NO54 玄倉ー山神峠(サンジン峠)

2006、02、12、 単独 トップ

此のところの山行によりこの辺の空白域が大分埋った。嬉しい。
しかし、「山神峠」が残っている。これは悲しいことだ。行かねばならぬ‥。

小菅沢の右岸に連なっている立派な尾根。これもついでにやらねばならぬ。
上天気なれども雲はかかると云う。気温はビシッと丁度よい。
「まさか、峠だけで戻ったんではあるまいナ」…。
そうなんです、峠だけで戻ったんです。軟弱にてスミマセン。
玄倉ー小菅沢右岸林道ー塔ノ平ー蕗平橋ー山神峠
          (11:00)        (12:00)     (13:50)
862p北東鞍部ー856p−646p−上水槽ー玄倉
         (14:10)          (15:00)     (16:10)
GPS軌跡
国土地理院の地図を転用しました。


今日は玄倉です。

林道を辿り進む。集落の先へと回り込んで高度を上げたところでゲートとなる。
(逆方向)

下には小菅沢。

中央右手のピークはこの前の日影山。

林道を左に少し入って見たら古道があった。

犬の散歩の如くあっちウロウロ、
こっちウロウロ。
ようやく蕗平橋
に着きました。
ミラーのところが登山道入口。

橋から見た上流。
エンテイのオンパレードです。

ローマ字付の標識。

8の写真から峠までは300m近く登る事になる。
沢が下の方に離れた。
10
三俣がふくらんできた。
11
いよいよ山道となる。石垣が積まれたりハッキリと古道の形が残っている。
ガレの横断もある。
12
峠まで250m。沢の向こうに巡視路が付いている。
13
一見墓場の墓標みたいだ。実際ここに髑髏が枝に刺してある。
写真に撮ったが
UPは止めよう…。
14
遂に着きました。「山神峠」
S−OKさんのUPで何回も読んでるところです。
15
お賽銭を上げよ〜く安全登山を願いました。
16
境隧道〜伊勢沢ノ頭。良く分っております。いずれやらせていただきます。
17
ここは広い峠です。神様、標識、テーブルと揃っておりますが何せお客さんは少ないのです。
18
登った道を戻り
テープ、フミアトより954p先の鞍部へとラクチンを謀る。
19
954pと862pの
鞍部にでた。
20
御料林の石柱らしい。
21
石棚山稜か…。
22
何と顧みた954pにブルの道が上っている…!
23
尾根上にはネット
が張られている。
24
862pに至った
みたいで平坦となる。
25
尾根とも言えず広くなりフミアトも不明。こっちかナ、こっちかナ…で進んでいたら扉あり。
26
25の後もあっちへ引き込まれそうになり、こっちへ引き込まれそうになり、電波途切れるGPS持ちながらヨタヨタ進む。
27
646pに至りジグザグに降りていくと
この看板。
玄倉の発電所に
落とす水の水槽だ
ナ、見にいこう。
28
フミアト2〜3分。施設が見えた。隙間から不法侵入。
29
可愛らしい水槽です。初めて見させて貰いました。
30
逆に見たところ。
トンネルも大きいからあれも水槽だネ。
31
降りて見た。
地下水路か…。
今までの謎が解明
されました。
32
振り返り見る下降点。林に埋って見えないが
小沢に当たって
沿って出れました。
33
戻りました。
34
やりましたねー!。未知のルートや新発見。
良かったゾー!

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後書き 以前は苦痛でしかなかった林道歩き。「師」の影響を受け次第に浄化されたらしく「苦」にならなくなった。それどころか楽しむようになった。素晴しい事だ。(「師」に感謝しております) この辺りも生意気な俺は「軟弱コースは後回し」とばかりに歩こうとしなかった。
今までの自分が如何に愚かであったか思い知るのでありました。(反省、日々反省) 小菅沢の上流域も荒れておりました。これでもかのエンテイの波。その気持ちも分ります。蒼崩れのボロボロ地層でありました。
秦野峠林道の無かった頃の古道を見ました。山神峠の神様にも「目どうり」叶いました。良かった…。ようやく叶った。下を通るユーシンへの林道が出来る以前の古道。「イニシエ」を感じました。ユーシンへ「道しるべ」はあれど「崩壊通行不可」とは書いてあります。
太くて立派な862p〜856pの尾根。大きく育った植林。その中に行く手を阻む不用のシカサク。多少は方向不明になりました。
気にはなっていたこの尾根。いただきました。ごちそうさまでした…。