間子小屋沢ー998m−1292mー魚止橋 |
2008.04.05 単独 |
今日のスペシャル |
↑間子小屋沢。水量多く随所に綺麗な小滝をかける。 |
↑上の写真の一段右手に上ったところ。 ここに昔の取水設備がある。 |
↑これがそうである。ここでランチにした。以前「カバの原」の下見で 前に見える尾根へと上っていった。 |
コース概念図(国土地理院の地図を利用しました) |
元丹沢観光センター下にP1030−飛び石にて渡るーエンテイ横より取り付きー 植林、自然林の境尾根を上り鞍部へー水平作業道へ進むー間子小屋沢に着く1200ー 元取水設備箇所ー998m尾根へ取り付きー1292m下作業道合流1430ー 1292m東尾根下降ー林道ヘアピンカーブに着く1520−車着 |
榛ノ木丸。尾根上の一角に過ぎない地味なこの山。 ここだけに訪れる人は皆無であろう。蛭ヶ岳や黍殻山方面からの人が 下降時に通過するだけの山と思う。俺も何回しただろうか・・。 前回下降時にルート不明となりかなり焦ってしまったのだ。 その時の復讐戦ではないがここはもう少し探索が必要だ・・と感じたのです。 丹沢観光センターの廃業により河原への進入が気兼ねなく出来る様になった。 以前から降りたいと思ってはいたが一回も降りた事は無かった。 |
1↓三日月橋を過ぎ、開けた谷間の展望のよいところ。あの 奥の残雪タップリは蛭ヶ岳であろうか。 |
2↓今日登ろうかと目論んで来た榛ノ木丸へと上る尾根。 |
3↓この少し先は丹沢観光センター(廃)である。初めてこの 下の河原へと降りる。 |
4↓渡渉覚悟で来たが、何と飛び石で渡れたのだ!(逆) |
5↓下流を見る。左手に取り付けそうだが途中からではオモロク ないのでなるべく下へと行ってみる。 |
6↓高いエンテイだ。この脇に取り付き登る。 |
7↓やや危険だが慎重に登ればOKだ。 | 8↓上った尾根。ヤブも無く岩でヤセも無く・・。 |
9↓植林地になり一旦平坦に。下の間子小屋沢の様子を探り たいので上に行かずトラバースに入る。 |
10↓沢越しの向こうはガタクリ峰である。あれも地味だが また行ってみたいなぁ〜。 |
11↓下の間子小屋沢を少し覗いた後上へ・・。 | 12↓左手植林、右自然林の尾根を暫く詰める。この先に ピーク。そしてほんの少し下り・・。 |
13↓このハッキリ径路跡。これはS−OKさんの記述にあった 水平作業道に違いない。(予定変更これを右に取る) |
14↓逆だが径路が無くなっているところもある。 |
15↓一ヶ所だが水流の無いガレ沢を渡った。 | 16↓ここは綺麗な道形が残っている。 |
17↓遂に間子小屋沢に着く。ここは下見とカバの原の帰りに 左手から降りてきたのとで3回目になる。 |
18↓風情の良い沢で大好きになってしまった。 |
19↓良いポイントみたいだ。 | 20↓マシラさんいわれる「一の沢」のナメ滝。今日はその沢 の左岸尾根を登るのだ・・。 |
21↓何と尾根取り付きに梯子! たまげたど〜! | 22↓余計な能書き。 |
いつもの事だがマシラさんの間子小屋沢を読み返してみたら 尾根取り付きに梯子の記述があったのだ・・! 取水設備の上段から沢を渡ったところにそれはあった。 そして随分古いが仕事道の形跡が残っているのだ。 取り付きも尾根の事もなんの心配も無かった。 山は大半いつもそうだが「心配」が先走り、不安だが行って みると杞憂に終わる。(西丹沢のヤブはそうはいかない) 短い水平距離で標高差500m。 仕事道の形跡は殆ど形跡があるだけのこと・・。 ひたすら上がり998m。これで半分弱。 辺りは自然林のみ。超自然の中の登りを楽しめました。 炭焼き窯跡。ヘリの荷降ろし場。植生保護柵・・それぞれ ありました。 一番上の肩状になったところ。今までの雰囲気とガラリと 変わり自然の不思議を感じました。 |
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23↓古の仕事道。エッチラオッチラひたすら登るのです・・。 | 24↓同じく。正面向いて登ろうとするとこれがキツイの なんの・・!(仕事道は楽だが左右に長く歩かされる) |
25↓998m辺りか。ヘリの荷降ろし場みたいである。 | 26↓既に植生保護柵が随所に設置してある。登って来た方 を見てはいるが下って来たらマンズ方向不明だろう・・。 |
27↓26のヤケに広がった尾根を一登りしたら、雰囲気がガラッと 変わって尾根の肩に乗った。 |
28↓そして進むとこんな場面。向こうの稜線は榛ノ木丸に 近いところのようだ。 |
29↓展望地から姫次方向を見る。奥の尖がりは蛭ヶ岳か。 | 30↓進む左手下に残雪。 |
31↓30の右手、直進すると穏やかな鞍部。最後の一登りで・・。 | 32↓1292mからヘアピンカーブに降りる仕事道に当った。 ヤッタネ!後は大人しく下れば死ぬ事はないだろう・・。 |
33↓32の左手、下降方向。ここ要注意!直進して行くと次の34に 出てヘアピンカーブへと至る。ここ左手に尾根に乗ると(仕事道あり) 間子小屋沢か元観光センターキャンプ場に降りる。(難解ルート) |
34↓33からここに進んで正面方向に下り始めれば まず95%OKとなる。初めの頃はそれでも焦って迷いながら 下った。 |
35↓もっともこのルートを取る人は「山奇行」の人に違いない。(^^); | 36↓今回はこの赤テープが先導してくれた。 |
37↓下部の植林地に入り水平道とクロスする。S−OKさんの 記述を思い出す。俺は左から下りて右に下っていく。正面に進めば 13の写真の場面に繋がるのだ。 |
38↓ヘアピンカーブに下り林道を戻る。魚止橋の指定席に 他の車が止まっている。 |
あとがき 間子小屋沢へ行くのに三日月橋の先からの大平元キャンプ場ー林道ー荒沢のコースは一般的である。これは何回か行った。 間子小屋沢の右岸側にルートが無いか第1回目の探索に入る事にした。合わせて1292mからの下降ルートの探索である。 観光センター下の河原には始めて下りた。(前に1292mからの下降で迷いながら下りて来た事はある) 本流を渡渉の覚悟でいたが飛び石だった。尾根に上って間もなく間子小屋沢の右岸に沿ってトラバースしてみたくなりケモノ道風を 進んでみる。釣師も歩いているかも?右手下に間子小屋沢が見え、何と釣師がいるではないか!(30m位下) 水平作業道の鞍部。思わずニンマリ!師匠が辿った道なのだ。予定は尾根通しの積りでいたが予定変更、作業道を辿って間子小屋沢 へ出る事に・・。一番危ない所は既に過ぎている筈だ。ルンルンで辿って間子小屋沢へ・・。窯跡が2〜3ヶ所あった。 取水設備(元)辺りの雰囲気は上々である。竿を持ってくれば良い遊び場となるだろう。夏場のシャワー遊びにも良さそうだ。 マシラさんのお陰でこの辺りに何回も遊びに来れるようになったのだ。有難い・・。 この先の間子小屋沢を詰めて遊ぶのがこれからの課題である。これはやや不安だ・・。 取り付いた尾根は記述の通り古の作業道あり・・。ブッシュ無く、ダニ、ヒル無く、笹無く、思いっきり自由に登れた。しかし傾斜はきつく 長い。俺は沢ジャブジャブの積りもあったのでホーキンスの安靴で来たのだ。シマッタシマッタである。いい加減足首が疲れてしまった。 以前カバの原の帰りに下降した尾根に合流した。うれしい!間子小屋沢の支沢(マシラさん言われる「一の沢」の右岸、左岸の 両方を体験した事になる。 1292mからの下降を考えたが道迷いに怖気づきヘアピンカーブルートを取る事にした。 これならまず安全だ。赤テープが巻いてあり誘導してくれた。 何の因果でこんなコースを歩いて喜んでいるのか・・?半分自嘲しながらも、気分爽快! 自分なりの大戦果に一人ニカニカ しながらヘアピンカーブの林道へ下り、車へと戻っていく私でありました。 |
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