NO122 宮ヶ瀬・金沢ー1043mピーク

2007、10、15 単独
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1043mピークの南東尾根。金沢から登っているところです。
右手のサクが最後の出口。ここまでが試練のヤブ尾根登りだったのです。
AYさんの報告を待ち切れず、とにかくここを登りたくってやりました。
登り切って1043mのピーク。赤帽に109のNOあり。
俺はこれから本間ノ頭へは登れない・・。これにて降ります。

GPS軌跡(国土地理院の地図を転用しました)
早戸川橋9:00−金沢橋9:25−林道終点10:35−尾根取付き11:20−
狭いテラスでランチ12:00−最後の柵からモミの木尾根13:00−
栂立尾根1043mピーク着13:30ー早戸川橋着15:20
Vルートを始める以前は、高畑山、本間ノ頭と登る時右手に平行して登る
この尾根の事を全く知らなかった。それをS−OKさんの「誰も知らない丹沢」を
知った事により自分も分け入ることが出来るようになったのでした。
そのカケダシの頃の記録がNO11の「栂立尾根」であります。
その後にもこの尾根を2回楽しんでいるのです。(NO87、 92
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1 早戸川橋の手前にP。後ろの橋を渡って林道歩きのスタートだ。 2 15分位歩くと前方に金沢橋が見えてくる。
3 林道金沢線というらしい。40分位歩いたか、新多摩線がこう見えれば終点は近い。 4 高い堰堤やこんなエンテイもある。
5 新多摩線の下を過ぎて、右手にPがある。これを入ると・・。 6 橋がかかり・・。
7 山ノ神がある。この裏手に巡視路が上っていく。 8 沢には絶好のポイント。大きな魚影が動いた。
9 29号鉄塔への入口。 10 上った沢。流れが無い・・。
11 美滝なんだが水が無い!(AYさんの仰る通りで驚いた。アア嘆かわしい・・) 12 滝の左手から登っていく道は大丈夫のようだ。
13 林道も終点が近い。 14 遂に終点。
15 14を直進して沢を渡る。 16 何となく道形を進み、正面の先で沢に降りる。
17 降りて直ぐに出合いがあり界尾根が左手。 18 17の突端は急なので尾根の左手に少し進んでからよじ登る。(逆、急である)
19 尾根上に上ったが行く手を阻むいろいろが・・。 20 スンナリとは進めない。
21 脚立だ!。向こうとて同じ、道は無い。 22 こちら側に仕事道合流。ヤッタネ!(仕事道ご利用はほんの一部分でしかない)
23 登る右手に顕著なピーク・・849mのようだ。 24 23の足元に僅かなテラス。ここにてランチ。(この辺り全く道など無い)
25 柵が張られたヤセ尾根から開放される。倒木が柵を壊す。どっちを進むべきか悩むところ・・。 26 遂に先行者の靴跡発見!「網目状」AYさんのものかどうか・・?。
27 尾根の様子が変わり、この辺りは中木の檜林。時々仕事道もある。行く手が信用出来ないので尾根筋へと登る。 28 遂に柵の角に来て大穴から抜け出る。
29 28を上ったところがトップのこの写真である。 30 登る美尾根。ヤブも無いがフミアトも無い。ここは穏やかに見えるも、実際には急も急。そして長い!
31 境界杭が並び・・。 32 1043mピークに到達。俺はもうダメだ。超人AYさんの真似は出来ない!
33 何回か辿った「栂立尾根」を下ります。 34 ようやく732mに辿り着く。(逆)ここはっきり右手に折れる。
35 34の降りる方を見たところ。ここも急である。 36 遂に降りきり目前に早戸川橋。ヤレヤレ・・・・。

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あとがき 栂立尾根はVルートの代表格ではなかろうか。道標一切無く、特にフミアト、仕事道も無い。マーキングもたまに古いのがあるが
頼れる程にはない。(登りでは迷い処もないが、下降では迷う) 自然林と植林地、緩と急、ヤセ尾根と幅広尾根、各種織り交ぜながらの
尾根は趣きがある。しかし道のついていない急な登り(下り)は足腰に負担が大きい。しかも距離は長くすぐには終わらない。
一本の長い尾根を征服すると、次には途中にあるピークや鞍部から繋がる尾根や沢が気になってくる。そして遂には冒険をしてみたくなる。
正に今回のはそれである。
早戸川橋を渡り林道をあるいていく。発見!アケビ。秋の山の味覚を美味しくいただく。金沢林道は長いが回りを観察しながら歩けば
何の苦もない。新多摩線の鉄塔の見え方でどの辺に来たかが分かる。最初に一本の鉄塔の頭が杉山の上に見えてる内は序盤である。
29号鉄塔への登り口に来れば終点も同然である。AYさんの記述にあった小沢の流れ・・。ホントに無い! 滝も涸滝となっている。
地中での水路などが変わってしまったのだろう。また復元する事もあるのだろうか?
戻って登り口。林道のこの奥は初めてだ。道が左カーブの先で終点となった。沢を渡り奥へと道形がある。左岸の一帯は成木の間伐地で
明るい。先に進んでいくと柵に入り右手の尾根に上っていく。これでは目的の尾根ではない。戻って沢に降り僅かに進むと左岸に流入する
小沢がある。地形図を見るとこの小沢と本流の界尾根が目的の尾根のようだ。(写真の17)
取付きよじ登った尾根には柵が延びている。これが微妙に邪魔である。堤川林道終点よりの尾根に全く似ている。木、枝、岩を避け
もがいて登っていく。ヤセ尾根だから逃げ場がない。ヤセ尾根から開放されても急傾斜の植林地であり苦しみの登りは続く。
写真29で植林地からも開放される。モミの木の尾根となり、気分は上々となる。しかし傾斜はきつい。正面向いては登れない。
そして直ぐには終わらない。こんなところは丹沢のヤブ尾根にはいたる所にあるが、よくやるよ・・と自嘲しながら登っていく。