NO163 玄倉川ー大タル丸周回
2008、09、07 単独

今日のスペシャル
↓左手の尾根は敷地山への尾根である。奥に見える尾根の左の方隠れている
辺りに境隧道はある。直線的な道路計画はここに当る。果たして・・。
↓奥中央はワナバノ頭(P936m?)であり、その左手は芋ノ沢ノ頭か。
↓「白ザレの頭」(マシラさん命名?)
二回目の訪問である。懐かしい・・。前はもっと白かった。

コース概念図(国土地理院の地図を転用しました)

日曜日であり本日は夜の仕事が無い。しかし昨夜の仕事が終わって家に帰り
寝たのは2:00。今回は家で寝ることにして6時半起床とした。
お天気は日中は持ちそうだが夕方近くからは雨の可能性らしい。
ゲート前出発8時半で順調だ。念願だった玄倉川からの大タル丸周回が今日出来る、
ワクワクでのスタートであった。しっかりと前回のお散歩で取付きなど
確認してあるから気持ちは楽だ。
この辺りはS−OKさん、丹沢写真館さん、イガイガさんの十八番である。
記述は前に十分に読んではある。自分にとって登りは未知ルート、下降は
前半は登ったこと一回あり、後半は未知ルートである。
もっと大きく欲張って周回したくもとても出来なかった。
蒸し暑く大汗をかきながらの一日であった。大半は道の無い急登と急下降、
MーKには十分満足できた周回であった。
ゲート前出発8:30−境隧道ー女郎小屋沢右岸尾根取付9:30ー5回目の柵10:20−
ワナバノ頭11:00−白ザレのピーク11:45〜12:00−大タル丸13:00−
女郎小屋ノ頭13:30−女郎小屋沢左岸尾根下降ー836mピーク14:30−
836mピーク南西尾根下降(明るい植林地、径路あり)−女郎小屋沢出合15:10−
女郎小屋沢で汗流し1−玄倉林道15:35−林道脇湧水で汗流し2−P着16:20

1↓予備減水であろうか、ガッパリと減らしてある。 2↓この前の雨でまたこんなに押し出し。
3↓重機の間を入る。意味不明の8の看板がある。 4↓玄倉川は飛び石で簡単に渡れる。そのまま進めば
  この女郎小屋沢に入る。
5↓上った尾根にはハッキリと径路がある。前回ここまで。 6↓(逆)扉を開け柵内に入る。
7↓平地に柵いっぱい! 8↓ひたすら登り・・。 9↓(逆)4回目の柵。 10↓東に836mピーク。
11↓白ザレが出てきた。 12↓5回目の柵。 13↓右手奥から来た。左へ。 14↓静かな936mピーク。
15↓楽しい稜線漫歩。 16↓笹も出て来る。
17↓この辺りはV尾根歩きの「真骨頂」であろう。この左のピーク
がワナバノ頭になるのかな・・。
18↓17から先へ進んで鞍部に下り、登ると丸い頭で鎮座する
白ザレのピークに到達する。ここでランチ。
19↓「オオタギリ」だ。ロープ頼りの準懸垂下降。 20↓対岸への登り。真剣になっているのだ。
21↓20の上も急なのだ。何故かここにもチャチイがコブの付いた
   お助けロープがついたのです。
22↓大タル丸のピーク。
23↓次の女郎小屋ノ頭。バイヤーリス缶も今はナイ・・。 24↓23の右手へ大きな尾根を下っていく。ここに黄テープと
   向こうに大きな倒木がある。836mPへの分岐だ。
25↓白ザレの尾根。 26↓25の下にあるモミの木の鞍部。
27↓鞍部を見下ろすが、以前に来た時も真剣にRFをした。 28↓27の後、柵に当り西へ回り込む。その後頂上に向うと
   柵のサンドイッチとなる。(逆)
29↓28の左の柵内に入り僅かで正面中央のピークとなる。
   既に下降を始めておりピークを振り返り見る。
30↓西を見ると登った尾根がそこに見えている。
31↓植林地内を下っていく。フミアトに見えるのはケモノ道。 32↓明瞭な場所もあり、分りにくいところもある。
33↓柵の扉を一回くぐる。遂に女郎小屋沢に降りつく。 34↓女郎小屋沢で汗流し、林道わきの湧水で2回目の
   汗流し。これが何とも気持ちがいい・・。

あとがき ワナバノ頭〜大タル丸〜女郎小屋ノ頭と繋ぐこの山域は魅惑の地帯である。
 魅惑の地帯であるから当然その裏には危険や困難さがあるということになる。まず人には会わないだろう。
RFが必死であり、馴れていないと進むべきルートが不明となる。誤って尾根を下ればまずどの方向でも深い谷が待ち受ける。
急傾斜の登り返しは疲労困パイ、ビバークものになるのだ。(強引に谷を下れば最悪の事態となる)
先人の記述を見て何回か登り、少しは様子が分った。936mピーク手前にハッキリと径路があり、いつか登って来たいと思っていた。
今日そこに登り着き嬉しかったのです・・。13の写真のところ。(中間から上部にかけては径路の形は無かったのです)
丹沢写真館さんのこれをご覧下さい。 大タル丸 「女郎小屋沢出合〜オオタギリ http://www.ne.jp/asahi/ando/tanzawa/
周回したコースは殆ど丹沢写真館さんと同じだったのです。  このコース、難易度は上級C(熱狂者向)とかいてある・・。
「オホッ!俺は熱狂者なのか!」いやはや・・であります。(^^);
登りに取った尾根に最初はフミアト、径路?はありましたが中間〜後半は分りませんでした。私はひたすら尾根通しに登ったのです。
稜線上に近づいた時植生保護柵に当り、そこで左手(西)に進みました。径路状が復活し稜線の道に合流したのです。(写真13)
径路を登って行くと936mピークの西側を巻いている。そして下って行く・・? そこで右手のピークへと進路を変え稜線に乗った。
936mピークを以前からワナバノ頭だと思っていた。ここはブナの大木が何本も生えている細長い穏やかなピークだ。
今は笹も大半枯れていて歩き易い。看板、テープ類無く、勿論ベンチも無く、フミアトも別にない。
936mピークの北端へ進み、鞍部に下って次のピークへと進む。これからがこの山域の核心部であり、秘境の世界となる。
ここではそのコマーシャルはしない。女郎小屋ノ頭からにふれたい。
女郎小屋ノ頭に登り着くと頂上は右手に曲がって伸びている。左手に直ぐ降りる形で進むのが東沢乗越へのコースだ。
案内やマーク、フミアトも無く、初回の人ならまず誰しも迷うだろう・・。
ピークから南西方向へモミの木の生えた大きな尾根を下って行く。この尾根は06’、12、03女郎小屋ノ頭で登って来たのだ。
黒装束の荒武者(イガイガさん)の足跡は読み応えがある。「石小屋ノ頭東尾根から東沢乗越、女郎小屋ノ頭へ
この辺りの領域はS−OKさん丹沢写真館さんのお二人のお師匠さんの十八番であり、マシラさん、dnさん、イガイガさんの
お庭である。当M−Kも何回か訪問してようやく形が分ってきた。興味のあるコース取りをもっと研究したく、まだ何回も訪問
する事になるだろう。
イガイガさんの尾根直進下降を真似しようか?とも思ったが止めた!こけたら取り返しがつかない。
836mピークからの下りは一瞬迷った。登った事のある青崩隧道下からの尾根にしようか・・。それとも
丹沢写真館さんのコースで南西尾根を下るか・・。未知のコース、後者を取った。P836mの西面は植林地内であり、
明るい。写真で分るようにブッシュも無い。中間辺りでGPSの方角が違ってきた。尾根通しで女郎小屋沢出合へ降りるには
柵を左手に越え植林地を離れていくようだ。ここも迷ったが前回下見の女郎小屋沢沿いに進んだ仕事道が頭にある。
そこへ繋がることを期待して尾根沿いから離れて明瞭な仕事道を辿って下った。扉を二回抜ける。
大きく電光形に下る道を信頼して下った。そして前回下見のコースに合流したのです。VVV・・ヤッタネ!でありました。
M−Kはこんなことでも非常に嬉しいのです。未知ルートが繋がったときの喜びは何ともいえないのです・・。

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