NO31 竜ヶ馬場(東尾根、仮称)

2005、9、12 単独 トップ

「ヤブ尾根塾」の免許皆伝?を「師」より頂き、舞い上がり状態ではある。
少し格好良いのをやっつけたい…、なんて生意気心を起こしたのでした。
ここ(表題)をやるには「キュウハのゴルジュ」を突破せねばならん…。
研究を重ねる。何とかなるかも知れん。行って見よう…。
塩水橋ーキュウハ沢出合ーゴルジュ敗退ー支尾根越えー本命尾根取付
      (8:30)                                (11:00)
竜ヶ馬場ー塔ノ岳ー新大日ー長尾尾根ー上ノ丸ー本谷橋ー塩水橋
        (14:00)                      (17:30)
四町四反沢とキュウハ沢の出合より竜ヶ馬場までのGPS軌跡。
国土地理院の地図を転用しました。電波弱い所はトラックが飛んでいます。

本谷川。昨夜はタップリの雨だったみたい。水流多い。 お天気良すぎるぞ…。三角沢ノ頭が見えて来た。林道をひたすら歩いてゆく。
出合に着いたぞ…。右岸を第一エンテイの上まで行く。ヒルがいるのを読んで知っている。 河原に出る。これは第二エンテイ。ヒルチェックしたら大小5〜6匹おいででした。瀑水の直ぐ右手に入って行きテスリを登る。
エンテイが終わりここはゴルジュに入る手前のところ。敗退して又ここに戻って来る。その間の記録は夢中で何も無し…。ここで頭を冷し検討して左手の斜面に取り付く。 何とこの沢は「四町四反沢」。右に見える尾根の少し上から降りた処。通過出来なかったキュウハ沢の方を見ている。ここの処は別に記述。
相当時間ロスをしたがツイテルオジンは何故か目的だった尾根をルンルンで登っている。 奥は長尾尾根。手前が三角沢ノ頭尾根。まだ下の方だネ…。
気持ちの良い尾根をひたすら登る。概ね幅広でヤブナシ、悪場ナシ。マークナシ、フミアトナシ。見えているのはケモノ道。 緩急織り交ぜ,樹相織り交ぜ、標高800〜1500までひたすら上って行く。最上部の辺りはヒザ位の笹を漕いで進む。
登山道に出た。テーブルは「竜ヶ馬場」の休憩所。 塔の方に進み振り返りみる。
まだハイカー何人もおいででビックリ。 「命のより所」、また主とニャンコの顔を見ながらコーヒーを一杯頂こうか…。15時近い。
今の時期のお楽しみ…。すっかり熟したグミは甘くて美味しい。 表尾根を塔ノ岳から新大日に向って行き長尾尾根に抜ける時、巻道らしきフミアトがある。今日は入ってみた。これは一番良い状態。後はダメ、止めた方が良い。
工事中に付き迂回路。 ほぼ終了した崩壊地の補修。
三峰をバックに上ったのはどの尾根だろうか…。 何回も通過するのどかな長尾尾根。この辺は良い雰囲気…。
ここは上ノ丸。今日こそここよりショートカットに挑戦するのだ。(この時のために前に下から上ノ丸へ登ってみたのだ) 研究の成果により、ここのショートカットが出来る様になり嬉しい。急斜面につきコケたら終わりです。
雨量計尾根の入口。時間が遅くなって来たから今日は本谷橋へ降りよう…。 恐れていた事が…。沢沿いのコグサの道…。凄い!。橋を急いで渡り、ジックリ「ヒルちゃん取り」20以上いたネ。

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あとがき 頭に書いた「免許皆伝」はジョークです。とんでも無い事で す。常に「遭難予備軍」の俺は初心で行動している。自分でも可笑しい位に予備食、水を持ったり。救急薬や予備衣料。もしもの時の脱出用品と小道具。デジカ メ、ケータイ、GPSと持てばそこそこの重量になる。時には自問自答する。「こんなに要らないんじゃないの、少し重くない?」。「山へ楽をしに行きたいの かオメーは…」。「チ、チガウ半分は己の鍛錬だ…」。「ナラ、何も云う事ネーベエ」。とは云え常識範囲+沢、ヤブ対応が少々です。
この尾根については紹介が無いのだ。チラッとどこかで読んだ時に雰囲気の良い尾根。ヤブ、悪場が無いとあったのだ。問題はゴルジュの先に尾根取付があると 云う事だ。沢の項で研究した。通過出来るかも知れない。とにかく見てみなければ。かくして…。敗退…。(言い訳でありますがこの沢だけに遊びに行ったんな らもっともっとやります。荷の大半はヤブ尾根紀行なのです)
云ってみれば「何処にでもある尾根」といえば云える。しかしマーク一切無し。フミアトも無しは貴重ではなかろうか。下の方に植林地マークが付いているが殆ど無かった。800〜1500は登りでがあるが直ぐに終わらないのが又良い。
見にくいですがおよそ分って下さい。エン テイは高いがシッカリした足場が作ってある。小沢が右岸より合流する処。沢の中央が深く掘れて水はその中だ。岩の上は休憩適地。簡単に尾根に登れる。容易 に目の下に流れる四町四反沢に降りられる。この辺り「水遊び」に来て戻るのも悪くなさそう…。阻まれた憎い「ゴルジュ」。悔しいから今度は上からロープ垂 らして遊んでやろうかナ…。(イカン、イカン。謙虚ニ、謙虚ニ…)。