NO140 堤川林道ー宮ヶ瀬尾根越ーオオユナラノ沢下降
ハタチガ沢は赤血ヶ沢、ハタチガ沢、ナベアラシノ沢、オオユナラノ沢と分かれるようである。
M−Kが宮ヶ瀬尾根から下降して沢に降り立ち、下降したのはオオユナラノ沢らしい。

2008、03、13 単独

今日のスペシャル。
谷間を降りてきて見上げている。大自然の作り出す造形美に
ただ感動するばかりである。ここの他何ヶ所も感動場面があった。
コース概念図(国土地理院の地図を使用しました)
土山峠1110−水場1125−林道終点1145−ヤセ尾根上部1210−
宮ヶ瀬尾根1245ー沢に降り立つ1300−二俣1340−右岸河岸段丘1410−
尾根取り付きー597m西の肩1500−林道終点1515−土山峠1545
今日は正に徘徊であった。鍋嵐への稜線、719mから北に伸びる尾根
(シチミさんチャレンジ尾根!)この辺りの徘徊で何処でも良かったのだ。
沢に降りて歩いても見たかった。とにかくどんな感じのところか様子を
窺ってみたかったのです。


1↓お馴染み堤川林道の終点。左手下、沢に降りた所は
二俣であり前回はその界尾根を上った。良い尾根ではない。
2↓良く地形図を見ると歯の根っこ状に尾根がもう一本ある。今回は
それを登ってみたかった。二俣の小沢をちょっと入った処にこの
尾根がありました。右手の小沢には石積みエンテイが見えている。
3↓2から「どうぞ・・」なんて道は無い。急であり、もがき
登っていく。いろんな場面でほぼ同じ感じだがシカ柵、ヤセ
尾根、立ち木・・登り易さは1ポイントこちらの勝ち。
4↓右手を見れば597mへ登る植林の斜面だ。あの中にいつも
ご利用の道が付いている。
5↓尾根も上部に来て登りも落ち着いた。新鮮な尾根光景に
満足の心で進む・・。
6↓5の先でシカ柵の破れから左手に入り進むと前回の尾根と
合流した。その上部でショートカット気味に右手(北方向)に進み
宮ヶ瀬尾根に合流した。
7↓6から597m方向に進み左下のオオユナラノ沢への
下降点を探る。ここ良さそう!下降に入る。
8↓左手の斜面から降りてきた。沢に降り立ち沢上部を見た所。
そこに二俣があり界尾根は登れそうな感じ・・。
9↓沢の下流に向かって下降に入る。「頼む!滝場に
ならんでくれ・・」(前に読んだマシラさんの記述にはこの沢に
滝場は無い筈だ)
10↓上流方向を見たところ。次第にV谷の様相になって来た。
ワクワクだがドキドキの心が勝っている。
11↓何と炭焼き窯跡! となればこの沢沿い、安全に歩ける
径路があるかも知れない。
12↓トップの写真の下流を見たところ。巨大なやや傾いた
U字溝みたいである。
13↓下流方向に下っている。良くある事だが岩盤の模様が
綺麗なのだ。
14↓13の先で谷が深くなり右岸の巻道トラバースをする。
左手より降りて巻いた滝を見る。トラバースの道はやや恐い。
15↓左岸に沢合流。 16↓良い沢光景。
17↓左岸に沢合流。奥にはっきりと滝場。 18↓やや恐いケモノ道風トラバース道。(木にペイントあるも
M−Kは関係なし)
19↓また左岸に沢合流。奥にスラブの不気味な滝が見える。 20↓トラバースの道がここで終わる。この先はV谷は終わって
開けている。(ホッ!無事でイカッタ!)
21↓如何にも良さそうなポイントが随所にあるぞ・・。 22↓ここで沢とお別れだ。下降して来た沢を振り返り見る。
この後左手の尾根に取り付いていく。道、マーク何も無し。
23↓急だが笹もブッシュも無く快適である。 24↓左手の向こうにハタチガ沢林道が見えている。
25↓この前と通ったばっかりの植林地に合流し、直ぐ先は
597mの西の肩だ。
26↓「ア〜ッ!ヤメテ〜ッ!」出て来ちゃ駄目だっちゅ〜のに
直ぐ出て来るんです。 お許し下さい・・。
27↓どうも失礼を致しました。気を取り直してご覧下さい。
いつもの植林地の唯一の展望地。下っていきます。写真の
中央がさっき登った細尾根であります。
28↓ご満足の心で土山峠に戻り着きました。ZAPさんがこの前
瞑想に耽られた座禅石・・。どうか○○な我等を正しい方にお導き
下さい・・。
あとがき 今日は3月13日。上天気である。明日、あさっては雨の予報である・・。マズイ!ならば今日山遊びに行くべきでは
無かろうか! 超単純、尻の軽いM−Kは即実行・・。
この処719mピーク〜ハタチガ沢の辺りが気になって仕方が無い。俺の庭なのに誰かさんに荒らされっぱなしなのだ・・。
やっぱりマーキングに行って俺の縄張りだぞ!と主張しなければならんのだ・・。(~~;)
冗談はともかく赤軍休止中にせっせと敵陣の奥深くに入り込んでおくのだ。前回の滝ノ沢に弾みがついた。
沢歩きはドキドキでやや危険地も出て来るが、神秘的であり、魅惑的である。
ヤブ尾根では体験出来ないものが沢山あるのだ。しかし危険に遇う可能性ははるかに高い。度胸と慎重さも必要だ・・。
今回も補助ロープを胸元に突っ込み、手にはピッケル、頭ヘルメットである。
俺はド素人である。沢は恐い。沢登りの技術なども皆無である。あるのは好奇心と多少のクソ度胸だけである。(只のオロカ!)
今日の可愛いコースであってもV谷に入り込みそこに身を置けばそれなりの迫力があるのだ・・。単独であり失敗は許されない。
タップリ時間的にも余裕があればもっともっと徘徊したいのだが夜の仕事もあり、そうは行かない。
少しでも入り込み様子を探っておけば非常に有利である。(ナニガ?)
お楽しみが現実になって来たぞ・・。いずれは719m北尾根を奪取するのだ!
AYさんが677mにハタチガ沢から上られたのだ。崩壊地は?との事。 M−Kが沢から離れた場所はその少し上流の気がする。
下ったオオユナラ沢、初めの方で左手上れば719m北尾根に上がり、下流の方では677mゴジラの背に上って行く。
いずれもこれからの課題。大いに楽しめそうであります。
ただし沢登りそのものはハッキリ我の範囲ではないだろう。クワバラ、クワバラ決して入るまいぞ・・。

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