NO100・5 鬼石沢左岸尾根ー畦ヶ丸 |
2007、04、12 単独 |
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今日のこの二枚 |
お待ちかねのトウゴクミツバツツジです。雨棚上のヤセ尾根にて。 |
一軒屋避難小屋の脇を流れる鬼石沢を少し遡ると 左岸に道が上っていく。今日はこれを辿る。 |
ルート概念図。国土地理院の地図を転用しました。 |
春の山は綺麗だ。新緑のもえぎ色に包まれた山は美しい。 その山肌に山桜の花が点々と咲く。崖、沢沿い、ヤセ尾根には紫色の トウゴクミツバツツジが彩りを添える。 このマスキ嵐沢・鬼石沢界尾根は推薦コースに掲げた尾根である。 尾根の取りつきの場所は違うが尾根上に上ってからは一緒である。 イガイガさんが権現山を登られて下山路にこの尾根を下って来られた。 その記述の中、「最後の方で鬼石沢へ下る仕事道を辿った」とある。 これは興味津々、俺は行かずにいられなくなった。 ついでに大好きなこの辺りをまた楽しんでこよう・・。 |
林道ゲート8:40−一軒屋避難小屋10:00−尾根上10:40− 1079m11:40−畦ヶ丸13:00−一軒屋避難小屋14:40−ゲート着15:50 |
1 大滝沢に架かる峰山橋。 | 2 この大滝が大滝沢の名の由来であろう。 | ||
3 良い雰囲気の廊下である。 | 4 ここは既に鬼石沢。雨棚の上流でありヤセ尾根の上から見下ろしたところ。 | ||
5 一軒屋避難小屋が見えた。 | 6 鬼石沢のナメ。中央の木の下にアナグマがいる。何故か平気で逃げない。友達が来たと思っているのだろう・・。 | ||
7 右岸を進んだ道が左岸に渡ると・・。 | 8 これに入り登っていく。(逆) | ||
9 登り切った尾根上。左手から上ったところ。以前はこの後からここに進んで来たのだ。 | 10 進む尾根の右手(東側)を見れば箒沢の向こうに大杉山か・・。 | ||
11 極上の尾根である。 | 12 尾根上の交差点に着いた。 | ||
13 上の方では今三椏が満開でした。 | 14 愛しい権現山。以前登った尾根にブナの木が大きい。 | ||
15 1079mに到着。三回目か・・。病気もいいところだ・・。 | 16 見上げるブナ大木。 | ||
17 この辺の笹はまだ可愛い。 | 18 17の急登を終え尾根に上ったところ。ここは方角が90度折れる。 | ||
19 いよいよ笹漕ぎの場面に来た・・。 | 20 笹に潜り進む・・。 | ||
21 何だ、何だ!オジンヒッコメー! | 22 避難小屋上の休憩所。 | ||
23 小屋を覗いて・・下山に入ります。 | 24 大ブナの倒木。 | ||
25 水晶沢方向へと伸びる尾根が気になる・・。 | 26 いつもの大滝峠上への下り・・。 | ||
27 ステタロー沢のナメへと下りました。 | 28 戻って、戻ってここは峰山橋の取水ダムの横。キレイだよ・・。 | ||
29 ナメを見下ろしながら歩き・・。 | 30 遂にゲートへと着きました。指定席に待つポンコツ愛車です。 |
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余計なアルバムです。良かったらご覧ください。 |
A 雨棚上のヤセ尾根にはトウゴクミツバツツジの花が咲くのだ。 | B 雨棚の向こう側には絶壁がある。そこには細いながらもまず水が流れ落ちている。高さは100mはありそうだ。イガイガさんに「涸棚」というんだよ、と教えてもらった。 | ||
C 一軒屋避難小屋の脇にはステタロー沢が合流している。そこに進入禁止の仕事道がある。俺は別のところから入ったからマ・イッカー。上ってみたらここにもスカイラインが! | D 鬼石沢左岸を上っていったらこんな処にも保護柵が・・。 | ||
E 尾根上部に土留め工事がされている。 | F 尾根を進むとまた土留め工事。ここはコモで覆ってある。 | ||
G ブナ美尾根。 | H この尾根を見て推薦に入れたのだ。 | ||
I dnさんの記述にある西沢・下棚方に行く仕事道分岐。いずれこれも挑戦か・・。直進する尾根道は最初は僅かなフミアトだった。 | J 1079mに立つシンボルツリーだがこんな姿になってしまった。 | ||
K シンボルツリーの根元。地上1m位にキツツキの穴。普通なら人も通らぬ秘境ゆえなのであろう。初回に見た時は感動であった・・。 | L 誰が名づけたか「放浪尾根!」これもまた良いではないか。(私設の標識でありCSCと書いてあった。色が山中に似合わんナ・・。生立ち木にビス止めはイテテだナ・・) | ||
M 水晶沢の方へ下る尾根へ入ってみたら朽ちたブナ大木にこれもサルノコシカケの仲間かナ? | N 左側直進が大滝峠上へ。右手南西側、僅かにフミアトがある。興味津々。 |
ほぼ中央にアナグマです。この撮影前にはハッキリと互いに顔を見合わせているのです。正にタヌキの様な顔にクッキリと縦に2本のスジが入っておりました。 | |
フェースタオルにアッという間にたかる謎の極小生物?!ノミの如くピンッと跳ねています。目を凝らしてその動きを捉えようにも見えま せん。羽が付いているようには見えません。大きさ2〜3ミリです。1ミリ位の小バエを見た事もあったがこれは初めて見た。(知っているお方あれば教えて頂 けたら有難いです)ここはランチした1079m手前にある小ピークでしたが、畦ヶ丸下の笹漕ぎの時、ヤブ内の笹の落葉の上にビッシリといました。 |
あとがき 当たり前の事だが「山歩き」は楽しい・・。今回もいろんな発見があった。
1 今年初見のトウゴクミツバツツジ。 2 (進入禁止)新スカイラインの発見。 3 アナグマちゃんとの(2回目、1回目は雷滝横)対面。 4 (進入禁止)新たな仕事道の登り。 5 思いがけない所の土留め工事。 6 謎の極小生物 7 水晶沢方向よりのフミアト発見(N) S−OKさんが取り付いたと思われる、一軒屋避難小屋手前の尾根取りつきの確認。初めて見た頃の「誰も知らない丹沢」の1079m 辺りの記述の回想をする。1 2000、10、28。 2 2003、04、27。 3 2006、08、05。S−OKさんも三回登っておられる。 今回の俺の記述の中の「余計アルバム・I の写真」と、S−OKさんの上記1 2000、10、28 の山行の中の写真で「金網の左手の踏 み跡に入る」と同じではなかろうか・・。様子の違いにビックリする。 イガイガさんの記述を思い浮かべながらの進行。dnさんの記述を思い浮かべながらの沢や仕事道の覗き・・。実に楽しい。 |