NO167 箒杉公園ー押出沢周回
 2008、10、10 単独

 「ンンンッ!これはどこかで見たぞ!」
そうなんです。イガイガさんの押出沢の記録の一枚と同じです。
「デジカメころころどんぶりこ〜♪サーワにはまってサァ大変!♪」
またもや大ドジをこきましてカシオExilimがガレをカラン、カラン・・と
何故か落ちていくのです。 ククク・・、またM−Kは涙するのです
 
 果敢にも?M−Kはピッケルと20mの細ロープを持ちガレとガレの
中間尾根を下降して行ったのです。完全に水没状態のデジカメを回収!
慎重に戻ったのです。(カメラは無事の訳がありません!)

 コース概念図
 
 

 箒杉公園9:10−押出沢に降り立つ10:40−左手の尾根に取り付く10:40
尾根上の休憩11:30−同ランチ12:00−弥七沢の頭北端12:40−
箒沢乗越 ー926mピークー同西尾根下降へ13:30−700m地点分岐ー
尾根下部で右手の沢へ下降、失敗戻るー中川川河原着14:30

 1 今まで西丹沢自然教室方面へ向かい何度この道路を走ったことか・・。
  箒杉公園が出来てからも一度も立ち寄ったことは無かった。 川を渡って山に取り付いたことは一回だけある。
  「弥七沢ノ頭〜板小屋沢ノ頭」である。(05’、9、26)
 2 イガイガさんの記述を見て初めてここに押出沢があって沢沿いに登路があることを知ったのです。
  記述を見ても一筋縄ではいかないムードが漂っている。 イガイガさんはこの領域を三回に渡って探索された。
  その内の一回、第一回目の山行「押出沢の“ヒョングリ滝”から弥七沢ノ頭へ」 を先生にして挑戦するのです。
 3 前書きの通りでデジカメの記録はアジャパーであり、写真は何もありません。(一時は予備にといつもザックに
  入れていたスペアーのデジカメもいつの間にか降ろしちゃっていたのです)
  写真に関してはイガイガさんのお写真を参考に見て下さい。
 4 ビックリする様な良いロケーションの中川川。新鮮な光景にまず満足。左岸へと渡り植林地へと入り登っていく。
  ケモノ道&フミアトがついている。左手の押出沢には堰堤が2つ3つとかかり、それを巻きながら登っているようだ。
 5 フミアトが左手の沢の方へ向かっていく。そして崩壊地の出現! 記述にあったところだ。強引にいけばいかれそう
  だが上を簡単に巻ける状況なら巻いた方が懸命だ。ここのトラバースの道型は部分的にクッキリと残っている。
  導水管の露出したザレを目の前にして一寸ウロウロしたその時、悲劇が起きてしまったのです!
 追記 何と!水没し、かつ満身創痍のデジカメが復活したのです。確かにM−Kは手厚い看護をしたのです・・。
    「元気になれよ・・、直ってね・・」願いを込めながら撫でたりさすったり・・。かくして願いは通じたのです!(^^)v
 6 何故かガレの中をカラカラと大事なデジカメは落ちていくのでした。(~~);
  (この後必死の回収行動、回収は出来ても使用は×でした。水没ですから当然です・・)
 7 トラバースしてゆく前方に、ンンッ!人影が・・!  これは只者ではない。M−Kは咄嗟に感じたのです。
  普通の人が気が向いてここに出向いて来た・・、そんな事がある訳ありません。絶対にイガイガさんのブログに
  関係した人だと思うのは当然です。
 8 押出沢に降り立ちました。 先行の方との出会いです。 M−Kは言った。
  「始めまして! もしかしてイガイガさんのブログをご覧になりましたか?」 「私はM−Kと申します」
  !やっぱりそうであったのです。(^^)v
 9 この山中の出会いは体験した者しか分かるまい。ケモノと出会って当り前だが人と出会うのは異常?なのだ。
  同年輩位のTさんと仰るお方、いやはやどうも失礼をいたしました・・。(__);
  少し語らい、お別れしました。
 10 そこは記述にある経路がゴルジュ帯を巻いて押出沢に降りたところである。
  とすれば、この先50m進み左手の小沢の流入を見てその手前を左手に取り付けばいいのだ・・。
  記述なければM−Kには到底無理なところである。(GPSはお荷物状態)
 11 尾根に取り付き登り始める。自然林の良いムード・・、ベリグーである。楽勝の守備範囲!(これからよ問題は)
  押出沢左股の左岸尾根になるのだろうか、目の下に沢が見える。 ヒョングリの滝はこの下のようだ。
  先程のTさんが尾根の下の方で写真を撮っておられる・・。
 12 尾根を上の方へと登っていく。 経路が左手沢の方へといく・・。 M−Kはここで尾根へと進んだのです。
  (イガイガさんのコースには沢へが2回、尾根が1回である)
 13 痩せた尾根となって来る。 傾斜も急になって来る。 足したの尾根が宙に浮いている。 
  キレット状も出てくる。 急傾斜も立ち木が途切れないのが救われる。 直ぐには終わらない・・。 続くのだ・・!
  ドジは許されない。 転がればアウトだ。 緊張・キンチョウ・きんちょ〜る・・。
 追記 イガイガさんの記述を読み返していて気がついた! 俺はこれを見落としたのだ。そこには
    「・・バリバリのバリ派の人になら推奨できる尾根だ」とあるではありませんか! しまった・シマッタ・・。
   俺は「ヘナヘナのバリ派」である。 まずかったな〜どうりで・・。(^^);
 14 枯れ笹が疎らに出てくる。 いつものクモの巣パックの始まりだ。 ひたすら上へ上へ・・。
  どんな登りも必ず終わりが来るのだ・・。 遂に傾斜は緩みブナが素晴らしい稜線上へと抜け出たのです。(^^)v
 15 何度か訪れた弥七沢ノ頭の中央へ行きたいナァ〜と思いながらも、カメラも無いんだから今回はいいか・・で
  M−Kは箒沢乗越 へと向かったのでした。当然左右の支尾根に注目します。左手から登ってくる尾根・・。
  まともな尾根はありません。中に一本、これかな〜がありました。しかし傍のガレ沢はとんでもないガレ沢!
  マンズ挑戦しなくて良かったナァ・・と思ったのです。
 16 箒沢乗越 で改めてシゲシゲと左右を眺めました。M−Kの出番はとりあえずは見送りです。
 17 クモの巣パックを受けながら926mへの登りを楽しみます。肩に乗ってヤレヤレ・・。
  以前このコースに来た時、西の肩から下っていくこのコースをいつか歩きたいと思っていたのです。
 18 イガイガさんの記述により安心して下っていかれる。下草なく、密な潅木なく、急な岩ゴロゴロもなく・・。
  快適に下り、700mの分岐点に着きました。開けていて分岐の様子も見て取れました。(両方にテープあり)
 19 左手の尾根い乗って下ります。多少急ではあってもブッシュはありません。快適です。
  さてどの辺りで左右に降りるかな・・と探り、右手の沢がいいか・・と下ってみたらBuu-!でした。バックーで
  戻り反対側へ。
 20 何でもなく中川川の河原に出て来たのでした。(^^)v 無事の周回終了です。
 21 イガイガさんのお陰で刺激的な山行を楽しむ事が出来ました。ありがとうございました。

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