NO30 (源蔵新道ー経角沢)−檜洞丸 |
2005、8、28 単独 トップへ |
2005年の夏が終わろうとしている。ヤケにムシ暑く、カラッと晴れた日は少なかった。 それでも夏は夏で良い。山でまず凍死の心配は要らないのだ。 沢に入っての水遊びも良い。思いっきり何回も行きたいと思っても現実に 行けるのは2〜3回。生活に追われている立場では仕方がないか…。 |
「師」S−OKさんの辿られた経角沢、早く俺も辿って見たい。 機会が巡って来た。しかし25日に襲来した台風の影響が少し気にかかる。 以前山の神、息子と三人で登った源蔵尾根。一人で静かに味わいながら登りたい。 金山谷乗越より下降し、経角沢出合より仲ノ沢乗越へと登り返す。 そして檜洞丸〜熊笹ノ峰〜ヤタ尾根〜神の川。 我ながらこのスバラシイ名案ルートに酔いしれる (仲ノ沢乗越に出れたのか…?)(マズイ…出れなかった) |
神ノ川ゲートー広河原ー源蔵尾根ー稜線ー金山谷乗越ー檜洞沢下降 |
7:45 11:30 |
経角沢出合ー経角沢遡上ー檜洞丸ー熊笹ノ峰ーヤタ沢下降ー神ノ川ゲート |
12:30 14:35 17:15 |
GPS軌跡 |
神ノ川の園地を望 む。赤いペンキの橋の右手にP。 |
「曲橋」のところ。綺麗な小滝だったのに無惨 にガレに埋もれてしまった。 |
||
広河原に近ずいた。正面右手に登っていく尾根が「源蔵尾根」だ。 | 河原に降りてゆく処に前には無かった「お手製案内板。有難うございます。 | ||
三つ目のエンテイの右岸に尾根取付がある。フミアト、マークもある。 | 檜の植林地に取り付きひたすら上ってゆく。 奥のトンガリは 「蛭ヶ岳」だ。 |
||
休みを入れながら 一歩一歩登り詰める。植林地の終わりだ。これからはルンルンの自然林だ。 |
残念。全然上 手く撮れない。 この尾根の一つのハイライトの場所なのだ。 凹地に下りてこちらに上って来る。 |
||
崩壊地の上に出た。これからもこの尾根のハイライト…。 | ザレ、ヤセ尾根 が続く。前回ここで野ウサギの 子供を見たのだ。今日はいないかナ…。 |
||
稜線の登山道に出た。 | 乗越に付けら れた木道。ここでお昼にした。 誰にも会わず 静かだ。 ここより下降開始。. |
||
下り始めはパッとしないガレ沢だ。 振り返り見たところ。 |
いきなり沢床から水流が現れ る。 |
||
良い雰囲気になって来たぞ…。 ルンルン…。 東沢(小川谷、支沢)みたいだ。 |
大きい出合に出た。S−OKテキストにある 「1:1の出合」とあるところだ。 ペイントのマークとやらは見当たらないネ。 右手が降りて 来た沢で左手の経角沢へ遡上する。 |
||
これは素晴しい「キャンプ適地」だね。 | ミニゴルジュ。 | ||
水は澄み、岩は苔むす。 | 上質な「日本庭園」。(S−OK さんの受け売り) |
||
「人には添うてみろ、馬には乗ってみろ、沢には入ってみろ」(俺の勝手な言葉)正にそのとうり。こんな綺麗な沢がここにあるなんて…。 | 水流無くなり涸れ沢の詰めとなる。そういえば「中ノ沢乗越」はこのままでいいのかナ…。 | ||
振り返ると、あれは 「同角ノ頭」だナ。 |
詰めの最終。 急斜面を慎重に。 |
||
登り着いた所は檜 洞丸の木道部の南 端であった。 |
丹沢に咲く花の うち、この丈の小さい「シモツケソウ」。 これがたまらなく「好き」なのだ。 |
||
いつもの木道。 「マルバダケブキ」 の花はおしまいだ ネ。 |
誰もいない 頂上。 |
||
良く山の稜線上で 目にする光景。 |
「ユウガギク」。 季節は秋の部 に入って来た んだネ…。 |
||
「熊笹ノ峰」の鞍部。 ここからの下りは 「超楽しい?」のだ。 |
ヤタ尾根の下 り標高差900 mはあるだろう。 |
||
林道に降りた。まだ 終わりでは無い。 後350m位降りね ばならない。ツンノメリそうな急降下が続く…。 |
終わったネー! 振り返り見る ヤタ尾根…。 超満足の心で ノンビリ車へと 戻ります。 |
ページの頭へ戻る | 山行一覧表へ戻る | トップページへ戻る |
あとがき 経角沢へ行きたい。どこから入ろうか。台風の直ぐ後だ…。源蔵新道は久しぶりだしいいなァ。彦右ェ門谷は支沢だし広いし 渡るのに問題無いだろう。植林地の登りが終わればこっちのもんだ。ルンルンの尾根漫歩。アセビの林。見事なブナ林。崩壊地上の ヤセ尾根。この前は子ウサギだったが今回はヤマドリが飛び立った。 檜洞沢の下降。激しい出水の後でガレ沢がえぐられている。水の湧き出し…。旨い!。タンクに満たす。東沢を思わせる渓流の下降。 この自然美…。幸せを感じます。やがて出合へ…。至福の休憩の後「経角沢」の遡上へ。 |
良い感じ!。綺麗な沢…。来て見なければ分らんもんです…。危険もなく…。水流は豊富だ。本流を遡る。仲ノ沢乗越は左手にどこか で曲がるようだな…。マ、イッカー本流をこのまま行って見よう。ガレ沢を詰め、枝尾根に乗り、飛び出た処は「ツツジ新道」分岐点の 少し上でした。檜洞丸のハイライト「ブナ林の木道」の南端でありました。 |
テキストがあればこそ…。S−OKさん、他の先人の方々の情報のお陰でまた一つ丹沢の素晴しい一場面を見る事が出来ました。 ありがとうございました。感謝、感謝…。 |