NO120 不動滝ー白滝

2007、10、04 単独
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今日のこの一枚
中央が前衛の6m滝であり、最早M−Kは近づけない。少し戻り左の尾根に取り付く。
タイトルが不動滝と白滝になっているが白滝は写っていないも同然!
そこんところをどうかお許し下さい。滝の写真はマシラ様の不動の沢(右俣)
ご覧下さい。巻道の研究などいずれしてみたいと思います。

ルート概念図(国土地理院の地図を転用しました)
ゲート前P出発12:20−二の足林道終点12:40−元キャンプ場最奥エンテイー
不動滝ーエンテイ2−美ナメ滝14:00−6m滝・白滝ー尾根取り付き14:30−
ヤセ急尾根ー炭焼き釜跡ー傾斜緩みトラバースー登山道合流15:30−
唐沢峠ー仕事道ー廃林道ー元キャンプ場ー一の橋16:40−ゲート前P17:00
久しぶりの上天気!用はあるし、山は行きたし・・。
出発遅くなれども、用足しをしてからの山行きとした。
近場で取っておきとなれば課題をいただいた「不動滝・白滝」である。
AYさんがギリギリになった処も見てみたい!
現場に行き、己の技量ではどうなのか?を見るのが一番である。
巻道のトラバースにしろ、草つき、ザレ、ルンゼの登りにしろ恐怖を感じるところは
いくらでもある。敢えてそこに挑戦してドジるなんて絶対に許されない!!
ナメ滝は高く大きく立派である。右手にはトラロープ付きの巻道がある・・。
選択は・・巻道を取りました。(軟弱!)
6m滝と白滝(少しだけ見えている)。トップの写真です。
ハナから無理です。巻も出来そうにありません。即諦めました。
急なヤセ尾根だって危険です。全然気が抜けません。
炭焼き釜跡に至り最早安心です。AYさんの後追い故登る気になりましたが、
そうでなかったら戻ったかも知れません。
急なヤセ尾根で迫力があり緊張して楽しいものでした。
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1 ゲート前駐車場。 2 元キャンプ場、管理棟のあったところだ。
3 2の左手に進み元キャンプ場の最奥に着く。これより沢遡行となる。 4 水量は多い。
5 不動滝のようだ。岩盤が灰色一色に磨かれ、綺麗である。 6 沢光景。
7 振り返り見る沢光景。 8 7の後ろはこのナメ滝である。立派だ!
9 左下は8の滝。トラロープの付いた立派な巻道あり。 10 ナメ滝の落ち口である。
11 もう少し遡行したら見えましたよ! 12 11の背面。
13 中央に6m滝。その上に白滝が少し見えている。左に小沢の滝。一目見て俺の範囲で無いのが分かる。
14 戻って尾根に取り付く。この尾根はAYさんが登れられた尾根である、 15 特に危険そうな記述も無かったので俺も登ってみる事にした。右手に13の滝。
16 急尾根を登りホッと落ち着いたところ。 17 13の写真の左手小沢の上部である。谷の向こうへは危なくて渡れない。
18 尾根光景。白滝の落ち口へ向かうのは既に諦めている。 19 右手からの尾根と合流した。ここはヤケにシッカリと道形になっている。
20 19を右手に進んで見る。白滝の上部にいけるのかも知れない。 21 写真では分からないが左右はキレ落ち岩が露出した場面なのである。
22 ヤヤ不明だがハッキリとこんなヤセ尾根の高い部分に炭焼き釜跡がある。 23 振り返り見ている。傾斜が緩んだので唐沢峠に向かって巻いて進んでいる。尾根を3本越えた。
24 右に登山道が見えている。遂に登山道に出たのです。左手の斜面をこちらに来た。 25 24から2〜3分か。直ぐに唐沢峠の休憩所でありました。無事の生還です!

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あとがき 昔丹沢の山登りを始めた頃からの事だが、「沢」へのイメージは最悪のものであった。麓に近い地域では倒木があり、ツル性植物や
ブッシュが被り、多数の蜘蛛が巣をかけ、蛇がウロウロしている。 大岩、小岩が行く手を阻み、滝によって行き止まりとなる。
両岸が狭まりゴルジュともなれば生きては戻れぬ、地獄の入口の感じである。ここで落石があったら・・? 「ゾッ!」とするのです。
しかし、しかし、それは素人の浅はかな考えであったのでした。
とはいえ単独で沢に進入していくのは、やはり「大きな危険含み」ではあります。転倒や小滑落の危険はいつでもあります。
撤退の下降はより危険度が増します。沢中より登る小尾根はヤセていて急峻が多いのです。
そんなリスクの大きい「沢」へ何でいくの・・? 「・・・、・・・」 なのです。
余計な能書きはともかく、今日の沢は身近で楽しめる点ではベリグーでありました。