俣を眺めたところ。これを遡っていく・・。 |
「説明しよう!−2」 10の写真の場所は小さいながらもはっきりした二俣である。次の11の写真も二俣なのだ。 地図を出し、現在地を特定しようとするも推測の域を出ない・・。 やっぱり・・、であるが我らは場所を誤認した・・。もっと冷静にしっかりと検討すれば良いのに それをやらない・・。12の二俣(左)を上がれば忍橋林道からの小道に出る筈だ・・。 愚かな誤認で進むも??と思い左手の尾根へと上がったのです。径路はありません。 その尾根を下降して行き、また二俣に降り立ちました。また位置確認の会議です・・。 目の前の植林を乗せた尾根は長く立派です。「あの尾根上に径路があるに違いない!」 果たせるかな・・、径路があったのです! 左へと下降して行き尾根西側の沢へと降りました。(テープあり) 対岸に渡りトラバース状の僅かなフミアトを追うと荒れた林道跡に出たのでした。 dnさんの記述で見た「忍橋林道」に出たのです!(^^)v |
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13↓ フジモク沢左俣に出たのです。OK!なのです・・。 | 14↓ 信玄平辺りが見えているのです。 |
15↓ 忍橋林道も後半は気持ちの良い林道。 | 16↓ランチも終わり、のんびり鼻唄で地蔵平へと着きました。 |
「説明しよう!−3」 富士見林道の合流点でランチとした。時既に12:30。今日は折りしも冬至の日である。 4:30頃の日暮れを思えば織戸峠〜大栂〜 菰釣山〜城ヶ尾峠等と回れる訳もなし・・。 それでも一応M−KはAYさんにお尋ねしてみたのです・・。 「あの・・大栂へは・・?」、「あ、ダメね!無理でしょ!」 AYさんは誰よりも俺のヘロヘロを良く知っている。 これから地蔵平に行き、散策をしてから俺の脚でもがいて登り返しても水晶橋には暗くなる少し前位である。 日は暖かく申し分のない日和である。まーちゃんは地蔵平は初めてという・・。 ご案内するのは当然だ。一通り解説して広場にて休憩の一時・・。いろんな思い出が蘇り、至福の一時であった。 |
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17↓先ずはお地蔵さまへお参りだ・・。 | 18↓「お地蔵さん、また来ましたよ・・」 |
19↓「震災慰霊碑」 | 20↓ 明るく開放的な広場。 |
21↓ 信玄平、城ヶ尾山への登り返しである。AYさんがこの辺で 「ツチノコ」に遭遇されたと云う・・。俺は100%それを信じている。 |
22↓ 信玄平も過ぎ、城ヶ尾峠への危ないトラバース・・。 ここは何でもない。(トラバースは何でもない、注意するだけ!) |
23↓ 城ヶ尾峠。15:50。俺のヤブ尾根紀行の中で、まさか ここで複数の人と立つなんて・・、想像もしなかった。 |
24↓ 林道に降り立つ。お二人さん、本当にありがとう・・。 |
あとがき AYさんもまーちゃんも物静かなお人である。M−Kのノーテンキな○カ丸出しの人間と訳が違う・・。 俺は非常にご満足な雰囲気に包まれ、最初から最後まで幸せいっぱいの心であったのです。 AYさんからまたフルーツのカットをいただき、道中何回にも分けて楽しみいただいたのです。 まーちゃんには「今日は年寄りの後ろを一つ頼むよ・・」とお願いしたのです。 思いっきりVコースを行くのだ・・と目論んだ俺の発表にAYさんもまーちゃんも異論はなく、目が輝く・・。 いやはやこの激藪は単独だったらやれたものではありません!三人であるからこそ楽しいのです! 西丹沢の秘境を徘徊するこのお遊びは「豪勢な道楽」ではあるまいか・・。 勝手に名前を出して恐縮だが、明らかにこの領域は「dnワールド」であろう。 お○カな俺だが闇雲に突進するのではない!秘かに先輩のページを研究をしているのだ・・。 確か「花のひかり」というページでこの辺の記述を読んだことがある。 藪を漕ぎ、V尾根を下降し、またV尾根を登っていくその記述に感動したのを覚えている。 単独行の俺の筈なんだが、どういう訳かコラボ山行に嵌ってしまった。 いずれは誰にも相手にされなくなるだろう・・。そうなるまでに一回でも二回でも回数を稼ぐのだ・・。(^^)v しかし、この楽しさは止められそうにない・・。 |
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参考ページは 「ドブ鼠徘徊記」 「花のひかり」 を参考にしました。 |
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