NO117 地獄棚沢ー屏風岩山

2007、09,09 単独
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今日のこの2〜3枚
山腹をトラバースした道が崩壊で途切れ、正面の滝下へ下降する。
降りた沢の右手ガレ沢から滝上へと抜ける。
石英閃緑岩の岩床が見事!見下ろしている。
直ぐ下は二俣となっていて右手に左俣がある。
径路が尾根を乗越す良い雰囲気のところ。
ここでランチとし、この後は正面の尾根へ上った。

GPS軌跡(国土地理院の地図を転用しました)

大滝橋9:30−地獄棚・雨棚分岐10:30−尾根取付10:50−
径路合流ー無名滝ー岩床二俣ーアセビ尾根(ランチ)12:00−
東峰13:10−屏風岩山13:30−仕事道分岐ー径路合流14:20
無名滝ー一軒屋避難小屋14:40−取水堰下(水浴び)−P着16:10
1、マシラ仙人様の最新更新に沖箱根沢が載った。その遡行図に地獄棚の
上部を周回している径路の記入がある。
2、丹沢写真館様の登山中級・世附権現山(屏風岩山、地獄棚)Bの記述に
地獄棚上部に径路があり、無名滝の写真が載っている。(以前から興味津々だった)
上記の記述を見て遂に地獄棚上部に分け入る気持ちになったのです。
前に一軒屋避難小屋の先に「立入禁止」の札がある径路を下見した。

このところ山行から帰り、夜にHPの更新の準備をしておこう・・と取り掛かっても
何故か転送が上手くいかない。時間が経ち夜中になって来ると上手くいく・・。
となれば、転送ピーク時間帯があって上手くいかないのかも知れない。
と云う訳でようやく写真などが入りました。

1 大滝沢本流を渡る石の台に乗っている橋は(四連桟道の下)落ちていたがマスキ嵐沢のここは無事だった。 2 9月6日は9号台風で大荒れだった。折れた小枝などが道に落ちている。寄り道して「涸棚」見物。
3 もう直ぐ一軒屋避難小屋。ビテイで桟道が補強されている。 4 3のエンテイ先で鬼石沢を右岸に渡る。
5 尾根に登ると微かな道。間伐作業の進行中らしい雰囲気・・。 6 ひょっこりと立派な径路に合流。左手に進む。
7 立派な径路にビックリする。 8 最初の小沢を渡る。この下流が「涸棚」だろうか・・。
9 ルンルンで径路を進む。 10 左手下の小沢の反対側に華麗?な滝!
11 急傾斜を付けられている道で沢に下りる。(逆) 12 美滝。右手にガレ沢がありそれを上って左へトラバース(道あり)滝の中段を渡っていく。
13 渡る木橋。 14 上部にまだ滝が続いている。
15 13の先、また尾根を回りこんで行くと綺麗な沢に出た。 16 15の下流を見る。(トップに揚げた写真)実際にここに立つと「ワーッ!キレイーッ!」と叫びたくなる。
17 16の左俣沿いに進むと径路は分岐する。良く踏まれた道は上に上る。直進は微かとなる。 18 17の先で道は沢に下りる。沢上流を見たところ。左手に微かに道形。
19 上って振り返る。なんとテープがあった。 20 径路復活。ルンルン・・。
21 地面は白ザレでアセビの生える尾根の乗越。径路は下っていく感じである。 22 21でランチとし、尾根を登っていく事にする。
23 尾根光景。 24 西の方角。大滝峠方面を望む。
25 尾根合流をしながら上へ。テープがあった。(逆、俺はマーク付けない) 26 植生保護柵に当る。
27 東峰に着く。 28 屏風岩山頂上。誰もいない。ガスって来た。

トップ 丹沢

あとがき 初めて立ち入る秘境地帯。場所からして地獄棚の上である。名前にしても地獄棚沢である!心穏やかに済む訳がない。
前書きに書いたマシラさん、丹沢写真館さん、の他にもS−OKさんの「地獄棚ー屏風岩山・・」の東峰に至る手前の記述がある。
dnさんの06’、12,30「屏風岩山周辺」には地獄棚沢の二俣が載っている。「地獄棚沢左俣」「地獄棚沢中流径路」の記述が
正にここであろうと確信した。18の写真の沢を東峰の鞍部から下りて来られたのだろう・・。
丹沢写真館さんの記述を見た時、正に秘境の中の「無名の滝」に思った。間違えて尾根を下降された・・。俺も同じ道を進んだ気がする。
いずれは地獄棚の下の方より今回の径路の先を確認してみたいものだ。18の写真の先も良いな・・。

余計なアルバムです
A 丹沢湖は茶色に濁っていた。本流も白濁していた。しかし大滝沢は澄んでキレイである。 B 間伐が行われているようだ。今日は日曜日に付きOKでしょう!
C ランチの後東峰に向かって登る尾根。 D 美尾根である。ササ漕ぎを覚悟していたのだが・・。
E ササが出ない内に柵に当り・・。 F 屏風岩山東峰に着いてしまった。登って来た方を振り返り見る。
G 気持ちは大滝峠経由と5分5分だが「ダメヨの方に何故か入るこの習性!」 H この下へルンルンで下りれば往路へドッキング・・。
I モッタイナイような仕事道!俺の花道だな・・。 J ??。どうなってんの!急だよ。道ないよ!
K Jの先でヤヤ焦る狭い沢に降り立ちました。直ぐに下りれない滝!ササを掴んで右より巻けた。この写真はその後です。 L KLともその後のルンルンの場面。この倒木に見覚えあり!ザックの場所が往路の横断。
M 往路の15の場面に出たのです。前方に進めば一軒屋避難小屋。 N ステタロー沢に出たところ。向こうの橋の左に避難小屋。右側前方にダメヨ!の「サガリ」が下がっている。
アルバムのあとがき Jの場面。正に丹沢写真館様のお嬢さんが急傾斜を下りて来られる場面と思います。私は上から撮っている。
GPSには往路が点線で記入されています。後わずかな距離なのです。(往路まで) 沢の下降でした。不安でした・・。
最初の滝が(小滝3mか)さほどの困難もなく巻いて降りれたのはラッキーでした。KとLに至りヤッタネ!でありました。
Mの先少し進むと尾根に上る道の分岐です。丹沢写真館様と同じ過ちをしたのです。正解は「I]の花道に入らず左手に進み、
次の尾根を下る事だったのです。(行く前に検証しないで帰ってきてから検証している、バカな私です)