NO169 仏谷金山谷出合ーミカゲ沢ノ頭
 2008、10、26 AYさんと同行登山の巻ー1  トップ

 今日のスペシャル
 
 ↑「出なくっていいっつーのにもう〜・・」M−Kは直ぐ出たがるのです。 (AYさん画像)
 
 ↑これなんです! 美景にウットリ・・。中央のピークが檜洞丸。

 コース概念図(国土地理院の地図を利用しました)
 
 ↑このルートはそっくり丹沢写真館さん(お嬢さん同行)のミカゲ沢ノ頭コースの
踏襲であります。ルート図はAYさん作成のものです。借用しました。(^^);

 「夢の実現」 拘りの丹沢Vルート愛好者。AYさんしかり、M−Kしかり。
Vルート愛好者は平常単独行動である。何故ならまともではないルートを勝手気儘に
歩きたいのだから同行者がいては邪魔なのである。そして危険だからだ。
しかしV愛好者同士であれば話は別となる!(勝手なM−K理論)
何故なら危険は百も承知であり、自己責任100%を心得ているからだ。
AYさんの脚力はご存知「丹沢串刺し山行」の豪脚である。
M−Kは・・、ご存知メロメロ脚である。この差は如何に・・。
AYさんには十分因果を含め、M−Kに一日をくれてしまうこと・・を了解してもらったのです。(^^)v
 神ノ川ゲート前8:10−広河原ー魚止ノ滝上10:00−仏谷金山谷出合ー尾根取り付き10:50−
1230mピーク12:30−ミカゲ沢ノ頭13:40−臼ヶ岳14:05−源蔵新道下降点15:20−
広河原16:30−ゲート前P着17:30

 1↓林道を歩き広河原に着く。この案内から神ノ川に降りる。
   今日はAYさんと一緒なのだ。 俺の山紀行・邪道編?(^^);
 2↓金山谷のガレキの河原を歩き、ロープの垂れる地蔵尾根
   の取り付きへ登る。この上で右にトラバース。
   画像入れ替わりの為
削除。画像捜し中。
 3↓この手前では遂に靴を脱ぐ渡渉を余儀なくさせられた。  4↓振り返る金山谷。この少し上流で尾根に取り付く。
   
 5↓丹沢写真館さんに教えていただいた取り付き点の「横に伸びた
木に巻かれたテープ」その木なのです。既に河原に倒れていました。
 6↓超急尾根を上がります。そしてこの大きな立ち木。AYさん
「シオジかな?」 丹沢写真館さんに聞きましょう・・。葉は小さい。
   
 7↓1230mの裸地に着く。  8↓美尾根にウットリ・・。
   
 9↓M−Kの画像はボケてダメだ・・。実際に目で見る映像は美しい。  10↓ミカゲ沢ノ頭直前の急登をこなし、遂に平坦な頂上に出た。
   
 11↓臼ヶ岳に向かう途中で蛭ヶ岳方面の展望が素晴らしい  12↓11の右手である。岩稜の左手は鬼ヶ岩ノ頭。右よりに
    棚沢ノ頭。この前AYさんが前方のガレ側を上がられた。
  画像入れ替わり捜索中 
 13↓臼ヶ岳の頂上。ここで遅いランチとした。13:45〜14:05  14↓ようやく源蔵新道に近づいた。これを下り広河原に戻る。
   
 あとがき 大きく天気が崩れる気配は無い。前線や低気圧がある訳でも無い。 太陽は無く雨が落ちてきそうな気配である。
神ノ川林道ゲート前、既に車は5台が止まっている。余地はまだあり楽に止めることが出来た。ポツポツ来て上のカッパだけ着て出発。
小一時間の林道歩きもAYさんが傍におられるのだ。退屈のわけが無い。 楽しく会話をしながら歩は軽い。
彦右ェ門谷出合、金山谷本流となる広河原の河原はガレキの山である。以前の光景が嘘のようだ・・。
右へカーブしてゆく金山谷を進みながら右岸を注意しながら見ていく。岩水沢の合流を見てその先わずかで地蔵尾根の取り付きがある。
昔、来た時のイメージとは全く異なる。その取り付きには細いロープが岩場に下がっている。左手はガレ沢で右手は沢沿いの急斜面だ。
直ぐにトラバース可能な径路?みたいなのがあったが、横に設えてある細ロープを確認したいので上へと登る。直ぐに右手横へ細ロープが
張ってあった。上へともっと細いロープが続けて張ってあった。トラバースをしてゆく。さほど危険ではない。間もなく下に魚止ノ滝が見えた。
未知の沢遡行は楽しい。 ドキドキしながら進んだ。頭に叩き込んである仏谷出合とその先にある尾根取り付き点。注意しながら進み
テープが見つかった。しかしその木は根元を洗われ沢の中に倒れていたのです。尾根の中にもハッキリとテープが確認できました。
取り付きの最初の方が一番急傾斜のようです。細ロープのお助けがありますが短くてあまり役にたちません。立ち木、木の根、岩角をつかみ
身体を引き上げます。AYさん天狗の化身でしょうか?急斜面でも何でもないのです。斜面の正面に向かいクイッ、グイッ・・と上がって
いかれるのです。M−Kはあくまでも斜上に徹します。(正面向いては登れないのです!)
先へ上がられてはM−Kの追いつきを待って下さいます。「ちょっと2〜3分お願いします・・」とM−Kの得意版が入るのです。
1230mピークはランチには適した場所だが先の長い今日は今ここで休んではいられない。堪えて先へと進む。
この辺りから紅葉が素晴らしく登りの苦しみも半減する。最後の岩の斜面を前にした。さぁ〜どうしようか・・。
丹沢写真館さんは左手に斜上する・・と書かれてあった。右手にも斜上するフミアトがある。未知のルートを行ってみることになった。
テープ類なく、潅木が疎らに生え、やや下草もある斜面のトラバースである。まずケモノ道か・・。
左上の稜線が近づいたところで一気に左に上がったらそこはミカゲ沢ノ頭だったのです。 M−Kは大いに感動でありました。
遂にこの難敵「ミカゲ沢ノ頭北西尾根」を攻略出来たのです。 ヤッタネ!でありました。
丹沢写真館さんのお導き、そしてAYさんの先導・・。何でもありのM−Kはこれでも己の大戦果の内に立派に入るのです。
臼ヶ岳到着は14時に近い。急いで帰路を帰っても夕方は近い。短めのランチで切り上げる。
臼ヶ岳から鞍部への下り、金山谷ノ頭への登り・・。予想外の行程に苦しみもがく・・。
やっとの思いでようやく源蔵新道の入口に着く。(臼ヶ岳から1時間15分もかかっているのだ!) 時既に15時20分。
下では薄暗くなるかも知れない。 休みを何回か入れてもらいながらひたすら下ったのでありました。広河原着16時30分。
ゲート前の車に戻り着いたのは17時30分。着替えなど全てを完了し車発進したら辺りは真っ暗となったのです。
丹沢写真館さん、AYさん、誠にありがとうございました。このコースも丹沢に於ける最高級のVルートと思いました。ヤッタネ!(^^)v
 追記
大変失礼をいたしました。 イガイガさんの記述を2008、08、20を読んでいたのです。
http://igaiga-50arashi.at.webry.info/200708/article_4.html 「ミカゲ沢ノ頭北西尾根下降」であります。
この時点では「仏谷、金山谷・・ブルブルッ!」だったのです。M−Kが仏様になってしまうのです!
今回だってM−K単独だったらやらないかも知れません。AYさんがいればこそ「行くぞっ!」・・なんてね。(調子のいいM−K!)

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