NO21 大タル丸

2005、4,30 同行、息子 トップ

玄倉川(御料林径路)−芋ノ沢ノ頭ーワナバノ頭ー白ザレのピーク
オオタギリー大タル丸ー女郎小屋乗越ー女郎小屋の頭
東沢乗越ー東沢下降ー小川谷出合ー県民の森ー出発点

丹沢山塊の中でも最悪の悪場とゆうこの領域、一人で分け入るのは
ヤヤ恐いのだが息子の同行を得た本日、張り切って挑戦です。
4、24。S−OKさんが誘導してくれたが如く、御料林径路から芋ノ沢ノ頭
のルートのUPがあった。ヤレうれしや‥、これはグーだぞ。
04’10,23。04’11,3。S−OKさんの大タル丸コースをシッカリ
読んでポイントをメモし難コースに備えます。
名実共に「花のGW」。山肌は淡い新緑に染まりその中に
ヤマザクラ、ミツバツツジの白やピンクが一際美しい。
今日もまた感動の場面を求めて出発だ。

西丹沢県民の森に向かう仲の沢林道。廃車の車がある先に玄倉川への下降点。(6:20) 玄倉川の河原を上流に向かって進む。
左岸を進むとハッキリと階段道の入口がある。登ってまもなくシカサク、これは2番目。 ジグザグ急登をこなした後白ザレのヤセ尾根となる。雰囲気の良い登りだ。
アッケナクとゆう感じで芋ノ沢ノ頭に着く。(7:40) キレイだ!。逢えました。今年も。
丹沢に咲くピンクのミツバツツジです。
又来ました。ここがワナバノ頭でいいのかな。ゆったりしたブナのピークです。(8:40) 大タギリを示す手製の案内。
マシラさんの名前が‥。俺に云わせればこの人は「仙人」だ。 遂に俺も来たぞ。
「白ザレのピーク」
多くの人がガンガン訪れる人気のピークはそれはそれ。
秘境の中に静かに佇む名も無いピーク‥。なんて味わい深いピークだろう。
来れて嬉しい‥‥。
(9:10)
満開のアセビも素晴しい。行く手に大タル丸が直ぐそこだ。 オオタギリの通過だ。懸垂下降の用具を使って下りるんならいいが、トラロープのコブを頼りの腕力下降ナリ‥。
チョットしんどいデ。
降りたら登るのだ‥。ここも「腕力イリマッセー」。
この後の登りが要注意なのだ。
浮石、枯れ木‥、シマッタは効かない。
「大タル丸」。嬉しいナァ、俺も来れたねー。ピークは実に穏やかだ。
(10:00〜10:30)
ヤセ尾根、キレット、ピーク、と繰り返してゆく。 お手製の案内。
ありがとうございます。注意書きはこのコースには不要でしょう。不注意でこのコースに入る人は皆無でしょうヨ。
ヤブ道。 小キレット。
命がけキレットの通過。
「女郎小屋乗越」
俺はラッキーな男だ。ここには無い筈のロープが付いている‥幸せ‥。
設置者のお方に感謝いたします。ここがNO1に悩んでいた処でした。
取りあえず上に上がった所から見る山肌の光景なんだが俺のチャチイ写真ではダメだ。
実際は「えもいわれぬ美しさ」ナリ。
ほぼ危険地帯は終了した。
女郎小屋の頭に
着いた。
(11:10)
S−OKさんのUPで何回も見たこの看板。俺も遂に見ましたよ。
まだキレットの
通過が出てきま
す。
アセビのトンネル尾根。
モチコシ沢の頭
に着きました。
(12:15)
この後ミスコース
したのです。
そしてその結果
が大きな幸運に
結び付いたの
です。
東沢乗越に着き
ました。3回目の
訪問です。
昔は恐ろしくて近
ずく事も考えられ
なかったのに。
「何でなの」
「S−OKさんの
せいなんです」
東沢へ下降です。
恐怖はありません
。通い慣れた道の
感じです。
(アホカ!)
実際にはカッコイ
イ小滝なんですが
、見えませんネ。
ヤッタナァ‥!。
小川谷の出合い
だ。今日の山行が
ほぼ終わったも
同然だ。
沢ヤさんが下から
上がっておいでだ
清水の小川が流れ
る「欅平」。
満足感いっぱい。
時は14:20。
慌てる必要何も
なし。のんびりと
お茶してたその時
、「感激、衝撃!」
のドラマが始まった
のです。
(ウワーッ!何て
こったーッ!)
後述させて下さい。
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あとがき。  欅平で「もぬけの殻」状態で息子とお茶。離れた下の方をさっきまで同様にお茶していた「沢人」グループが帰路ルートに
入っていかれる。 「ン?単独山人が‥」。 (こんなコースに珍しい。足取り軽やかスッ、スッ、スッ!。 「オヌシ、デキルナ‥」)
身なりは、ナイトかジェントルマンか。ビシッ!と決めて一分の隙も無し。 反面、超ダラシナク、デレーッとした格好の俺の前でそれでも足を止めて下さっ た。  「今日は‥、どちらからですか?」いつもの俺のノーテンキな質問が始まった。 「経角沢ー仲ノ沢乗越‥」これを
聞けば十分。バリバリのバリルート派を即理解。「頭の中、電流駆け巡り、ヒョッとして‥」。  あなたは?ときた。「大タル丸ー東沢‥」
「ヒョッとしてM−Kさんでは、私はS−OKです」。  「ヒェーッ!、ウワーッ!」「お師匠さんだー!」。 即立上がって強引握手‥‥。
振り返り思えば03’3月「弁天オグシ尾根」をきっかけに「誰も知らない丹沢」を知ったのでした。そこには俺が行きたかったバリルートが
満載状態。 「ヤッホー!メッケタゾー、先生も決めたぞー」。 以来アレやりました。コレやりました。ルンルンの日々が始まったのでした。 人の迷惑カエリミズ「SーOKさん」「S−OKさん」
その憧れのお方「S−OKさん」が目の前に‥。 「お願いです、S−OKさんこの後どーしても私に付合って下さい。そして送らせて下さい
」。 強引な私の申し出に当惑なさったS−OKさんだが、「分りました、では」と云って下さったのだ。  それからの俺は自分でもセーブ
が効かない状態となり、ひとりハシャギまくりだったのです。
俺の人生の中で、今日のこの出会いは忘れ得ぬ最大級の出会いとなった。 S−OKさんありがとうございました。
このご覧の通りだったオジンをこれからもどうかよろしくお願いいたします。