NO45 地蔵平ー富士見峠ー織戸峠ー水ノ木 |
2005、12、23 単独 トップへ |
2005年の収めの山行は言うまでも無く表題コースしかない。 健脚なお方なら何でもないこのコースだろうがオジンの俺にはキビシイ コースではある(泣き言か…?)。しかも地蔵平から936p迄は 俺にとっては未知のコース。ヤブ大有りにガイコツ付きと云う…。 夜中に出発してまた山北のコンビニ泊。浅瀬を9時出発とする事が 出来た。今日は祭日に付き猟も入っている様だ。 富士見峠までの未知コース、織戸峠に繋ぐ未知、且つ困難コース 果たして無事に一周出来るや否や…。首尾良くいけばオナグサミ…。 俺としてもこれは甘い気持ちでは出来ません。 性根すえて懸からねば…。イザ、勝負だ…!。 |
浅瀬ー地蔵平ー878p−富士見峠ー織戸峠ー織戸沢ー水ノ木ー浅瀬 |
(9:00) (13:20) (14:30) (16:00)(17:40) |
GPS軌跡 |
国土地理院の地図を転用しました。(無修正。沢の中は電波ダメでした) |
1 また来てしまった浅瀬です。 |
2 途中にある感じの良い沢。俺の写真ではダメダ。 |
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3 830pか、前方にカヤトの尾根が見えて来た…。 |
4 法行橋。ここまで来ればしめたもの…。この先で猟の人に注意を受ける。 |
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5 法行林道入口〜千鳥橋間は初めてのコース。このダムも勿論見るのは初めて。次とセット。 |
6 山奥にこんな立派なダムがあるなんて…。 |
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7 「千鳥橋」です。また来れた…。人様のHPを見ているだけの頃は一つの「憧れの場所」であった。 「千鳥橋」いい名前だネ…。 |
8 7の写真、千鳥橋の手前20mに細い尾根の突端が降りている。フミアトもある。思い出したゾ…。「師」がここから830pに取り付いて行かれたのだ。 |
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9 830pが立派に大きい。 |
10 前方奥に目指す「富士見峠」への稜線が見えて来た。ワクワクするぞ…。 |
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11 「お地蔵さま、またやって来ました。愚かなオジンでございます。安全登山だけ宜しくお願い致します…」。 今日は賽銭も上げました。 |
12 地蔵平の広場の奥に県境尾根が見えている。 |
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13 少し戻り地蔵さん前の植林地より川を対岸に渡る。 生意気な俺は古道のマークのある対岸よりのコースを探索するのだ…。 |
14 突端らしきザレをヨイショと登るとこのマーク。尾根筋や境界沿いに続けて打ってある杭だ。フミアトもある。OKだぞ…、ソレッ!登ろう!。 |
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15 急傾斜の植林地を登っていく。「何だ…?」。「アレーこれは古の部落の人達が使っていたテレビのアンテナです…」(に違いない) |
16 尾根に乗った。振り返ると二本杉峠と権現山だ。 |
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17 荒れた感じの尾根だ。フミアトも無いと同じ…。 |
18 出たー!藪だ!。この後試練の楽しいヤブコギをいたします…。 左手にはネットが続きます。そこには鹿の骸もありました。 |
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19 中央にこの前辿った830p〜富士見峠の稜線が見える。 アレを歩いていた時こちらのコースを見て「キレイな稜線だな…、歩いて見たいナ」と思ったのだ。 |
20 モガキのヤブコギは終了したようだ、ヤレヤレ…。しかしヤブこそ無けれど打ち枝散乱の歩きずらい道。 |
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21 大栂と菰釣山。 (右とセット) |
22 県境尾根の一番右手の方に城ヶ尾峠がある。 |
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23 この前来た 「富士見峠」 |
24 この先行き止まりの林道を「織戸峠」に向う。これよりまた未知のコース。Y−Kさんが通られたばっかりだ。「師」のレポのメモを良く見る…。 |
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25 メリット5の看板がある林道屈曲点。そこよりヤブっぽい尾根に突入して行く…。「ナニ、このヤブは…!」 心細いフミアト。尾根を辿る。 ネットに当たり右手の植林地を強引に下っていく。 |
26 沢に降りた。「アッタゾ!青のテープ」。(前の写真の木の根元) そして対岸に台地状。レポの通りだ嬉しいナァ…。 マークもいろいろ付いている。 |
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27 台地状からフミアトを左手に登っていく。古道のようだ。 そしてザレ地の横断。これは一番なんでもない処。 |
28 トラバースしながら登っていき、「織戸峠」に出る。 「感激ナリ!」 終わった訳ではないから手放しでは喜べぬ。 |
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29 織戸沢の下降の始まりだ。 |
30 振り返り降りて来た峠を見上げた所。かなりの急斜面。ギャップが落葉に隠れて危ない。 |
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31 この前通過した地点に合流し、なおも下る。前方にこの前尾根に取り付いて登りに懸かった所に来た。 |
32 沢が開け上に林道のある気配がする辺りでフミア トに乗り林道終点に上る。目の前右手に降りると沢。 |
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33 この前辿った道を逆に戻っていく。 林道のショートカット道に入り上のネットの角に当たった所。ネット沿いのヤブ道を下って行く。 |
34 沢の出合に降りつく。渡って振り返り見たところ。今日はステッキを使いながら飛び石伝いに直に渡れた。 |
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35 林道から一歩入って作業小屋の上の所。立派な鳥居が立つ。 |
36 参道つき。 お賽銭を上げ 「安全登山」を祈願します。 |
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37 「水ノ木橋」です。 時すでに16時。 最後の方は暗くなるでしょう…。 |
38 この前山神峠から下って林道に出た所です。 GPSに次の目標地点を入れては残りの距離を見て歩きます。 「エッサ、ホイサ…」 |
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後書き 冬至の翌日である。浅瀬出発が9時。俺のペースでは戻る頃には暗いかも…。 大又沢沿いの林道を歩いて行く途中で猟の車に追い越され、注意を促される。大又沢のダムが立派で感心した。トンネルで他所からもここに水を集め又他所に送っていく。
千鳥橋手前のS−OKさんが辿られた尾根を発見して嬉しかった。峠に上るコースをどれにしようか迷ったが、地蔵平のお社やハンバのあったという林から沢を 渡った所…、古道のマークのあるところ。その辺りから取り付くことにした。他のHPの記述ではシキリ沢のエンテイの上から取り付いている。(生意気な俺故 他のコースを辿ってみたい…) 上った尾根のヤブ漕ぎ…。阻むカヤ。その中に潜むイバラや枯れ木…。強制換気付きのゴーグルが威力を発揮してくれる…。もがき進む。気がつけばポケットのボールペンなし、ザックの外に付けたボトルもなし…。鹿のムクロもあって「ゾゾッ!」。伐採後の尾根上。 明るく、ヤブコギよりずっとましだが快適な稜線漫歩には程遠い…。何も意識しないまま(ここがノーテンキな俺特色)936pに着き…。 「ン?、分岐だ」。この雰囲気だと右だな…。テープもある。「ン?フミアト何処?!」。植林とヤブ…。進むべき方角も分らない…? ここで初めて「GPS」を登場させます…。今何処にいるんだ?。黒の三角印はある、確かに…。しかし現在地の辺りの等高線が複雑でどこがどこやら訳分ら ん。ならば拡大して…。分らん?。辺りの景色による判断は…?。愚かな俺のこと、話にならん。少し焦ってくる。 とにかく方向定め「こっちでいいだろう…」の方にミツヤブ突入…。ほんの暫し…。「林道ジャン!!」何か虚を突かれ茫然です。 恥ずかしながら林道に下りてもここが何処でどうなっているのか訳分らないのです。左手に進んで見ました。すると…。「アレー!この前 法行沢へと下りに取ったコースの入口ジャン…!」。紛れも無く立木二本に大きく赤丸。ここで全て納得いきました。「恥かしい………」 気を取り直し「先にいかねば…」。富士見峠に当然立ち寄り、撮影だけして織戸峠に向う。荒れた林道。「師」が辿られ、Y−Kさんも辿られた…。感慨深 い…。間もなくのメリット5。降りていく。「何このヤブは…」。手入れの無い植林地。尾根に僅かなフミアト。顔の高さの枯れ枝が顔や目に危ない…。記述に 沢音がしてくるとあった。「確かに…」。サクに当たり右に植林地を下る。そして沢。「エーと…何か無いかな…」。ありました!。青色テープ、対岸の台地 状、フミアトらしきもの…。「ヤッター!」この時点でこの山行一周の山旅の成功を確信したのでありました。 この後は記述の通りです。 織戸沢への下降はやや不安もありましたが「崖や滝は無い」との事はほぼ間違いなさそうなので下降に入りました。ザレを慎重に下り沢床へ。落葉がギャップを 隠している…。慎重に…。沢合流地点に着いた。この前ここも通過したのだ…。そしてこれには入らず大栂の方へと進んだのだ。ここには赤テープを俺には珍し く3個サービス…。下ってこの前取り付いた尾根登り口確認。そして右手に出て来る 林道への登り口。ここにも1個サービス。林道に上った…。危険は終わった…。無事に帰れそうだ、ありがたい…。 春さんに教えていただいた「水ノ木の山神様」。鳥居付きの参道付き…。立派さに驚きました。 この山奥にも人の生活があったのを感じました。作業小屋は今でも現役らしいのにビックリです。 戻る長い林道歩き。ナビに打ち込みます。「土沢出合、1,2キロ」、近ずいてくる「ピピッ」。「目標地点です」の表示。 次なる「山百合橋、950m」…。途中であと何メートルかな…で残りを知る。やはり便利だ…。 暗くなった。猟を終えた人達が何グループも追い越していく。 既にヘッドランプで歩いている俺の脇で一台が止まった。 「オッサン、(自力で)戻れるかエ…?」。いかにも朴とつな呼びかけだが気性の荒い猟師さんらしい…。 「ありがとうございます。大丈夫です…」。嬉しいではないか…。猟師さんにも「他人(ひと)を気遣ってくれる」お方がいたんだ…。 「芦沢橋」の先だった。心温まる思いにホッとしながら歩いたのでした。リンゴの丸かじりを楽しみながら…。 今日の山行、とても腰を落ち着けてのお昼は望めなかった。小休止のとき口に頬張っては先へと進んだ(それにしても遅い…?)。 |
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