NO82 女郎小屋ノ頭ー東沢径路

2006、12、03 単独
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今日のこの二枚
P836北側にある「モミの木鞍部」
↓ 鞍部を上がるとこの尾根となる。
↓ コース概念図(国土地理院の地図を転用しました)
↓ コースのポイントを拡大してみました。

「ようこそ!山へ!」、そして「丹沢写真館」さんのお二人の大先輩を俺は勝手に
「師」と仰いでお二人の足跡を研究している。
玄倉川と中ノ沢に挟まれたこの山域は険しく恐ろしい・・。
「ようこそ!山へ!」を手本にこの山域に何回か入り一応は踏破した。
今日のコースは内心恐ろしい。お二人のテキストを研究した。
下山路も選択が難しい。日暮れの早い今、一番の安全コースを取った。
ゲート前ー青崩トンネル・下降点ー尾根取り付きー836p
            9:20     10:13                  11:30
モミの木鞍部ー女郎小屋ノ頭ー東沢ー出合ー県民の森ー立間大橋ーゲート前
                13:00   13:40      15:10          16:10    

1、久しぶりの丹沢湖。 2、愛しい山達が俺を待っているぞ・・。
3、ゲート。左のPに置く。一台自家用が止まっていた。 4、中央に見えるあの鋭い切れ込みは大タギリであろうか。
5青崩トンネルにきた。トンネル入って左の柱にモチコシ沢←と書いてある。
ガレを降りて河原に立ちトンネル方向を見ると→
6、正面の岩場
が「仏岩」かな・・?
7、右岸屈曲点先端。中央に階段が見える。 8、7の階段を登っていく。痩せていて急である。
9、ようやくホッと一息つける所にでた。8からここまでは急である。 10、右手、崩壊地の上に出た。
11、幅広のゆったりとした尾根である。ここは極上の場面。 12、こんなキレイな紅葉もあった。
13、遂に左手よりの尾根と合流した。柵もついている。 14、右手の柵の中が836pらしい。ここで小ランチ。
15、西側は手入れのされた植林地であり気持ちが良い。山々の同定も楽しい。 16、左とセット。
17、ピークより柵沿いにそのまま西側に急下降していくと・・、この扉があり倒木がある。この場面写真館さんの記述でバッチリ! 18、倒木を越えると両方柵となり間を進む。フミアトは落ち葉に隠れて殆ど不明。左手の柵は無くなりそのまま巻き進む。
19、今日一番の問題地点である。下方に鞍部らしきが見える。 20、「モミの木」の鞍部。ヤッタネ!ここに到達できるかどうかが問題であったのだ。
21、うれしさのあまりバチバチ撮る。降りてきた方を振り返る。フミアト無いも同然。マークナシ。 22、大タル丸方向を見る。
23、上がった尾根。HP先人のお二人ともここを掲げられている。白ザレのキレイな尾根である。憧れであった地に俺も来れたのだ・・。 24、23の後、本尾根に取り付き急登をこなします。モミの大木が立つ肩状の合流点を過ぎまだ登っていくと・・。
25、石が点在していて「ヤッタ!頂上ダ」と思ったのですが”NO”でした。 26、まだ登っていきます。時折まばらなカレ笹は出てくる。
27、今度は本物です。”バイヤリース”オレンジジュースの缶がありました。
記述の事を忘れ、俺はどっちへ行けばいいんだ・・?。
28、少し休み、地図を広げ下山のことを考えます。大タギリ方向は危険です。大石山方向は大変な苦労です・・。東沢乗越方向にこの赤マークがあった。
29、東沢乗越方向へ進みキレットを一つ越えます。次のピークを右手に進めば「裸山丸」。地図を見て左手の尾根を一発下降スベシ!・・。中央右手に見える黒い穴が東沢の平常の水源地です。 30、右手のヤブ尾根から下りました。今立っている後ろに29の湧水池の穴があるのです。「ヤリマシタ!ミニ冒険」ショートカット成功です。
31、東沢の下降。カッコいいナメ滝の上に来た。(良さが伝わらない・・) 32、小川谷の出合。うれしいナァここに立つのは5回目か・・。
33、ここですヨ!。
S−OKさんとの出会いのステージです「欅平」。
34、中ノ沢径路を喜びいっぱい!ルンルンの心で戻ります。
35、無事の生還です。この先に県民の森。 36、立間大橋の上から玄倉川の下流を望みました。
旅の終わりです。

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あとがき 険しい山域のしかも本稜線から派生する名も無い尾根を登ろうと言うのだから、それは無謀であり、危険である。無事に戻って 当たり前。間違ってドジれば「あの大馬鹿が・・」ともの笑いのタネになる。俺はオロカであるからヘコタレナイ・・。決死の覚悟で挑戦するのだ・・。
闇雲に突進はいけない。十分に研究するのだ・・。取り付き点の候補は2つあるが「仏岩」のロケーションを川から眺めていないのでこちらを取った。前の会社 の山仲間であったMさんが同僚何人かと共についこの前ここを訪問されたのだ・・。Mさんは俺のパソコンの先生でもある。当然Mさんはここのロケーションを 素晴らしいビデオに仕上げられた。それはプロそのものである・・。俺もここを観ずにはおられない。
S−OKさんはこちらから登られている。取り付きに階段があるというから(邪道だが)ベリグーだ。崩壊地もあった。急登もあった。カレ笹も分けた。モミの 木も出てきた・・。メモを見、記述を思い起こしながら登ってゆく・・。柵に出会い836pに着いた。一番の問題はこの先にあった・・。
S−OKさんも確認に時間をかけられた処だ・・。俺は果たしてクリヤー出来るかどうか・・?。写真館さんの記述をメモしてある。大いに参考になった。S−OKさんが鞍部を透かして読み取られたところ・・。俺も同様に必死に窺がった。
「モミの木の鞍部」そこに降り立ち俺は感動した。これで半分は成功した。 女郎小屋ノ頭に立った・・。下山は最安全コースを取った。
余計なショートカットの冒険はご愛嬌であった。何回か訪れている湧水地に降り立ちビックリした。(思わずニンマリ。ヤッタネ!)
次なる機会には1031p大タル丸より北西に伸びる尾根、これをやってみるゾ・・。
この山域だけでも次なる課題はいっぱいある・・。「東沢乗越ー大石山」「玄倉川ー裸山丸」「女郎小屋沢右岸尾根」etc・・。
「山神峠(サンジン)」北西側に連なる尾根がある。峠の直ぐ北西にある954p。このピークから南西に進んで鞍部がありその先に歩いた862p−
856pと続いている。その時に見た954pの南西の肩に登っていくブルドーザー道らしきを発見したのだった。いくらブル道とはいえ「エー!こんな上ま で!」とビックリしたのだった。青崩トンネルに向かって歩いている時右手に入っていく林道がある・・。「コレダ!」いずれ探検にいくゾ・・。

余分なアルバム
A、後書の最後に書いた林道と思われます。(いずれのお楽しみ・・) B、「コレハ!」かまぼこ板で無いから峠専門店さんでは無いかナ。このルートも行ってない・・。
C、トンネルに数歩入ってからこの表示がある。 D、行かれた人にはお馴染みですが東沢の水源です。写真では分かりませんが、生まれたての水がコンコンと流れています。
E、中ノ沢径路の出口付近。ハッキリと靴の跡・・。 F、ヤヒチノ頭へ繋ぐ尾根の下にある山ノ神。
(俺もここから登らねば・・)
G、廃車がある先の沢への下り口。 H、Gの写真の中央にこれがある。懐かしい!息子に援護を頼み大タル丸を成し遂げたのだった。
Hについて。 S−OKさんの「2005、04、24・御料林径路ーワナバノ頭」を先生にこのコースをやったのだった。そして大タル丸を征服出来たのだった。 その後にはS−OKさんとの欅平にての感動の出会いがあったのでした・・。
大タル丸の稜線などにも同様の案内が掲げられています。私製のものは明らかですが奇篤なお方がおいでのものです。ありがとうございます。しかし、このコー スは物好きコースであり初級コースではありません。柵乗り越え、ザレ地の急登、その先進めばロープにすがるキレット越え・・。
ワクワク、ドキドキの冒険ルートでありまともではないと思います。推薦コースにはとても入れられません!。
B、の写真のところを入ればS−OKさんの「2004、11、03・御料林径路ー芋ノ沢ノ頭」のコースとなる。写真Hの反対側だ。 アア・・ここも課題として残っているのだ・・。