NO65 中ノ沢左岸尾根ー蛭ヶ岳

2006、04、30 単独
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2万ヒット、御礼山行第2弾であります。
今回のポイントは原小屋沢から中ノ沢を上り、水晶崩ノ沢中間尾根を
市原新道合流まで未知尾根を辿ることにある。

これを登ったテキストを見た事は無い。
地形図見ても迷う所無し、一本道だろう。
多少傾斜は急だろうが登る分には「OK!ヨ…!」

上記の部分、大きなミステークがありました。
「これを登ったテキストを見た事は無い」、失礼をば致しました。
私の尊敬、崇拝しているHP先人のお一人、
「丹沢写真館」さまの記述にしっかりと載っておりました。
これもシッカリ見た筈なのですが「ボケオジン」故お許し下さい。
このミステークは「しんご」さまよりご指摘を受けました。
「ファン」の皆様に謹んでお詫びと訂正を致します。

下山路に直ぐ隣の白馬尾根を降りてしまった。
これは不本意であります。頂上ベンチに着いた時、一転俄かに掻き曇り
怪しい雲行きになったのでありました。それで早目に降りたのです。
魚止橋ー伝道ー雷平ー中ノ沢ー尾根取付ー市原新道合流ー蛭ヶ岳山頂
    (7:10)              (9:20)            (12:00)
山頂ー鬼ヶ岩ー白馬尾根ー雷平ー伝道ー魚止橋
                    (12:40)          (15:30)
GPS軌跡
国土地理院の地図を転用しました


久しぶりの
魚止橋。その横
にある高い
堰堤。

これはビックリ。
一寸ご無沙汰して
いたら林道の
崩壊が整理され
車が通っていた。
ここは終点の
伝道。

雷平だ。
正面に白馬尾根。
辺りは今が
芽吹きの世界。

中ノ沢出合。
左手が中ノ沢。
支流の方が沢床
が高いというが
確かにそうだ…。

中ノ沢を上って
いく。

右手、水晶崩ノ沢

6の写真の中央、
ここが尾根の
取付だ。

登って行くと微かにフミアト状あり。

尾根が広がると
フミアトは無い。
10
丹沢三峰がまだ
あんなに高い。
11
気分は最高!
素晴しい尾根だ。
12
いよいよ極上の
世界に突入です。
13
バイケイソウの
芽吹きです。
14
足元を良く見ると
キクザキイチゲ
です。
5〜10センチの
愛らしい花ですネ。
15
遂に市原新道に
合流しました。
16
いつもの光景で
ありますが…。
これ姫次方面。
17
丹沢三峰方面。
18
奥、丹沢山。
中央が鬼ヶ岩。
中央右手奥が
不動ノ峰だろう。
19
小屋に挨拶により
多少のお金を
落としてくる。
山ヤの命の拠所
だ。当たり前の
事…。
流石にGW。
計20名はおいで
だった。

蛭ヶ岳頂上ナリ。
20
雲行怪しくそう
そうに立ち去り
です。
ルンルンの稜線
漫歩です。
21
稜線に咲く
コイワザクラ。
22
鬼ヶ岩の崩壊地。
23
22の写真の鬼の
角の少し先で
白馬尾根に入る。
少し降り、振り返り稜線を見上げ
たところ。
24
白馬尾根の核心部に入ってきた。
ここは解説する
までもない。
25
自慢のツツジも
まだ固い芽で
あった。
26
アセビのジャングル、ブッシュ帯の
急坂も過ぎ、遂に
植林地の上端に
至った。
27
この前の榛ノ木丸
だ。なぜか愛しく
思えるナァ…。
28
急傾斜の植林地。
道もキレイだ。
29
原小屋沢、大滝
沢出合です。
ヤッタネ!
一周したぞ!。
30
早戸川本流の
渓谷美を楽しみ
ながら戻って
いきます。

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あとがき いよいよ巷はGWに突入した。俺たちの稼業にとってはどうにもならない「魔のGW」である。しかし反面堂々と夜の稼業を休
めるのだ。それも良いではないか…。PC三昧も良し、畑三昧も良し、それに山三昧も良し…。
前夜(29日、緑の日)は仕事は休業。よって日曜日の30日の朝は5時起きにて出発出来た。一路宮ヶ瀬へ、早戸川へ…。国際マス
釣場は既にかなりの人が入っている。ゲート通過!。「ちょっと待った!」。例のチェックであった。ご苦労様です。
アッチにもコッチにも釣りかバーベキューの人か、車が止まっている。魚止橋手前にあったゲートがさっきの所に移設されたと言う事を
何方からか聞いた。よって魚止橋に着く。橋を渡った先の左(俺の指定席)は既に間に合わなかった。橋の手前の膨らみに3台目として
止める。いつものショートカットで上がり林道を歩いて行く。…?崩壊地の岩が転がってナイ!。乗越すようにではあるが車OK!である。
伝道に着く。2台止まっている。「イヤー、参った、マイッタ!」俺のナワバリなのに何時の間に…。知らんかったナ〜。
中ノ沢は実は昔仲間と二人で入り、上部に至って泥カベのU字溝を進んだ時だんだん恐ろしくなって来て「戻りましょう!」と見事に
敗退したのでした。今日はそこに至る前に左岸の尾根に逃げるのです、ルンルン!。
思い起こせばその頃は沢を「詰めるか敗退か」で自在にどこかへ抜けよう、なんて器用な考えは持っていなかった。
岩クズをどっさりと押し出している水晶崩ノ沢。呆れる様だ。尾根取付。ここからが本番だ!。
一本道、危険地ナシ、ヤブ、ブッシュ殆どナシ。上部に至ってからはルンルンの世界。メルヘンの世界。その人の感じ方によりましょうが
ブナの大木。地を這うような小笹。バイケイソウの一面の芽吹き。マルバダケブキの芽吹き。俺には素晴しい世界でありました。
逆コースを考えた時、かなり難しい気がします。広い堂平で方向失うと同じ様なことに思います。フミアトは一切ありません。立木に
古いスズランテープがタマーにありました。
市原新道合流後はいつものハイキングと一緒です。ルンルンの景色を堪能しました。白馬尾根のツツジはまだ2〜3週間早かったです。
その下、植林地の中の道。整備されて(仕事道)以前とはエライ違い、歩き易くなっています。枝打ちがなされ明るく気持ちいいです。