NO57 菰釣山ー大栂ー水ノ木沢

2006、03、05 単独 トップ

ここのところ小さなピークや峠に終わっている。
猟期も過ぎた事だし西丹沢へ行ってみよう…。

となれば表題をヤルッキャない。おまけを付けて水ノ木沢へ降り
また登り返しをやってみよう…。ややキビシイが
時間に余裕さえあればやれない事は無いだろう。果たして…。
道志(白井平)Pーキャンプ場−前ノ岳ーブナノ丸ー菰釣山ー大栂
      (7:50)           (9:30)      (10:45) (11:45)
水ノ木沢ー東自歩道ー油沢ノ頭ー北尾根下降ーモチハギ沢ーキャンプ場ーP
 (12:45)      (16:30)          (17:00)      (18:00)
GPS軌跡
国土地理院の地図を転用しました。
補足のページ
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白井平、スカイバレーキャンプ場入口。
この左手にP。

キャンプ場が終わり山道を登っていく。

ジグザグに高度を上げていく。
ここ苦しいが頑張
りどころ。

振り返れば御正体山が立派だ。

ここ自慢の富士山。

ここのカラマツ
林は立派で
美しい。
丹沢では珍しい。

積雪10センチは
楽にある。
バージンロードは
楽しい…。

前ノ岳。
2回目の訪問に
なる。
懐かしい…。

前ノ岳から東自歩道の稜線までこんな尾根道を20分
位セッセと歩く。
10
出ましたネ。
一段落だ。
東海自然歩道。
11
目の前のピークが
12
菰釣山西ピーク
でした。
(本峰の頂上写真を撮り忘れ)
13
眼下に広がる展
望です。
中央に1192pが見える。ピークの
右手の鞍部かその
上辺りに降りた沢
から又登り返す
のだ…。
西丸ー東丸のスカイラインが懐かし
。い
14
もう一度見て下
さい。

これより 菰釣山ー「大栂」ー水ノ木沢 編

15
入口にテープの
マーキングがあった。しかしヤブ道
突入したらフミアト不明?。
16
西側に1回引き込まれそうになる。方向定まり
身の丈の笹をこぎながら下っていく。
S−OKさんの写真と同じだ。
思い出す。
17
大きな笹が終わり
ホッとする。
ゆるく登って行き…
18
なだらかなピークとなる。
 
 「大栂」です。
遂に俺も来れました。感無量。

この周りにある
小笹は何て
可愛いのだろう
。お昼にしよう。
19
織戸峠に向わず、
S−OKさんの記述
にあった「西に下りるフミアトがある」
今日はそれを行ってみるのだ。
20
尾根として分り易い。マークも
ある。笹は左程
でもない。道と
してはナシ。
21
沢音が近ずき急傾斜で沢に降りて行く
22
最後の下降点
にマークと植林
の看板。
ところが…。
23
その下は崖だった。お助けロープにて
降りる。
24
05’4、17
「東丸ー水ノ木沢」で1回来た
事があるのだ。

これより 水ノ木沢ー油沢ノ頭ー白井平 編

25
水ノ木沢の沢登り
の始まりだ。
26
滝だ。
登れない。巻き。
27
何が見えますか。
28
前回の写真は
良く撮れている。
階段の滝(仮)
29
気持ちの良い
沢です。

巻きが3〜4回
ありますが慎重に
通過すれば
OKでしょう。
30
また来たいナァ
と初回に思った
のでした。
それが叶ったの
です。
嬉しい…。
31
水流細くなり
源流が近くなる。
尾根への取付点が
近くなったゾ。
32
前の写真の後
試練のモガキを
やりまして抜けて楽になった
ところ。
上部に見える尾根、左手1192pから来ている。
33
32の写真、尾根に
上がり右手に進む
ことしばし…。
遂に東自歩道に出たのです。
(前回と同じ処)
34
キャンプ場へ下降するのに
1200pを経由
してみる。
油沢ノ頭、ここ
下降点。
35
前方の奥が稜線。
1200p近辺の笹
コギはハイレベル
であった。
(キビシかった…)
この下山路はお勧め出来ませんネ。
36
かすかな
フミアト。
モチハギ沢に向ってガンガン下る。
37
沢に降り着き、キャンプ場に向って
下り始める。
振り返り見たところ。
38
キャンプ場に着いた。P迄あと
少し。

良かったナァ。
キビシかった
ナァ…。
久しぶりにムチ
が入ったナァ。

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後書き 予定したコースを歩くには家で朝までのんびり寝ていられない。前夜仕事の後、頑張って出発、道志の「道の駅」へ泊り込み…。
睡眠3時間、ヤヤ苦しいが頑張るしかない。スカイバレーキャンプ場の入口にPさせてもらう。キャンプ場の看板には登山者は通行禁止
と書いてある。(スミマセンが通らせていただきます)(今管理人はいない)
キャンプ場から上った展望地からの光景は申し分ない。今倉山、御正体山、富士山…と云う事なし。前ノ岳手前のカラマツ林、純白の
バージンロード、以前1回来た事のある懐かしい前ノ岳。気分はルンルンだ。東自歩道に出たら、流石にトレースはガンガン付いて
おりました。菰釣山本峰には先客一人居られてランチ中。挨拶後一っ話。F町の金沢さん。ありがとうございました。
富士山を望む絶景地。素晴しい…。西の丸ー東丸を繋ぐスカイライン。眼下にこれから向う1192mの尾根。大栂への入口にテープあり
。フミアトなし。笹に分け入っていく。方向不明…。フミアトは雪に覆われ、笹は雪を乗せて斜めになっている。フミアト乗るとホッとするが
直ぐに失う。GPSに方向導かれる。やがて不明帯をぬけハッキリした尾根となり笹の上に顔が出てる感じで進んでいく。
大栂到着。ヤッタネー!。嬉しい。感動だ。愚かなヤブ道。何が良くて…とも思うが、何となくたまらないのだ。秘密の地点に到達した
達成感だろうか。「師」のトレースに別れ、書いてあった「水ノ木沢へと降りていくフミアト…」。これに入っていく。尾根はハッキリしている。
マークたまにある。フミアト殆どなし。笹も問題なし。
沢への最後の下降点は3〜4mの崖だった。トラバースは危ない。この時の為のロープの出番。ロープダウン…、OK!ッと。
ここの沢登りは楽しい。27写真のお魚見て下さい。呼んでおりますヨ…。巻きは適度の緊張程度かな。
前回は左岸の尾根に取り付いた。今回は右岸に取り付いてみる。ハナから笹を漕いでの登り…。試練…、モガキ…。ヘルメットを被り
強制換気のゴーグルを付け、ヒィヒィ、ハァハァモガキ登っていく。実に愚かな行いに自ら呆れる。これは格闘だ。気合だ、気合だ!。
此処の場面が本日のメーンイベントであるのだ。笹がきれ32の写真になった時ヤッタネ!だった。1192mからの尾根に合流し稜線
手前の笹を漕いで前回と同じピークに出たのでした。
問題の下山路です。無難なのは当然右に進み登ったブナノ丸からでしょう。時は4時。油沢ノ頭からの下降はヤヤ勝負ダ!のところが
ある。ルートは作成してあり快調にGPSも作動している。笹の状況が不明な点。中間位で右手に折れる場所の注意。問題は2点だ。
最近の俺は少し生意気になっている(反省)。ヤッテヤレー!。急下降路に突入。昔は破線ルートになっていた。時折テープもある。
1200mピークまでに鞍部が2回見て取れる。急下降が終わり鞍部に近ずいた辺りから恐怖の笹出現となった。
短く終わってくれー!。悲痛な願いだった。2mを超す笹。雪が乗りシナッテいる。フミアト不明。潜り込み、乗っかり、分け進み…。
生意気に天罰が下ったのだ。直ぐには終わらない、長い…。救われるのは方向が殆どハッキリしている事だった。
笹を抜け1200mピークに着いた時、「生きて帰れる」と確信した。(少しオーバーだナ) モチハギ沢に下りる尾根3方向ある。何れも
下れるのだろうが破線ルートは真ん中のようだ。作成ルートもそれに沿うように作った。見た目は不明だった。矢印方向を確認しながら
下降に入った。中位に育った檜の植林。小さな尾根だ。足元のブッシュは刈られている。ひたすら急下降が続く…。
直ぐ下に沢が見えた。ヤッタゾー!。テープがある。道型もある。これを辿れば朝尾根に取り付いていった分岐点に出る筈だ…。
17時半になる。キャンプ場に着き生還した喜びに浸りながら最後の休憩をしたのでした。