慰霊登山 
 2008、12、07 8名にて

 丹沢を愛した登山者が大山三峰山、境界尾根に散った・・。
同じく丹沢を愛してやまない「丹沢・Vルート愛好者」8名が集まり
慰霊の登山を行い、現場にて慰霊の祈りを捧げたのです。

 ↓一の橋に8名が集合した。
 
 ↓植林地の急登の後、沢へトラバース。現場の近くに着く。
 
↓ 献花とお線香、写真とお酒。安らかに眠って下さい・・と祈りを捧げる。
 
↓お別れする前に再度手を合わせ、下山に入る。 
 

 我らは日頃から丹沢のVルートを単独で踏破しては喜んでいる
人間であり、この境界尾根に散ったお方もそうなのである・・。
ネットの世界に於いて繋がりがあり、赤の他人ではないのです。
AYさんは地元厚木市の方であり、山達人である。
ご家族に一早く境界尾根、派生尾根の見取り図を提供された。
 AYさんは我らの親しい仲間なのです。前日、捜索隊に同行
されたAYさんの先導により慰霊の祈りを捧げたのです・・。
 「富士夫日記」さん。
安らかにお眠りください・・。
今まで素晴らしい写真をありがとう。

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 慰霊登山・後編

三峰山は標高は千メートルに満たないが、稜線や派生する尾根は
岩っぽく痩せていて急傾斜で谷へと落ち込んでいる。

近年でも一般登山道からの滑落事故が起きている。
この複雑で危険な地形を好んで自分のゲレンデとしている人もいる。

同好の士の遭難を痛みながら、我らは境界尾根をグルッと見渡す
周回コースへと進んだのでした。

 1、↓現場へ下りる斜面のフミアト。  2↓脚立のピークに立つシンボルツリー?
   
 3↓唐沢の頭へと続く尾根。  4↓日向でランチとし、後半へと出発。
   
 5↓大分回り込んで来た。正面に境界尾根。  6↓唐沢の頭への緩やかな登り。
   
 7↓6の先で再度望む。  8↓皆の休憩ポイント、唐沢峠だ。
   
 このメンバーはそれぞれにキビシイ体験をしているだろう・・。日頃から
冒険コースを好んで歩いているのだからそれは当然だ。それ故に富士夫さんの
滑落は決して他人事ではない・・。明日は我が身の可能性だって十分にあり得るのだ。
三峰山の話題を中心に、富士夫さんの写真の見事さも話題に上がる。
グルッと境界尾根を眺めながら周回してゆく。唐沢峠、893m、778m、
大沢分岐、巨木の森上の東屋、・・。
右手南東側はこの前の集会会場だったキャンプ場の上である。
最晩生の紅葉を見て見晴広場へ・・。A,Bと過ぎ最後の締めくくりは
やっぱりV志向者らしいとんでもない尾根の下降であった。

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