原小屋沢ー又兵衛沢ー蛭ヶ岳
 NO106  トップへ  山行一覧表

2007、06、03 単独

今日のこの二枚
又兵衛沢らしい。今日は未知のこれを辿り「蛭ヶ岳・北の肩休憩所」を攻略するのだ。
↑足元は原小屋沢である。入る沢は涸れ沢である。緑色をしたスラブの岩盤であり
前方には岩を乗っけた5mの涸棚が見える。進攻開始!
高度1500m辺りが花の満開地点である。ここは市原新道上部であり
この木に感動させられた。 素晴しいシロヤシオの木である。

GPS軌跡(国土地理院の地形図利用)

この拙いHP「俺の山紀行」を皆さんに読んでいただき、本当にうれしいです。
5万のアクセス。夢のようであります。ありがとうございました。
今回はお礼山行であります。多少なりとも皆さんが普段お目にしないところを
ご披露しようと企画しました。
この辺りは丹沢写真館さまのオハコであり「北の肩休憩所」の名称もこの方の
命名と思っております。ここより1470m−ガータゴヤ滝に至るルートも開発されています。
同じルートを、とも思いましたが、どうせなら違うルートの方がより良いと思いました。
沢を最後まで詰めてみたい。右手に登って地蔵ノ頭へでてみたい。
いろんなコースがとれ、選択に迷いました。GPSにより自分の位置は分かっています。
1470mを経由しツツジのトンネルを潜って「北の肩休憩所」に出る・・。
当初の計画通り、これがベストであろうと又兵衛沢より右岸の極上尾根に取り付きました。
その時間にそこにいた、というだけのものです。写真どり、休憩、ルート探索皆込みです。
魚止橋5:45−雷滝7:15−カヤノ沢出合8:30−バケモノ滝ーガータゴヤ滝9:50
鎖の滝上10:15−又兵衛沢進攻10:40−二俣・左尾根取付11:20−1470m12:00
北の肩・休憩所12:30−蛭ヶ岳13:00−市原新道ー雷滝14:30−魚止橋16:00

1 幾度となく訪れる早戸川上流域。 2 木の枝もイナバウアーして俺を歓迎してくれる。
3 大岩の滝あたりであり気分は盛り上がる。 4 雷滝。
左手に道あり越えていく。
5 魚影もはしる。 6 美景。
7 カヤノ沢。 8 これ位が格好の俺の獲物である。
9 バケモノ滝。
これも美滝である。左手に付けられた巻き道を登る。
10 9の背景。
11 三段の滝であり見ているのは一番上段。 12 11の横。崖の途中である。危険な巻き道。
13 向こうにガータゴヤの滝が見えた。 14 今日は右手(左岸)の巻き道を進んでみる。(こちらの方が良い巻き道である)
15 ガータゴヤ滝の先僅かでこの鎖ノ滝。クリヤーして見下ろしている。 16 今までの荒々しさはどうしたの?全然様子が変わります。
17 トップに掲げた写真、又兵衛沢を少し入ったところ。水流なし。 18超自然の源流 域です。
19 地形図の二俣に来たようだ。右手に進めば地蔵ノ頭の更に南のピークへ出る。 20 19の左手。
21 20の左手にこの尾根が上っている。 22 21の尾根に一目ぼれ!登る西側に見える稜線は地蔵ノ頭方面。
23 何と辺りはモミの木だらけ。 24 全く過去の俺には立ち入る事など思いも寄らなかった山域である。
25 雰囲気変わった。立ち木がVサインをくれているのです。 26 次はこんな尾根風景。
27 遂に1470mのピークに達したのです。広々としたこんな平坦地の場所でした。 28 トウゴクミツバツツジでしょうか?
29 これは見紛う事無くシロヤシオでありましょう! 30 花が鈴なりです。「北の肩・休憩所」の直ぐ北側入ったところ。
31 疲れた足を引きずり頂上へ登ります。「小屋ダーッ!」 32 いつもの光景。

トップ 丹沢

あとがき 原小屋沢の核心部「雷滝〜カヤノ沢出合〜ガータゴヤ滝」は俺のとっては難敵である。なんとか通過できているに過ぎない。
バケモノ滝〜ガータゴヤ滝間。一回目はピストン。二回目は通過と2回行っているのにルート不明が二回・・!。真剣にやっているのに
これですからガックリしました。迷うのは沢沿いに突進すべき場所なのか、ザレを上って高巻きに入るのかが不明になるのです。
この辺りになるとご丁寧なマークなど無いも同然です。高巻きだ・・と判断しザレを上ってトラバースに入ります。ダメなのです。バックー!。
ガータゴヤ滝の巻き道を他のHPより知りました。今までの上下は右岸だけです。今日は当然左岸に挑戦したのです。ベリグーでした。
何も鎖を伝って沢の中へ入る事も無かったのです。
ガータゴヤノ滝上、右岸尾根を上って1470mへ・・。最初の予定はそうだったのですが、それは丹沢写真館さまの記述があります。
どうせなら記述のないもう少し上流に遡り、そして1470mに登ろう・・と思い直したのです。
又兵衛沢の入口はやや微妙でした。水流なく、岩も転がっていない緑色の岩盤です。先に涸滝が見え岩が乗っています。GPS、地形図と
にらめっこ、確認します。「ヨシッ!進攻ダッ」・・。魅惑の源流域。この前の鉄砲沢の減流域を更に平たくならした感じで谷間が広がって
います。進んで二俣状。地形図確認後左手の極上尾根に取付きました。記述の通りの「モミの木・美尾根」でありました。
モミの木尾根にブッシュ、ササ、下草など何もありません。尾根は太く自由にどこでも歩けます。上部に至り、ヨメナ?、ユウガギク?の
群生地になりました。ツツジの木も出てきました。美しいのは当然です。1470mのピークで至福のランチとしました。
丹沢写真館さま記述の明らかに人のつけたフミアトとなった・・を見て私も安堵したのです。
ツツジのトンネルとなり、アッチへ、コッチへ・・。ウロウロしまくります。そしてアセビの木を潜って「北の肩・休憩所」征服!となったので
ありました。感激です! 皆様のお陰でこんな事が出来るようになりました。本当にありがとうございました・・・・。
北の肩へ出たとたんに人、人・・。すっかりペースの乱れた俺は写真の撮り忘れ! 北の肩高地の写真はないのです(スミマセン!)
下山を市原新道に取りました。ここは記述するまでもありませんので省略します。蛭ヶ岳の番兵チャンに「ワンワン」で迎えられ、
「ワンワン」に見送られての下山でした。途中のツツジも綺麗でした。保護柵、慰霊碑、中ノ沢方向への分岐・・。白状しますと
このコース、登ったのが一回しかないのです。ですから下ってもみたかったのです。感想は急であっても無駄の無い効率の良い
コースと感じました。