NO98 白水ノ沢右岸尾根ー地蔵平 |
2007、03、18 単独 トップへ 山行一覧表へ |
今日のこの一枚 |
標高1020m辺り。正面の尾根に向かって降りてゆく。右手にも尾根が 分岐している。ここは笹が切れ極上の場面。この先はまた笹との格闘・・。 |
GPS軌跡(加筆) 国土地理院の地図を転用しました |
県境尾根から地蔵平に向かって何本もの沢と尾根がある。 先ず恐る恐る今日のコースに挑戦しようと思い立った・・。 案の定恐ろしい?密藪に阻まれた。マーク、フミアト一切なし。 頼りの新兵器はヤブに脅かされてかまるでチャランポランにいい加減。 運を天に任せて突き進む・・。沢に降りロープも出す。 巻きか、戻りか、懸垂か・・。杞憂に終わったのでありました。 ついてるオジンは今日も何事もなく家に帰着出来たのでありました。 「アア・ハラハラ・ドキドキ・・」冒険心は大いに満たされオーバーフロー! 帰りのコースはひたすら登山道でご満足でありました。 |
水晶橋8:30ー城ヶ尾峠9:40ー下降尾根中間10:40−沢11:30 地蔵平12:50−信玄平14:30−城ヶ尾峠15:30−水晶橋16:20 |
1 水晶橋の指定席にP。 | 2 お久しぶりの登山口。 | ||
3 振り返れば今倉山。 | 4 雰囲気の良い峠に至る尾根道。 | ||
5 崩壊地のところ。丁寧にトラロープ。 | 6 何回来ても良い所だ・・「城ヶ尾峠」 | ||
7 6を西へ緩やかに登ると「城ヶ尾山」のピークとなる。 | 8 ピークの東よりに地蔵平へ下る尾根がついている。道、フミアトなくいきなり笹へ突入してゆく。 | ||
9 地蔵平への尾根と別れ南西へと向かう尾根に乗る。 | 10 最初の急下降が緩みこんな場面に出た。沢越しの向こうに菰釣山と大栂が対峙する。 | ||
11 こんな感じで行けば有難いのだが・・。 | 12 白水ノ沢に降り立ったのです。(11よりこの間はあとがきに記述) | ||
13 振り返り見た尾根の先端。(見た目には分からないが、ヤセ尾根、急、笹薮に獣道・・) | 14 穏やかな沢。(このまま頼む・・!) | ||
15 振り返り見るエンテイ。 | 16 沢が開けたので注意して見ていたら左岸に道がありそうだ・・。上ってみたらこの道路。このまま大人しく戻れば無事の生還間違いナシ! | ||
17 静寂の中に地蔵平。 | 18 「お地蔵様、又来ました愚かなオジンでございます。安全登山だけよろしくお願い致します・・」 |
あとがき 大栂、イデン沢、フジモク沢、白石沢・・。とにかくこの辺りのどれかをやってみたい。結局選んでしまったのが今日のこの尾根。 予想はしていた大笹薮。完全武装故突進に次ぐ突進!しかし方向定まらず右往左往・・。しまいにはマ・イッカーの突進。 目論んでいた898mのピークは見事に外し早々と沢に下ろされてしまったのでした。「ああ、情けない・・!」しかしその分岐たるや 知る人ぞ知る、まるで笹薮の中。頼りのGPSもアッチ指したり、コッチ指したり・・。 思い起こせば下降の途中で俺は左手方向へと進んでゆく。しかし右手の方向にブナを乗っけた立派な尾根も分かれて下ってゆく・・。 間違ったのはあそこに違い無い・・。後の祭りだが悔しいナァ・・。 笹をわけ、獣道を拾い下降していく。左右に沢が下に近づく。不安がよぎる・・。崖に出ないか、滝場に出ないか・・。 既に898mの尾根を外し早目に沢に降りたのは感じていた。となればこの沢は「白水ノ沢」となる。俺の予想の中にこの沢へ降りて しまうのは無かった。しかしこの辺りの記述を何気なく読んではいた。そして顕著な滝場が無いことも分かっている。 ロープを出しピッケルを持ち体勢を整える。 「滝場にならんでくれ・・!」心中祈りながら下降していく・・。沢が開けてくる。左手に何やら見えた。16の林道に上がり生還を 確信したのです。 |
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いつものオマケのアルバムです。良かったらご覧ください。 下の写真からは地蔵平のお地蔵様より後半の戻りコースを掲げて あります。 |
A バケモノ沢を渡り城ヶ尾峠への尾根に取り付く。 | B 尾根に登っていく植林地内の道。 | ||
C 奥の右手は大栂。左手のピークは織戸峠を南へ上った910mピークであろう。手前のピークは富士見峠へ繋ぐ手前のピークか・・。 | D これは歴然だ。菰釣山と大栂。 | ||
E 長い緩やかな植林地の登りを終え笹が出て来て信玄平も近い。 | F ここは見事な大木が続く。 | ||
G 西隣(中央)の尾根が下って行った尾根のようだ。 | H 道の上方を見れば一面の笹の海。 | ||
I 城ヶ尾峠から地蔵平に向かう以前の登山道。強引に崩壊地を横断していく輩もいるようだ。 | J 設えられた細引きの一部はこの状態。「危ない危ない・・!」 | ||
K 木の根のアート。 | L 東の方を見れば「畦ヶ丸」であろう。 | ||
M 城ヶ尾峠に近づくもこの崩壊地。危ない桟橋を渡る。 | N 出ました!城ヶ尾峠に戻り着いたのです。 | ||
O ツルが木に巻きつき同化しながら成長した。 | P 水晶橋のPです。無事の生還です。次回はdnさんのルートであるここより1240mへ直接向かうのだ・・。 |