NO132 白馬尾根(V尾根挑戦ー魔法のロープ?) |
2008、01、17 単独 トップへ |
この3枚 |
↑雷平から大滝沢に入り本谷沢出合までの中間位に左岸より小沢が 滝を掛けて合流する。(すっかり形が変わってしまった、無惨)この小沢の 右岸、正面に取り付く。 |
↑登ったヤセ尾根は急であり、露岩もあり(雪がかかっているので余計に 危ない)なかなか手強かった。ピッケル、手カギの二刀流であった。 イガイガさんが下って行かれたと思われる場所を確認した。その後稜線の ヤヤ下をロープを探すために進んだ。あったのです!この写真は稜線上に 上ってから撮ったものです。 |
↑皆さんお馴染みの光景と思います。 |
↓大滝沢の表示は誤りです。大滝の上流が大滝沢でした。 大滝沢と書いた沢は本谷沢です。すみません!ファイル不明で直せません。 |
魚止橋9:00−雷平10:15−小沢左岸取り付きー1060m地点に着くー ロープ発見12:20−白馬尾根上13:30−大滝沢出合14:40− 伝道15:30−魚止橋15:45−家17:10 |
白馬尾根から一般的なルートを辿って上下するのは無難である。 本谷沢の方に下降していくのはS・Vルートであり大半の人は近づかない。 俺もそうである。 |
マシラさんがそこに「魔法のトラロープ」があり、下の沢まで全長導いて くれる・・と書かれているのです。達人イガイガさんの記述を読み、興味津々 行かずにいられなくなったのです。 |
ロープを発見し、喜んだのはいいがこれで降りても仕方が無い。 白馬尾根から降りて来た時にこそ真価を発揮するのだ。上から降りて来るにも 簡単である訳がない。方角誤って降りたらとんでもない事になる・・。 まず上からのルートを確立することが次なる仕事である。 危険なヤセ尾根登りで体力消耗したがここでへこたれる訳にはいかない。 予想に反して明るい伸びやかな自然林であった。急ではある。 ここは無色のスズランテープを適度につけた。(他のマークなし) |
久しぶりの白馬尾根は素晴しい展望で迎えてくれた。 下降を考えたが疲労した身体で今の危険ルートを降りたくはない。 何回もきて勝手知ったる一般ルートが絶対安全だ・・。 と言う訳で軟弱M−Kの冒険は終わったのであります。 |
1↓本間橋を渡り振り返り見る。他の轍(わだち)はない! | 2↓ルンルンのバージンロード。 |
3↓第一渡渉点。新たに橋が掛けられている、有難い。 | 4↓雷平。左手の尾根が白馬尾根の末端。 |
5↓トップの写真。多段のきれいな滝だったのに無惨である。 | 6↓5の左手の尾根を上っていく。右下に滝が見える。 |
7↓逆に見ている。急であり、露岩部もある。 | 8↓振り返れば早戸川の谷間。大分上った。 |
9↓慎重に慎重に上がり、1060mに着く。正面からこちらに 出てきた。岩がポツンとありフミアトが右下に下っている。 イガイガさんの下降点はここかな・・。 |
10↓9の後、ロープ発見に注意を注ぐ。 そして「発見!!」 |
11↓10の木は写真中央であり、左右の古木株の中間にある。 尾根は左右の方向である。見ている方角はほぼ南西か。 |
12↓白馬尾根からの急斜面下降が終わりはっきり尾根上となり 平ら状態と一瞬なる。(上から来た場合)11は正面中央のアセビの 木の裏側がそうである。ヤヤ右に木株が見える。 |
13↓12の背後方向に進む。 | 14↓尾根状は終わりとなり、大きな白馬尾根の斜面に 取り付く。 |
15↓「ギェ〜ッ!」 足跡もある・・。 | 16↓ひたすらの急斜面登りも終盤となり展望が利いた。 登っていくのは左手方向でこれは北を見たところ。 |
17↓16の上である。先のブナの間をこちらに登ってきた。 | 18↓17を更に登る。振り返り見ている。中央左の木の右手 から登って来て、後ろは・・。 |
19↓まだこの登りが続く、(ク、クルシ〜イ・・) | 20↓ヤッタゾ!大半登り切った。正面は愛しい丹沢山だ。 |
21↓20と同じ場所で丹沢三峰を眺める。 | 22↓トップの(一本ブナ?)のところから見た眺望。 |
23↓ご満足の心で一般ルートの下降に入る。 | 24↓朝の俺の足跡を見ながら一歩一歩戻っていく。 あの世から現世へと戻って行く様で超ウレシイ・・。(^^)v |
あとがき ロープの設置地点。標高1096m。「北緯35°29’17”4 東経139°09’26”5」 これを書いて○か×か不明です。 私は問題ないと考えました。ルートのことやロープのこと、M−Kの知識や行動の範囲ではありません。一般人の範囲を超えていると 思います。私だって恐ろしくて近づけないところでした。偉大な丹沢先輩のお陰でいけたのです。 ですからここに揚げてはみましたが「S・V」(スペシャル・バリエーション!)志向の命知らずの人はどうぞ・・というところです! 方角をミスって尾根を下降したり、予期せぬアクシデント発生となれば場所が場所ゆえ絶望となるでしょう。普通の登山の装備の他に Vルートの装備と覚悟が必要と思います。 (私は間違ってものの弾みで行ってしまったのです!) 掲示板に丹沢写真館さんより書き込みをいただきました。掲示板の記事は奥に埋もれてしまうのでこちらにポイントを書いて残します。 <・・下に降りてから大滝沢まで、少々苦労する箇所があります(但し、5年以上も前の状態)ので、 10m程の捨てロープは持参した方がよいと思います・・> ありがとうございます。沢の下降に入ればまず滝に当ります。その時に装備が無ければ途方にくれて しまいます。(私自身はロープはいつも携帯しています) これを読んで下さる他のV志向の方・・。沢で無く、 尾根であっても道無きルートを歩かれる時はロープはあった方がいいと思います。 |
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