NO78 大室指ー大室山 |
2006、10、28 単独 |
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今日のこの一枚 |
GPS軌跡(国土地理院の地図を転用しました) |
大室山。標高1587m・・。丹沢の北西部を支配する主である。 大きな尾根を5〜6本巡らしその上にいばっている。 何処から登っても楽ではない・・。何回となく登ってはいるのだが、 ルートは北方向に伸びる3本の尾根以外である。 道志川沿いに国道を車で走る時、嫌でも大室山に登っていくその 長く、急な尾根が目に入る・・。「アノ尾根ニダケワチカズクマイゾ・・!」 時は移り、何故か今日はそれに登ってゆくのです・・。 |
大室指ー大室沢左俣右岸尾根ー茅ノ尾根1131P−大室山 |
8:45 11:00 12:30 |
大室山頂上ー雨乞石ー椿分岐ー大室沢ー大室指 |
13:00 13:50 14:40 |
地図と軌跡と自分の歩いた感覚と全然シックリこない・・。 GPS軌跡は電波ロストで谷底の方はまるでダメ。地形図には左俣に水流が 長く入っているが4の写真の様に直ぐに終わっている。 |
1 林道を山に向っ て歩いて行く。 |
2 林道が植林 地に入って直ぐ に大室沢を渡り 終点となる。 右手の植林地に 入ると左手直ぐ そこにはこの 沢が流れている 。 |
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3 植林地の中に 少し進んでみたが 道らしきは無い。 マ、イッカーで この沢沿いに上っ ていく。 |
4 昔はワサビ田 だったのかも知 れない。3の少し 上で突如水の湧 き出る沢の誕生 地。 |
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5 4の左手には この尾根がある。 下りのルートに このコースを取ろう と思っていたが 登ってしまえ・・。 |
6 注意しながら 暫しの急登。 小尾根上のコブ に立つ。ヤブが 無く気持ち良い。 |
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7 いつもの事です この季節はこの 「葉っぱ、 フミフミ・・」 が最高なのです。 |
8 「・・ヤッパシ !デスカ・・」 |
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9 緩傾斜となり 広々としたブナ林 となる。 |
10 ブナの墓場 を思わせる。 |
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11 「ナンダ、ナ ンダ、オヤジヒッコ メー!」 そんな声にも へこたれず図々し いのでありました。 (たまにお許し 下さい・・) |
12 頂上です。 この手前にお一 人がランチ中。 向こう側にお二 人がおいで でした。 |
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13 椿に向うから 「椿尾根」(仮)にし ましょう。 又ブナ美林を通っ ていく。 |
14 テープ、フミ アトを追いながら 下りていく。 急だ!・・。 振り返り見ると 丸太階段が残っ ているのが見え る。 |
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15 地図上に記入 のある 「雨乞石」 手前には古ベンチ 。これは上から見 ている。 |
16 回りこみ下 りて、下から岩を 見上げたところ。 |
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17 ガンガン下り ます。 |
18 エアリアに 記入のある椿 分岐のところ。 |
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19 尾根を離れて 下降に入るところ。 マークや道型は シッカリしている。 |
20 道があるか ら良いものの急 である。 |
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21 20の下で水 の無い沢の源頭部 に降り立つ。 そこにこの小さな 案内板。墨は足し ておいた。 |
22 道形など 不明である。 マークはあり。 |
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23 いくらも下って いないがもう立派な沢の流れとなっ ている。 |
24 右岸の尾根はまだ高まりが かなりある・・。 |
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25 遂に元の林 道に戻り出ました。 (出て来た処を 振り返り見る) |
26 ちゃんと俺 の帰りを待って おりました。 (右手の道から 下りて来て正面 の方に帰る) |
あとがき 地図上の山紀行を見れば明らかに此処を敬遠しているのが分る。「登りが長い!急だ!・・」そんな女々しい泣き言が許される 訳が無い・・。覚悟を決め標高差1000m以上に臨んだのでありました。 ルート取りは固く心に決めたものではありませんでした。漠然と破線尾根(雨乞石経由)で登り、下降に茅ノ尾根、1131Pから大室指に 向って下りれば良いか・・。位に思っていたのです。結果は・・。ひたすら「ラッキー!!」でした。下降では失敗したと思います。 (GPSがバッチリ働けばOKですが、当てには出来ません)小尾根の分岐、分岐は難解と思いました。登りながら万一の「敗退下降」の 時の為自分だけに分るマークをしました。(密笹薮が何時現れるか多少の恐怖はありました)(杞憂に終わり幸せいっぱいでした) 茅ノ尾根からはマークが出てきました。フミアトは微かです。RFは少しは必要です。頂上近くのブナ林は素晴しい!。ブナ大木終焉の姿 はアチコチにありました。「象の墓場」を思い浮かべました・・。美林の中を歩き回り思わず役にも立たない写真をバチバチ撮ってしまった のです。この目にする光景は実に何とも云えません。ついつい興奮して己の恥かしい姿まで撮ってしまったのです。 登りの急登。下りの急下降・・。当たり前ですが・・。写真に撮っても良く伝わりません。何枚も撮ってはあるのですが採用するのは グッと控えてあります。尾根合流地点などもそうです・・。このコース実に立派な「登り・下り」でした。 椿分岐のところ。古い標識が立っておりました。標識と実際とは、立っている場所からしてシックリとは来ません・・。椿方向へは尾根通し に・・。大室指へは右手に分かれていく形の所です。尾根から離れて植林地内を下降する道は、仕事道が付けられているから良い様な ものの、もの凄い傾斜のところでした。(写真19・20) エアリアの大室沢に入って尾根取付のところ。不明瞭と書いてある。確かに・・。しかし分ってしまえば何でもありません。私の下降ルート を登りに取る場合・・。25の写真で中央に入って行きます。導水設備に沿うように植林地の中央方向に進みます。すると道型、マークも 出て来ます。中央部にも小沢が現れ渡ります。山に向って右手に取り付いたところの沢がやや離れている。左手にもハッキリ沢が流れて いるのが分る。道は右手の沢に沿って登っていき、涸沢となって尚も進むと21の写真の所に出て、右手の植林地に取り付くのです。 俺は25で入らず、林道がもう少し先まで入っていた為進んだ。そこより上に入ったので左手の沢沿いへと行ってしまった。ワサビ田の跡、取水設備、湧水の源頭部・・。ワクワクしながら進んでしまったのです。 左手を見ればキレイな尾根が上っていく・・。「これ行きましょう・・」と云う訳でした。 |
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