NO60 マスキ嵐、鬼石沢界尾根ー畦ヶ丸 |
2006、03、21 単独 トップへ |
お彼岸の中日である。先日お墓参りも済ませた。畑の準備もタップリやった。 今日は祭日であり夜の仕事はお休みだ。心おきなく山が出来る…。 昨夜の仕事もありスタート遅い。それでも大滝林道ゲート前を10:40出発出来た。 最高なる山日和…。ルンルンで出発だ。 予定したのは登りも下りも未知なる尾根。果たして、果たして…。 (1079pの後鬼石沢への径路を下りる積りでしたが、直ぐに下りるのが 惜しくなり畦ヶ丸頂上へのササコギの格闘をまたやりたくなったのです) |
大滝橋ゲートーマスキ嵐沢ー尾根取付ー尾根合流ー径路合流 |
(10:40) (11:40) (12:50) |
権現山、畦ヶ丸尾根ー1079p−畦ヶ丸頂上ー一軒屋避難小屋ー大滝橋 |
(13:35) (14:40) (14:15) (17:15) |
GPS軌跡 |
国土地理院の地図を転用しました。 電波の乱れ無修正。中央は使わなかった下山予定のルートです。 |
1 大滝橋を少し入ったゲート前にP。 いつも置く定位置 だ。 |
2 下15mにはエンテイ、滑滝が続く 。ここは大滝沢 下の廊下だ…。 (勝手に命名) |
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3 何回来ても気分 の良い大滝沢プ ロムナード。 |
4 マスキ嵐沢沿い に入りジグザグ に高度を上げた 後トラバースに 入る。1本目の 尾根の先端を巻 く処。顕著な獣道 、これは使える… 。予定はもっと先 だがこれより入る 。 |
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5 枯れ笹を分け、立木に掴り身体を 引き上げる急登 の後まともな尾根 の様相となる。 |
6 急勾配であっても 正面から撮ると 良く表現出来ない 。振り返り尾根の 下の方を見た所。 赤帽標石のある 正しい尾根でした 。 |
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7 尾根上のコブに 乗るところ。 ヤレヤレ…。 |
8 右手直ぐ隣には 権現山。 |
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9 新たな光景…。 尾根漫歩。 |
10 読み取り標高 900m。避難小屋方向からの 尾根と合流した。 (左、手前から。 今上って来たのは右手から) 標石がある。 立木の向こうへ 北上して行く。 |
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11 気持ちの良い 尾根漫歩。 右手に権現山。 左手は畦ヶ丸に 登る登山道のあ る尾根が登って いく。 |
12 これはアートだ! |
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13 開けた明るい、気 持ちの良い尾根 です。 ○秘のとっておき の尾根の一本に なりますネ。 |
14 そして遂に左手 鬼石沢から上っ て来た径路と 合流しました。 |
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15 径路を辿り北へ と登って行くと道 は別れました。 (分ったぞ、S−OKさんUPの巻き 道だ。俺は堪え切れずに途中の尾根を降り失敗した のだ) (05’7,3。 マスキ嵐沢) ここは直進。 |
16 権現山と畦ヶ丸を 繋ぐ稜線に乗ります。 (05’7,24。 畦ヶ丸) 2回目に来た時 は尾根通しに進みここに出れた のです。 |
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17 2回訪れた 権現山。 今日はパスだが 又行くヨ…、右手 の尾根ヤルんだ もんネ…。 |
18 1079pに向って 尾根漫歩だ。 アレレ前は右の 道は無かったぞ。 これは仕事道。 惑わされては なりませヌ…。 直進!。スズラン テープアリ。 この先ヤブ道。 |
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19 また来てしまいました。実に愚かしい事です。 バックは畦ヶ丸。 「1079p」 知る人ぞ知る 秘境の中に立つ ピークです。 |
20 ヌヌッ!足跡が。 2日前か?小さ いから女性かも 知れん。俺の助 けを待っている かも知れん。 勝手な妄想を しながら進む。 |
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21 出ました!以後は ルンルンの尾根 漫歩はありません 。ササヤブとの 格闘です。 |
22 …ですか。ヤッパリ。…でしょうネ。 |
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23 格闘本番です。 障害物を避けて ケモノ道も右へ 左へ…。 |
24 笹盛平とも云うべきササに覆われ たコブを越えれば あと一モガキで頂上に出れる。 ササトンネルに 潜ってモガキます 。 |
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25 抜けました! |
26 もう一枚。 畦ヶ丸頂上です。 時既に14:40。 誰もいない。 |
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27 ボロボロだった 丸太階段道が 整備された。 ありがたい。 |
28 下って、下って… 着きました。 大滝峠上。 |
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29 ステタロー沢です 。(逆方向) ここも結構長い 沢沿いの プロムナード。 |
30 お久ぶりの 一軒屋避難小屋 。 |
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31 トラバースの桟道 も新しくなって いる。有難い。 |
32 車に無事に 戻れました。 今回も良かった。 感謝です。 |
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あとがき 丹沢に於いて、ハイキングとして登山を楽しむ時、当然の事として権現山(箒沢)は権現山のピストン。畦ヶ丸へは大滝峠から 、ゼンロクのタワから、モロクボ沢ノ頭からと登るのが普通だ。それ以外から登るとしたら沢登り、ヤブ尾根登りしかない。それは正常で は無い行いであり、危険に満ちたものである。誰しも危険なことは避けたい。死ぬかも知れないのだから…。 しかし世間は広い。いろんな事をやって退ける人がいるものだ。崖登り、沢登り、ヤブ尾根登り…。登山道に慣れ、地図も研究して見慣 れるといろんな尾根も目に入って来る。PCが手に入り、先人のHPなるものを始めて見る。何とそこには「驚きの世界」があったのでした 。S−OKさんの「誰も知らない丹沢」がそこにあったのです。 権現山と畦ヶ丸を繋ぐ尾根…。地形図を良く見る。テキストを良く読む…。俺に出来るだろうか…。不安ながらも先に掲げた2回により 1079p〜畦ヶ丸のオロカコースを成し遂げたのでした。感動の未知なる尾根、不安な進路分岐、恐怖の密笹。挑戦と格闘…。 誰も通らない尾根を一人で歩いて行く。ワクワク、ドキドキ…。初めて見る感動の光景。今回の未知なる尾根。不安もあった。 しかし、杞憂に終わった…。ヤッタネ!。また一本いただきダ!。13の写真の前後は信じられないような気持ちの良い尾根でした。 |